倉庫住居化計画

素人が“住まい”について考えに考え、辿り着いた倉庫暮らし諸々。

背面式キッチン。

2005-03-30 | 倉庫住居化計画
今回は台所について書いてみますか。

今は対面式キッチンが多いですね。

家族と会話を交わしながら…が 今の理想的な家族のあり方のようです。少し前まで、台所に立ち、家族のために手間ひまかけることこそが女性の仕事だったように思います。でも、家電や調理器具がものすごく便利になって、インスタント食品も開発されて、台所の機能は まるで指一本で完結するまで進化してきたかのようです。

そうなると台所は料理をするという単一の機能だけでは もはやその存在意義を失ってしまう?
何が言いたいかというと、「手間ひま」と「便利」との間を コミュニケーションという名の付加価値で埋めたに過ぎないのではないかと言うことだーっ!!

思い出すのは、私が幼い頃の母親が台所に立つうしろ姿。コンコンコンという包丁の音、鍋から立ち上がる湯気―。自分のためにご飯を作ってくれているという安堵感を いつもその背中に感じていたんです。もしかするとそれが何よりのご馳走だったのかもしれません。


だから我が家では 進んで背面式キッチンを選んだわけです!(図参照)。

 ⇒厨房機器専門のタニコーにセミオーダーで注文しました。
  ものすごく細かい部分まで忠実に製品化してくれてびっくり。
  <http://www.tanico.co.jp/>


寝かしつけの儀式。

2005-03-30 | 子育て記録 (妻編)
我が家の息子達を寝かしつけるのは、もっぱら妻の私の仕事です。
現在の住まいは一戸建ての二階を寝室として使っているので、寝るためにはまず子供たちを二階へ連れて行かなくてはいけません・・。冷え冷えとした二階が好きではない長男には、絵本やおもちゃで誘導します。最近は、添い寝しながら絵本を2,3冊読んで聞かせ、その後お腹をぽんぽんすると眠ってくれる様になりました。
これは、かなりの成長です!!
おっぱい時代の、数時間ごとの授乳から寝かしつけには手こずって来ました。おんぶに、ビデオに、子守歌に・・・。夜泣きがひどかったので、真夜中に自転車に乗せてサイクリングなんかもしましたねえ・・。

3ヶ月の次男はどうなるでしょうか・・?
長男の時には一度も使わなかったおしゃぶり(しかも、一般のおしゃぶりではなく母乳育児用に開発?された「母乳実感」という哺乳瓶の乳首)にすでに食いついています。

同じ兄弟なのに、すでにそれぞれの個性を発揮していて面白いですよね。
でも、あの苦しい夜泣きがまた来るのかと思ったら、今の内に寝だめしておかないと・・。

リフォームを依頼して知ること。

2005-03-29 | 倉庫住居化計画
私は過去にリフォームを数回経験してきました。
その度にいろんな業者にお願いをしてきたのです。
リフォームのHowTo本には、工務店を選ぶか建築士に相談するか、大手ハウスメーカーに依頼するか… といった選択肢の長所短所について書かれてあります。

思うに結局は施主の希望を出来るだけ叶えてくれる業者がいいに決まっている。施工にあたっては、大工・屋根・左官・水道・電気…、更にこれらを取りまとめるコーディネーターなど 複数の職種が出入りすることになるのが一般的でしょう。

①時に私たち施主の希望は施工上不可能だったり、使い勝手が悪い場合だってある。そんな時には控えめに助言をくれて、それに近い新たな提案を用意してくれるようなコーディネーターがいてくれる業者が理想的だと思うんです。【施主尊重型】と呼びますか…

②中には大工など特定の職者が強い力を持っていて、施主の相談者であるはずのコーディネーターの指示が まるっきり通用していなかったこともあります【コーディネーター無力型】。

③一方、コーディネーターの発言力が強くて、関係職者の統率力もある反面、私達の希望までも設計の段階で 泣く泣く言われるままに変更せざるを得ないこともあった【コーディネーター主導型】。

④また、業者の中で営業担当や現場監督、コーディネーターのそれぞれがバラバラに話をしに来て、一体どこが窓口なのかさっぱり分からない、といった状況があったとかなかったとか…【責任所在不明型】。

リフォームや新築をどの業者に頼むかを決める時の参考になったら嬉しいですー。

TVでなじみのリフォーム番組を見ていてよく感じるのは、施主が住みやすいように、と言いながら結局は「設計士の作品」を作っているだけ、ということ。 施主が望んでいるものは作品としての完成度の高さではないはずなのに。



イヤイヤ反抗期。

2005-03-29 | 子育て記録 (妻編)
昨年のクリスマス、我が家に家族がもう1人増えました。
上には2歳7ヶ月の兄がいてイヤイヤ反抗期真最中。
ただでさえ難しい時に、弟という強力なライバルの出現で混乱状態。
2人育児の大変さを日々感じています。

育児に頑張るお母さん達のアドバイスをいただけると嬉しいです。
育児中のストレス発散法は何ですか?   …私は、モーニングです。

「災害に合わせた住まい方」へ

2005-03-28 | 倉庫住居化計画
先週の福岡の地震は、私の町でも震度3を記録しました。4年前の3月24日は、私たちも忘れることのできない「芸予地震」の日でした。その後ビックリするほどきっちり1年間隔で規模は小さいながらも、地震が起きています。地震は今まで以上に身近な事として捉えておかなければならないんでしょう。

