おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

「情報を早く、正確に、わかり易く」というがー

2011年03月31日 07時09分03秒 | 日記
今朝7時の外気温2度、室温6度。

書斎に入ってガスストーブのスイッチを入れる。
なかなか点火しない。

しばしの間。

そうだった。灯油が切れてた。

「寒さ忍んで書いてます」
なんか聞いたことあるフレーズだ・・・♪

TVは放射能汚染のことばっかりー

○○シーベルト・・・
○○ベクレル・・・

ニュースで初めて耳にした時、このアナウンサー突然脈絡のない、クラシック「歌曲の王」シューベルトの名前を出したりなんかして・・・変?!と思ったら自分が変だった。

毎日毎日聞いているので、少しずつ学習するのだが、結局何にもわかっちゃいない。

さらに解説者や司会、キャスターが単位を間違えたりするので聞いている方はさらに混乱する。
失礼だが若いアイドルにメーンの司会をさせているニュースショーがあるが、あれは無理。

東京を中心として、買いだめや逆に「汚染野菜・魚介類」の買い物拒否が起こっている。
ワタシの世代の石油ショックの際のティッシュペーパーやトイレットペーパーの買いだめを思い出す。

完全なものまで風評で買わないという現象、最近では鳥インフルエンザ、口蹄疫で著名な県知事がにこやかに当の食物を頬張るシーンがTVに映し出された。

今回も東京の上水道視察した都知事がコップの水を一気に飲むパフォーマンスを演じた。

近代文明の要素であるPC含めた先進機器と情報化という文明の悪弊による現象とでもいうか。

風評における携帯の犯罪的な原因を見過ごせない。
「放射能汚染で○○県の作物は全部アブナイらしいわよ」善意の忠告が携帯で日夜飛び交っている。

大震災後、東電事故が生起して当初の頃、私にも教員!の元同僚、飲み屋のオネエサンと思われる怪しげな女性、卒業生からチェーンメールが届いた。私の場合、それをまた他の人に繋げるということはしなかったが、「なるほど九州から被災地に電気を送るというなら協力しなければ」と思い、わるいことではないので「連絡ありがとう」と返事した。

これも善意からの行為だ。

しかし、この行為が電話が麻痺状態になって滞る原因になったのだ。結果は悪質なチェーンメールと断罪された。

文明の進化に頭と倫理がついていっていないし、情報に「理解」が伴わない。

この現実を皆で考え直さなければ、風評被害は防止できないだろう。

別の事件ではまた異種の風評が起きるのわかっている。

うーんでき過ぎ!?

2011年03月30日 07時26分11秒 | 日記
昨日は天候が崩れて、午後からは雨風と雷と雹まで降ると天気予報で大袈裟に繰り返していた。

だから、煽られてしまって、午前中畑で葉物に被いを掛けるやら、盆栽を駐車場に仕舞うやら、しっかり後片付けをした。

ランチには豪華なインスタントラーメンを作ってもらって食べた。丼のメンの上には畑から採ったばかりのねぎが刻まれていたので、彩りがあって美味そう・・・

食事を終えると早々に、外に出て「嵐」の準備。
新車のヴィッツを外に出して、妻のボロ(失礼!)いや年季の入ったパジェロミニを駐車場の屋内にいれる作業をしました。

何でや

実はヴィッツはちゃーんと天気(雹被害などで)で傷ついた場合、保険が出る。パジェロは出ない・・・ただそれだけー
なんてみみっちーことする

体はでかいけど、こころは小ちぇーの

そして心配で心配で・・・昼寝までして・・・

結果、天気予報官さま、あなたの予言は完全に外れました

         

昨晩の震災救援チャリティーサッカー、妻を拝み倒してぜーんぶ見ました。

暗き違う倉木舞?歌さすがにうまかったけれど、彼女小ちぇーなあ。和田アキ子と並べたらどうなるのだろう・・・

試合はファンが期待するものをぜーんぶ盛り込んでくれました。プロはうまいし、途中でブラジル二世の何とかいう背の高い選手と李忠成がエキサイトしてぶつかるシーンもちゃーんと見せてくれました。

カズのシュートを手放しで絶賛する解説者。

昔プロ野球の展覧試合で長嶋がホームランを打ったような印象でした。よかったよかった。


晴耕雨読ー反鷲田小彌太論

2011年03月28日 06時31分29秒 | 日記
寒い朝だ。昨日から妻が実家に帰って独り身。別に喧嘩して実家に帰った訳ではない、念のため・・・

つい「解放感」で飲み過ぎた。規定量(25度焼酎を120cc、これをお湯割で2杯)を大きく上回った。
妻が帰ると恐らく、焼酎のビンの残りを見るだろうから、隠したパック入りからそっと継ぎ足しておかなければ・・・(全国にばらしてどうする!?)

