おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

山頂はゴミの山?

2014年04月30日 07時15分58秒 | 日記
私が登る山は阿蘇の外輪山の一角。標高も1000m超えるか超えないくらいの初心者用の山ばかり。これ以上の高さの本格的登山は興味ない!font>

登山が流行りだという。

イッテQのイモトアヤコがエベレストの山頂目指して登山をしている。番組としてもNTVとしても「売り」になる企画だが、現在6000mほどの場所で登頂断念という結論に達したことが明らかになった。

大規模な雪崩が発生し、13名?の尊い人命が奪われたことが大きな原因だとかー
こういう危険な事態が生起するということは8848mという世界最高峰の頂に立つということを考えるとはじめからわかっていたことではないだろうか

山頂部にはチャレンジして途中で事故で亡くなったクライマーの死体がゴロゴロ?しているという。それほどの困難さをこの山は持っている。イモトのこの企画の方向性には前途危険な兆しが見えていた。お笑い芸人という登山の素人(何度も有名な山を登っているとはいえ)が世界最高峰に挑戦する。

確かに「大衆受け」はする。視聴率も上がるかもしれない。しかし、もし雪崩、落石、クレバスへの落下・・・事故が起こってしまったらどうするのか?日本では事故の発生と共に責任追及・糾弾の矛先が局や番組プロデューサーに向かっていくのは自明。

今回の雪崩事故で迂闊にも「はっ!!」と責任者が気付いたのかー

ところでエベレストがごみの山だってことをたけしが安住とやっているニュースショーで公言。ちょっと調べるとすぐわかる現実なのだ。

野口健さんがそのゴミの回収作業を続けていると聞く。偉いもんだ

数え切れない位の酸素ボンベ、空き缶、一般ゴミ。それに先に書いた死体。死体とごみを同列に並べるのは不遜なことだが、登山の異常さをいいたいのだ。

山だけの問題ではない。海だってそうだ。今ゴールデンウィーク。街人は海へ山へバーベキューの用意したり様々な美味しいお弁当・食品をもって出かける。そしてその後はー

登山がそのファッションに結びついて女性人気が高まっている。これをブランドファッションに身を包んだ山女達を「山ガール」という。帽子からウェアー、ザック、ソックス、靴・・・モンベル、ノースフェイス、コロンビアなど等。これらブランド品になるとゼーンブの総額は10万円は遥かに超えるだろう。

一方、私の山登りの「道具」は靴は1980円の安物トレッキングシューズ、ウェアーは家にあるもの。杖は自分で山から伐って来た節のいっぱいある竹。ナップザックは甥っ子からの「お下がり」ならぬ「お上がり」物。ソックスも畑用の靴下。でも最近夫婦で専門店から厚手の登山用ソックスを買った。何しろ下山後後遺症の「豆」に悩むものだから。

それもこれも登山の登る意味の根本的問題を投げかけているように思うのだ。「そこに山があるから」ではなくその前に一人の人間としてルール遵守=道徳を学ぶことこそ前提だと考えるし、山登りは人に見せるために登るのではない。


64歳の入学式

2014年04月29日 07時24分09秒 | 日記


今日は隣町の大津町で開講される今年度第1回「古文書講座」に出席する。

昨年度末に役場を尋ねて、「古文書講座」が開かれていることを知り、来年度は是非一緒に学ばせていただきたいとお願いしていたのだ。

「歴史伝承館」という新しい建物で昨年度は塾生10名程度で隔週月2回で開いてきたという。

皆さんのレベルがわからない。私のレベルは初級から中級に入る位の実力だろう。上級者ばかりだと足を引っ張ることになるだろうから今日は見学させていただくことにした。

南阿蘇村では今季(6月から)毎週水曜日に開講するという連絡が届いている。こちらも申し込みを済ませているので忙しくなる。

しかし、古文書の魅力に填まってしまったので、なんだか小学校入学前の子どもみたいにワクワクしている。

先日熊本市内で開催される熊日新聞主催のゼミがあることも知ったが講師は歴史学者で著名な先生、「近世文書」を解読していくということだが、ここにも行けないことはないのだが度々街に車で下りなくてはならないことを考えると運転下手な自分として不安があるので見送ろうと思う。

文書は時代によって、書き手によって、種類によって字体が変わってくる。上手下手もある。崩し方も何種類もあるので覚えるのに苦労する。かなも変体がながあり1字何種類もの書き方があるしそれぞれ元字の崩し方があるのでかなを読むのもむ難しい

たとえば「き」は幾、支、起、記、喜もみな「き」と読む。

自学自習でどれだけ実力がついたか験し処でもある。剣士が他流の門を叩くのと気持ちが通ずるのではないかー

がんばろうさあ10時からだ。


健康エゴイズム

2014年04月28日 07時37分08秒 | 日記
今年も花を咲け皇帝ダリア!

