あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

降ったり、溶けたり

2018-02-14 06:51:22 | 季節は進む
1月も末になると日差しが徐々に温かくなってきて、数年ぶりの寒さとは言っても寒の終わり頃には暖かくなってきていると思うようになって来ました。それにしても寒気が居座っているときには朝晩を中心に氷点下の寒さなのですが、日中は日も射してかなり暖かくなってきています。

もうそろそろ黒白フィルム現像と考えて、バルクフィルムを購入して新しく作った現像液を使ってスタートします。何しろ日中が氷点下の温度ですから、室内の温度が20℃までなかなか届かないので、現像液を温めてタンクに入れても直ぐに冷めてしまいます。思った時間で現像できませんので、1月中は現像を諦めていたというわけです。

それにしても、日中の気温が上がってくると夜の間に10cmほどの雪が降るのですが、日中気温が上がると直ぐに雪が溶けてしまいます。雪が溶けて来ると一斉に除雪を始めますから、あっという間にアスファルトの路面が見えてきます。日中は濡れ雪といって直ぐに溶ける雪が降りますので、積もるまでも無く溶けていくような感じです。

地球温暖化の影響で、とかく雨の降り方や雪の降り方が多くなってきているように感じます。一気に来ますので処置がなかなか間に合わなくて、車が渋滞してしまいます。スーパーなどの駐車場には雪が背丈以上に積みあがってしまって、これは4月頃まで残ると思っています。今までは3月頃にほとんど雪が消えてしまいましたので、今年は少しびっくりといった感じです。

写真を撮影するとなると、この時期はやはり雪が題材になりますので、木々が雪の衣を被った景色を撮影するのですが、暖かくなってくると寒いうちに撮影しなければチャンスを逃してしまいます。朝御飯を食べていい景色と見とれているうちは良いのですが、直ぐに雪が落ちて枝だけになってしまいますので、あまり面白くありません。

コンクリートの塀にも、吹き付けた雪が模様を描くのですが、これは木の枝以上に早く溶けてなくなってしまいますので、見つけたら直ぐに撮影という事を行っています。時間との勝負みたいな感じで、撮影を簡単に終わらせてから除雪作業という事になります。休日の日中は主に除雪作業で、休日明けは腰が痛いという事になります。

雪だ雪だといいながら、除雪もしながら撮影を行なう季節ももう後半です。もう直ぐでこの様な景色もあまり見られなくなって、春が少しずつやってくる感じです。春の花が咲き始めるまでは太平洋側の雰囲気で、所々に雪の山がありますがあたり一面冬枯れ状態ということになります。なんとなく殺風景であまり被写体になるような草木が有りません。枯れた草木は雪に押しつぶされていますから、あまり目立たなくなっていて、景色を撮影してものっぺらぼうの風景では、あまり面白くありません。

遠くの山の雪景色撮影に切り替わっていくのも2月かもしれません。反面遠くを眺めて健康ウォーキングといった感じで、2月の休日は過ぎていきます。今年はいつまで雪が降るか、今の時点ではかなり寒そうですが、意外と春が早くやって来そうで、今からわくわくして待つ雰囲気です。

それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。


AsahiPentax ME XR Rikenon L 50mmF2
撮影データ:1/125sec F5.6 Fomapan100
寒さに耐えるひいらぎなんてんの木です。白から黒に至るトーンの変化がなだらかで、思わず描写を見直した一枚です。
コメント
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