昨夜はフジで東日本震災救援コンサートをやっていたので、途中から見た。

日本では「ウイアーザワールド」のようなセッションってできないのだろうか・・・失礼だがこころを揺さぶるまでいかなかった。残念。

やっぱり「ウイアーザ・・・」は凄かった。今でも時々その全編のテープを聴くけど、涙が止まらなくなる。

マイケル・ジャクソン、ハリー・ベラフォンテ、ライオネル・リッチー、ダイアナ・ロス、ティナ・ターナー、ビリー・ジョエル、ボブ・ディラン、ポール・サイモン、レイ・チャールズ、ブルース・スプリングスティン、クインシー・ジョーンズ・・・
そして忘れてはいけない歌手がいる。シンディー・ローパーだ。彼女はちょうど地震の時、日本に来る飛行機の機上にいたとかー。帰ろうと思えば帰ることができただろうが、彼女はあろうことかそのまま来日し、最も早い救援コンサートを行っている。

「ウイアーザ・・・」の時にも彼女の存在は重かったように思う。集まった錚々たるメンバー、その自己主張の間にあって、潤滑油であった。音楽的な意見の対立もあったようだが、決裂までいかずに皆シンディーの底抜けの笑いと笑顔で主張の一歩を引いた。

彼女の曲♪を聴くとたしかに元気になる。

それで仕方なく、家の中で「独り救援コンサート(カラオケ)」を開催。食事、晩酌は終わっていたのだが、再度飲み始めた。ツマミは火鉢の炭火で干しイカを焼いて・・・

「おやまさん」は自称フォークシンガーなのだが(疑うならYOU TUBEで”熟年の弾き語り”で検索してみよ!どれとはいわないが2曲アプローズされているのだ)、カラオケではどうやら顔も体つきもそっくりと評判の吉幾三。ベスト三曲は「酒よ」、「酔歌」、「雪国」。
飲んだらフォークライブの店を除いて、カラオケは演歌だ

そろそろ本題に入らないと、また長くなるので止そう。

昨日は一日野良仕事。春なお遠し。準備だけはしっかりしておかないとー
土を作ることが作物を作る一番の要。耕すこと。酸性度の調整。肥料もちろん有機肥料を使う。農薬は使わない。
畑から上ると、買ってきた種を点検し、発芽期と天候を予想しながら、トマトと節なりキュウリの種をポットに植えた。2週間ぐらいで芽がでるだろう。その頃にはこの辺りの遅い春がやって来てるだろう。

晴耕雨読。晴れた日は畑に出て、雨の日は読書。
晴れた昨日は外にいた時間が殆どだったけど、読書の方も時間を見つけて続けた。

昨日読み終わった本。哲学者鷲田小彌太の「日本7つの危険」(PHP)、藤原伊織の「てのひらの闇」。
短い感想ー鷲田の「高度消費資本主義社会」(擁護論)からいうと私の「清貧主義者ー晴耕雨読的無職生活者」は社会の「進歩」の足を引っ張る存在でしかなく、この国から排除されるべき野郎なのだろう。

その経済学理論は理解の範囲内である。しかし、今回の大震災が生じて北国生まれの鷲田どういう思いを抱いているのだろうかー
消費社会の急速な進歩、情報化の進展に大きなブレーキがかかった。収入の中の半分以上が消費に当てられ、そのさらに半分以上が選択消費に使われることを是とする社会。
たしかにそうなっている。戦後「成長」、「成長」とお題目のように皆が一途に追い求めてきた社会構造なのだ。

今回、震災被害で20兆をゆうに越えているというが、原発事故というオマケまでついた。
これがやっかいで、1300万の東京はパニックっている。
原油価格は上りっぱなし。この田舎でガソリン価格は昨日149円/Lだった。ワタシなんざ自慢じゃないけど1000ccの新車買って一度も満タンにしたことがない

中東では混乱が続いているし、前途暗澹。
消費消費というから買いだめに走るのではないかー  これはジョーク。

あぶないとわかっていた筈の原発、だからといって止めるわけにはいかない現実がある。電力の約3割が原発なのだからー

そろそろ炊事を始める時間なので、反論はもう少し精細に考究して述べることにしよう。
これだけはいえる。今回の震災で、歩みを減速してじっくり資源のない国家の先行きを皆で考えよう。菅には任せられないという意識が国民に生じてきたことだけは彼の存在意義があった!!

