こんなむかついたことはない
阿蘇の南外輪山に越して2年有半。南阿蘇村という田舎の小村だが、温泉があり、水があちこちに湧きで、赤牛が我が物顔で闊歩する里(夜中我が家に入り込んで一晩悠々自適に過ごしたことがある)。
早速地元社会人の友好団体「クラブ南阿蘇」に入って活動を始めた。湧水池巡り、阿蘇(阿蘇五岳を含め外輪山の名山など)の登山、男の料理教室、週1のウォーキング・・・
毎日リビングに接するデッキからお山を眺める。
その日その日で山は色を変える。雲海、雨が上がっていくと次第に山の容姿が鮮やかに見えてくる。今朝は台風の影響か参上が厚い雲に覆われている。一番好きなトキは稜線鮮やかで緑が鮮明に映える瞬間。
閑話休題。以前から日本の仏教を勉強してきた。家の宗教は日蓮宗。日蓮の流刑の佐渡にも渡った。良寛の五合庵にもその時立ち寄った。出雲崎を歩いている時ふと視界の異変に気付く。目の前に黒いものが蠢いている。最初手で払い除けようとした。
その姿を不思議に思った妻が「なにをしているの?」と尋ねるので「虫がいる」と。
これが網膜裂肛の発症と発見の時だった。裂肛(網膜に穴が開いている)はどうしようもない。拡大しないようにその周囲をレーザーを当てて焼き固めるだけだ。これを何度も繰り返した。眼科との付き合いの端緒だった。
もともとど近視で、裂肛から防腐剤中毒でのぶどう膜炎、そして併発した白内障。両目の手術をしている。目は今の床落ち着いているが・・・
偉大な山容をしたこの山のことが知りたい。山と宗教との関わりとは?村教育委員会から合併前の3村(地元の久木野、長陽、白水)それぞれの村史を借りて読み、ノートをとった。そしてさらに阿蘇谷の方の歴史を調べるために「阿蘇町史」を借り、つい先日お返ししたが県の教委が発行した「麓坊中」という論文集を読んだ。
街で買った修験道の本、神道に関する本、山折哲雄、五来重、久保田展弘、玄侑宗久、瀬戸内寂聴、岩井宏實などを読み漁っている。フィールドワークとして何度も阿蘇の麓坊中(はじめ山上にあった坊中=古坊中が清正によって麓に再興された)を歩き、修験の聖地英彦山にも二度登った。火渡り神事も経験した。
山は昔から里人は信仰の対象として崇め祀ってきたのだ。火を噴く山への畏れ、水分(みくまり)の神おわす山、祖霊の鎮まる山、霊験深くその験力を身につけようと山に登った修験者=山伏。山に登るとき精進潔斎をして身を清めて登っていったのだ。
那智はそういう古き信仰の里。大滝はそのものが神である。那智神社のご神体そのものでる。その聖なる禁足地にバカがロッククライミングしたという。
世界的に著名な登山家らしい。近代の合理を履き違えている。なんでもござれでは絶対いけにないと思う。エベレスト山上にも踏破者が荷物を置いて下山するので、ゴミに溢れているということを聞いたことがある。仏陀の里、眼前に聳えるエベレストはやはり聖なる山であったはず。信仰の対象であり、そこを余所者が登山=スポーツという美名に隠れて汚してはならない。
地元警察が現行犯で逮捕したのをよしとしたい。
「バカが!そぎゃんこっばしよったら罰かぶっど」

阿蘇の南外輪山に越して2年有半。南阿蘇村という田舎の小村だが、温泉があり、水があちこちに湧きで、赤牛が我が物顔で闊歩する里(夜中我が家に入り込んで一晩悠々自適に過ごしたことがある)。
早速地元社会人の友好団体「クラブ南阿蘇」に入って活動を始めた。湧水池巡り、阿蘇(阿蘇五岳を含め外輪山の名山など)の登山、男の料理教室、週1のウォーキング・・・
毎日リビングに接するデッキからお山を眺める。
その日その日で山は色を変える。雲海、雨が上がっていくと次第に山の容姿が鮮やかに見えてくる。今朝は台風の影響か参上が厚い雲に覆われている。一番好きなトキは稜線鮮やかで緑が鮮明に映える瞬間。

閑話休題。以前から日本の仏教を勉強してきた。家の宗教は日蓮宗。日蓮の流刑の佐渡にも渡った。良寛の五合庵にもその時立ち寄った。出雲崎を歩いている時ふと視界の異変に気付く。目の前に黒いものが蠢いている。最初手で払い除けようとした。
その姿を不思議に思った妻が「なにをしているの?」と尋ねるので「虫がいる」と。
これが網膜裂肛の発症と発見の時だった。裂肛(網膜に穴が開いている)はどうしようもない。拡大しないようにその周囲をレーザーを当てて焼き固めるだけだ。これを何度も繰り返した。眼科との付き合いの端緒だった。

もともとど近視で、裂肛から防腐剤中毒でのぶどう膜炎、そして併発した白内障。両目の手術をしている。目は今の床落ち着いているが・・・
偉大な山容をしたこの山のことが知りたい。山と宗教との関わりとは?村教育委員会から合併前の3村(地元の久木野、長陽、白水)それぞれの村史を借りて読み、ノートをとった。そしてさらに阿蘇谷の方の歴史を調べるために「阿蘇町史」を借り、つい先日お返ししたが県の教委が発行した「麓坊中」という論文集を読んだ。
街で買った修験道の本、神道に関する本、山折哲雄、五来重、久保田展弘、玄侑宗久、瀬戸内寂聴、岩井宏實などを読み漁っている。フィールドワークとして何度も阿蘇の麓坊中(はじめ山上にあった坊中=古坊中が清正によって麓に再興された)を歩き、修験の聖地英彦山にも二度登った。火渡り神事も経験した。
山は昔から里人は信仰の対象として崇め祀ってきたのだ。火を噴く山への畏れ、水分(みくまり)の神おわす山、祖霊の鎮まる山、霊験深くその験力を身につけようと山に登った修験者=山伏。山に登るとき精進潔斎をして身を清めて登っていったのだ。
那智はそういう古き信仰の里。大滝はそのものが神である。那智神社のご神体そのものでる。その聖なる禁足地にバカがロッククライミングしたという。
世界的に著名な登山家らしい。近代の合理を履き違えている。なんでもござれでは絶対いけにないと思う。エベレスト山上にも踏破者が荷物を置いて下山するので、ゴミに溢れているということを聞いたことがある。仏陀の里、眼前に聳えるエベレストはやはり聖なる山であったはず。信仰の対象であり、そこを余所者が登山=スポーツという美名に隠れて汚してはならない。
地元警察が現行犯で逮捕したのをよしとしたい。
「バカが!そぎゃんこっばしよったら罰かぶっど」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます