MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

HACHI クン ありがとう!

2010-04-06 00:00:00 | まるチャンの「何だ、これ!?」

04/06    まるチャンの「何だ、これ!?」 (46)

          HACHI クン ありがとう!




   今までの『ボクの出てきた記事』一覧だよ。




     「ボクのなかま、かわいがってね?」

         (43) 不要な犬猫の回収
         (44) 収容所で分かれる運命
         (45) maru のお友だち
         (46) HACHI クン ありがとう!
         (47) 死んでからも虐待?
         (48) 「行方不明」のまま…






 やあ、ボク、まるだよ、ワン!




 ボクがいなくなってから、maru の心の支えになって
くれているのがハチくんだよ。 普段は屋内犬だけど、
ときどき外にいて、柵から見えるんだ。



 「ねぇ、新しいワンちゃん、いるよ!?」

 ウチのおねえちゃんが気付いて、maru のやつに教えたの。
そしたらすぐ仲良くなっちゃって、いつもキスしてるらしいぞ…。
ムムム!!!

 駅へ歩いて行くときは、必ずそのお宅の前、通ることに
してるみたいだよ、maru のやつったら。 …たく、もう。



 そこ、通るとね、道路に面した柵に、小さなメッセージが
貼ってあるの。 「心の優しい犬です。 可愛がってね?」
…だって! ワワン!

 人懐っこくて、穏やかで、ボクと違って咬んだりする心配、
全然無いんだって…、ワオ―ン…。



 ご家族はね、みんな、とても仲がいいんだ。 それにね、
「ウチでは毎年戌年です!」なんて言うほど、ワンちゃん
が好きなんだよ。

 年賀葉書にも、ちゃんと「ハチ」って、名前が入ってるんだ。



       

    ボクより大きい黒いヤツ    白線から出ちゃ駄目なんだ



     

 颯爽としたサッカー ウェア姿   maru のくれた誕生プレゼントだよ




 実はね、ハチくんも、引き取られたワンちゃんなの…。

 「同じ飼うなら、優しい家族を待ち焦がれているワン
ちゃんにしたい」っていう信念が、このお宅では強い
みたいだよ?




 ハチくんをお世話してくれたのはね、"ワン子の会ちば"
っていう方々なんだ。 「可哀想なワン子&猫たちが、家族
の一員として生涯幸せに暮らせる家庭を探しています」
…って、出てるよ。

 嬉しいなー、ボクたちのために、いつもありがとう!




 でも、ボランティアのグループだから、きっと大変なこと、
色々あるんじゃないかな…。



 それに、最初はどんなに温かいご家庭でも、ちゃんと、
最後まで責任を持って育ててくれなきゃ駄目だよね?
だから一旦引き取られた後も、キチンと報告してもらって、
ワンちゃんやニャンちゃんが「本当に幸せでいるかどうか」
チェックしてるんだって。

 「引き取られたから、仕事はそれでお終いだ」…なんて、
それじゃいけないんだねー?




 この会を主宰しているのは藤本さんっていう方なの。

 「ハチくんのこと、書きたいよー」って、ボクがお願い
したらね、さっそく色々教えてくれたんだ! それに、
コメントまで前回分に寄せてくれたの。

 (このページの最後に、もう一度載せてあるよ。)



 藤本さん、ありがとう、ワン!!




 ハチくんはね、お店の看板犬でもあるんだ。 大人にも
子供にも、誰からも好かれていてね、もう "街の人気者"
なんじゃないかなー。



       

  サッカー コーチでもある若主人と    徳利にそっくり?



            

          孔雀みたいに紅葉した秋のハチ



 もし藤本さんがいなかったら、ハチくんも今、この街には
いないことになるんだねー。 そしたら、通りかかる人たち
だって、何だか淋しくなっちゃうよね?



 特に嬉しいのは maru のやつじゃないかな? だって、
よく日記に書いてるもん。 「今日、ハチに会えた!」
「最近はなかなか逢えない…」だってさ。 ワワワン!



 一人の人が灯 (とも) した愛の火が、何年も経って、こんな
にたくさんの人たちを照らしてるなんて、すごいなー。

 ハチくんは分ってるのかな~? 自分が愛の灯 (ともしび)
だってこと。

 "愛のモモヒキ" じゃないぞ。




 藤本さんのプログ 『ワン子の命、見てね?




 以下、藤本さんが寄せてくれた、前回分へのコメントだよ。

 大変だったんだなー、このときも…。




 辛い現実…。

 私も、千葉市と県のセンターの子を引き取り、里親さんを
捜しています。

 ハチちゃんを保護した時は、まだ、近くの公園や神社の
床下に、野良ちゃんが生んだ子達、捨てられた子達が、
沢山いました。 今は、近くでは見かけなくなり、センター
まで行って引き取っています。



 ハチ君は2002.12.23に保護した9匹兄弟の一匹です。
千葉市の花見川区(住まいから自動車で30~40分くらい)
の川縁の神社の床下で、野良ちゃんが生んだ子です。



 猫に餌をあげている方からお電話で、「神社の下に野良
ちゃんが子犬を生んだらしい。 何とかならない」かと。

 その頃私も若かったので、すぐに見に行きました。 確かに
子犬はいました。 母犬は私達を見かけるといなくなります。



 子犬は1ヶ月未満でした。 もう少し母親のお乳を飲ませた
方が良いと言うことで、保健所にきづかれないように、夕方、
母親に餌をやりにいきました。 そして12/28まで様子を
見てから、子犬9匹を引き上げてきました。

 オス6、メス2匹を会で引き取り、あと一匹は他のボラが
引き取りました。 私は、4匹を引き取りました。 その中に
ハチ君がいました。



 子犬達はとても元気で、その頃はまだ、きちんとした保護
場所を持っていなかったので、玄関の狭い所での保護に
なりました。 皆それぞれ里親さんに貰われていきました。

 HPの14年度で、写真をご覧いただけます。



          ↓

 ⇒ 平成14年度活動報告

          ↓

 ページの一番下を見てね? 写真のグル―プが6つあるよね?
そしたら、『真ん中』の (四角) をクリックするの。

 ハチくんとご家族の写真があるよ ("No.58")!






   

             2010/06/15