明るい澄明な朝だ

2011年03月27日 09時36分00秒 | 日記
寒い朝だけれど、いい天気だ。

涙もろい私は朝からTVで泣かされた。

一つはフランスの競馬の大きな大会で、日本の馬が出場して優勝を飾ったというのだ。

競馬は全く知識がない。競輪も溺れやすい自分の性格を知りすぎているのでずっと避けてきた。

その馬の騎手が優勝インタビューで、あからさまに涙を流しながらその日本の馬を賞賛し、日本頑張れと何度も言っていた。
参った



そして、甲子園での選手宣誓を通して聞いた。リアルタイムでは開会式を見ていないので、初めて宣誓の全部を聞いた。

あの宣誓は良かった。

言葉がストレートにこころに響いた。

国民が胸の中に抱いている思いを少年が痛快に代弁してくれた。



先週もう一つ嬉しいことがあった。

突然の電話だった。

聞き覚えのない声。若い女性の声だ。

「先生覚えていますか?」
最近の私にとってこの問いかけが一寸した恐怖。なぜ?年齢から来る、酒の飲みすぎ?ボケ?から来る健忘症。

どうも思い出せない。そういう時は教員のワル知恵を使う。
「もちろん覚えているよ、あれから元気にしてた?」とさり気なく問いをかわす。

「先生、看護師の国家試験に合格しました!」

「そうか、良かったね、そのために頑張ってきたんだもんね」

「私、先生のお陰だと思っています。私が専攻科に上ってすぐ退学したいと申し出た時、先生に部屋に呼ばれました。そして辞めないように熱く強く説得されました。その時私も妥協?して、休学ということにしてチャンスだけは取って置くことしたのです。私にとっては、復学するなんて少しも考えていませんでした。その後2年回り道をして、この3月卒業することができました」

という報告だった。

携帯の番号は職員室で聞いたという。

就職する病院も決まっているという。これからは医療者として頑張って下さいという最後の言葉は涙で聞き取れなかったかもしれない。

教員生活、あまりいい先生ではなかったかもしれない。
しかし、これだけは自負がある。

どんな子も教育を受ける権利がある。
どんな子もたいせつにされる権利がある。
退学は学校教育を受けるという可能性を失うことになる。どんな子も辞めないで続けるべきだ。いろんなことを学ぶ可能性、伸びていく可能性がある。君達の深奥に潜むキャパシティーは無限なのだと・・・

なんか、少しだけ報われたような気がする。
頑張れよ、卒業生。


家族と犬

2011年03月26日 07時05分10秒 | 日記
今朝は一転抜けるような青空が広がっている。昨日のこの時間、雪が舞っていたので一夜で季節が変わったような感じだ。

さて近所にSOLAという雑種の雌犬がいる。白いスマートな小型犬で種はなにがベースになっているのか詳しくないのでわからない。

引っ越してきて知り合った同年輩の女性の飼い犬だ。この方は関西から早めに仕事を辞めて移って来られた。
アクティブで物知りだ。SOLAを連れて夕方散歩に出る。私達の住んでいる家は南外輪山の山麓にあるので、散歩は下って、登ってを繰り返す。

要するに山の中のだ。

もともと別荘地として開発された土地で未だに永住者と別荘が半々。一軒と一軒の距離が離れているし、山なのでなにが出てくるかわからない。九州なので熊はいないが、イノシシ、鹿、タヌキ、猿、兎・・・野外動物園でも開けそう?

だから犬はあちこちで飼われている。

犯罪予防もあるが、野生動物除けにも飼われているようだ。特に畑をしていると、作物はいろんな動物の好餌となって一晩でやられる。
私もトウモロコシを二年続きでやられた。最初の年はタヌキと思われるが去年はカラスだった。
ブルーベリーはヒヨドリにやられた。

犬を飼えば少しは予防できると思うのだが、いろいろ考えると決断ができない。15年飼ったシバ犬のランが死んでその時の悲しみを思い出すせいもある。

SOLAはなぜか私と妻にとても懐いている。うちに来ると我が家に着たようにデッキで寝そべっている。妻はSOLA専用のミズノミまで用意した。

私のウォーキングの時間と時々合致する。向こうにSOLAがいる。Nさんはリードをつけている。しかし、私とわかるとリードを手放す。すると一目散に駆けてくるのだ。頭を撫ぜ、顎の下、だらりと垂れた耳の裏を触ると喜ぶ。暫くそうしていて手を離すと、「もっとやって」と手を上げて催促する。
可愛くてたまらない。

いつかNさんにSOLAが子を産んだら育てたいのだがというと「残念ながら去勢してるのよ」とつれない返事。

東北の被災地で犬を飼っているからどうしても避難場所には行けない。犬だけを置いて行けない、家族だものー
あえて不便な傾いた自宅暮らしを選択したという。
気持ちは痛いほどわかる。

主を失った飼い犬が野良犬となって被災地をうろつきだしているという。これもまた悲劇だ。