科学技術が進化して天気予報も可能、台風の進路もわかる時代。まるで人間は自然を支配しているかのような錯覚を覚えるけど、犠牲者・被災者は減るどころかここ最近は増えているようです。昨年の新潟の地震の報道でも、家屋倒壊で住む場所を失った老夫婦の姿を多く目にしました。

人生の大半をかけて建てた我が家が、老後に地震の被害に合う。
仮に今私(32歳)が新築を購入したとして、50年後の82歳にこのような目に合ったなら、と思うと築50年の家に耐震性が望めるでしょうか?そして 老人の自分に乗り越えるだけの体力・財力・精神力があるんだろうか。

そう考えると、老後こそ安心できる新築orマンションor賃貸生活がいいと思うんです。私たちの世代の老後(2050年頃)は、今の高齢社会のピークを過ぎて、総人口の減少が進んだ時代になっているはず。インフラ的にもシステム的にも老人を支えるには安定した時代ではなかろうか? 
いやいや、少子社会がこの調子で加速しているなら 財政的な問題が老人を支えきれなくなって久しい状況かな…
どっちにしても、今は私は体力もあるし 少々古くておしゃれでなくても楽しめる倉庫に住んで、浮いた資金を(たとえば)老後のマンション購入に備える的な発想の方が 安全な気がするんです。

つまりタイトルにある「災害に合わせた住まい方」とは 災害で住む場所を失うことを想定した住まい方という意味なのです。随分神経症的発想かもしれないけれど、倉庫に住みたいが故のこじつけの一つでもあるんです―。 

皆さんはどう思われますか?

合掌造り

2005-03-28 | 倉庫住居化計画
倉庫2階部分の屋根裏。
敢えて天井を付けず、この骨組みを見上げながら私はコーヒーを飲みたい。
ホコリ、寒さ・暑さ、虫… 想定内です。

ご覧のとおり集成材ではなくて、無垢が使われています。
マシンカットだけど、つなぎ合わせてある部分などを見ると昔の大工さんの技術の高さがよーく分かる。

2001年3月の芸予地震でこの辺りは震度5弱だったが、幸い「たてり」に問題は生じなかった。

広さ 間取りについての意見(1)。

2005-03-27 | 倉庫住居化計画
2005.03.25時点で、内部はこんな現状。

100㎡マンションが流行っているけれど、正直私はそこまで広い家は必要ないと思う。我が家は4人家族で、あと20年弱はこのままの状態でしょうが、その後子供達はきっと家を出て行くでしょう。むしろ出て行って 社会性を鍛えて欲しいとも思います。
そうすれば残るのは夫婦2人だけなんだから、狭いのを我慢しなければならないのは 僅かの間でしょう。今や、親子の接する時間が少ないことの解消策として流行っていた個室主義は見直され、ワンルーム化した間取りが主流となっている訳です。

「離れていても気配の感じられる…」 は、核家族で希薄化した家族関係を象徴する合言葉のように聞こえてなりません。そう考えると 少々狭い家を構える方が、子供との関係や 老後の夫婦2人の生活を考えたとき、合理的と思いません?


これが倉庫。

2005-03-27 | 倉庫住居化計画
住居として住もうと決めたのが 正面のモルタル壁の建物の2階部分(床面積約70㎡)。以前は「網」の工場として使われ、事業変更後は倉庫として使われてました。工場としての建物だけに、壁面以外に柱がなくて、2階部分は合掌造り 全くのがらんどう。もともとセメント瓦葺きだったけれど、雨漏りがひどくて2003年にコロニアルに変えました。

今の持ち主は私の母親です。 
ちなみに母は隣接する平屋(持ち家)に、私の家族は賃貸アパートに現在 住んでます。

左側は雑木林。
防空壕が幾つもあったけれど 20年前にコンクリートで埋められました。

そもそものきっかけ

2005-03-27 | 倉庫住居化計画
私の父は鉄工所に勤めてました。
鉄工所の機械を使って幼い頃から、ラジコンの修理や自転車の改造をするのが好きで、のちにカンフーに魅せられた時は鉄で三節こんを作り、ある時はランボーに感化されて大きなサバイバルナイフも作りました。その頃作ったものは危険なものが多くて、トラブルが絶えず 両親を悩ませたものです…

その後はベッドや本棚などを作りました。

今の自分の「家」好きのルーツは、これらの家具作りから始まったと思ってます。

2005年4月1日 着工予定。

2005-03-27 | 倉庫住居化計画
32歳になる僕の周囲は結婚・出産を終えて、専ら一軒家・マンションの購入話でにわか賑わっています。都心に郊外にと 住処を決意する友人は色々いるけれど、いずれも30年以上という今まで生きてきたのとほぼ同じ期間を ローン返済期間に費やそうとしているんです… 

住居とはここまでして(人生の大半を注いで)得るに値するものなのだろうかとも思ったり。

ここ数年、書店ではインテリアやリフォーム、ガーデニングと住宅に関する書籍や雑誌が大量に出版され、建築関連の専門書も紛れていたりします。かくゆう僕も、その波に乗ったサーファーの1人で、あくまでも素人に過ぎないことを断った上で、僕なりの住宅論や 倉庫住居化の経過Blogを期間限定でオープンさせていただこうと思っております。 
どうぞヨロシク。