総務省の発表を転載する。

総人口に占める割合は25.0%で過去最高となり、4人に1人が高齢者。65歳以上の高齢者人口は3186万人(平成25年9月15日現在推計)で、総人口に占める割合は25.0%となり、人口、割合共に過去最高となりました。これはいわゆる「団塊の世代」(昭和22年~24年の第一次ベビーブーム期に出生した世代)のうち、昭和23年生まれが、新たに65歳に達したことによるものと考えられます。男女別にみると、男性は1369万人(男性人口の22.1%)、女性は1818万人(女性人口の27.8%)と、女性が男性より449万人多くなっています。 年齢階級別にみると、70歳以上人口は2317万人(総人口の18.2%)で、前年と比べ61万人、0.5ポイント増、75歳以上人口は1560万人(同12.3%)で、43万人、0.4ポイント増、80歳以上人口は930万人(同7.3%)で、38万人、0.3ポイント増となっています。」(途中省いた箇所あり)

日本の人口の4人に1人が高齢者(65以上)になったという。この年齢でももちろん働いている人もいるだろうが、一般的には退職して悠々自適の生活に入っている人々。

我が村では高齢化率33.4%。これも年々増え続けている。

3人に1人が高齢者で、昼間は若い年齢層が仕事しているのでまず目にするのは自分も含め年寄りばかり。

その年寄りがそれぞれ病気しないように、人の世話にならないようにと健康を慮り、いろんな活動をしている。

ウォーキング、ジョギング、ゲートボール、パークゴルフ、グランドゴルフ、社交ダンス、柔らかいソフトなボールでのバレー、水泳、エアロビダンス・・・

みんな図らずもの病気にかかって死にたくないのだ!健康で長生きしたいのだ!いつまでも子や孫の顔を見ていたいのだ。

PPKという言葉もある。ピンピンしながらいつかコロリと死んでいく。これを理想にしている。

プールへ行っても、じいちゃんばあちゃんがいっぱい。道路を我がもの顔でそぞろ歩くウォーキング集団、グランドもパークゴルフ場も年寄りの独壇場。体育館ではばあちゃんがレオタードを着てエアロビクス・・・?

この何事も集団で打ち込んでいく姿はこの国独自のものかもしれない。この姿は異国人が見たら少し異様に映るのではないか?

元気で死んでいくこと???そんなうまい具合に「死」というものがおとずれるものか?

そして日本中で総健康志向。しかし、一方で食えぬでは生きていけない。この年齢で衣食住を支える経済は年金と貯蓄。これが目減りし、しかも消費税が追い討ちをかける

病院代も、油代も上がっている。何もかもが値を挙げている。

長生きすることはできるようになった。しかし、辛抱辛抱で、着るものと言ったら揃いのユニクロ、頭のはげた男は皆帽子=キャップを被る。こんな哀れな生活をしながらの老後なんてイヤだなあー

無念!韓国沈没船の修学旅行生

2014年04月27日 07時27分34秒 | 日記
もうすぐ山の季節だ

機械文明が行き着くところまで来てしまったという気さえしてくるこの頃。

この田舎で先日、近所の御宅を訪問した折、玄関でご主人を待っている時、目の前を丸い円盤状の機械?が動き回っているのを目撃した

「(うすうす承知していたのだが)それは噂のアレですか?」と奥様に問うと「掃除ロボットです」と微笑んで回答。

センサーが働いて自分で彼方此方動き回り埃を吸い取っていくのだ。もはや掃除までロボットが勝手にやってくれる時代が到来した。

一方、ウォーキングが仲間が得意げに話した。昨日、遠くの息子とテレビ電話(何とかいうらしいが知らない)で話した。

これもSF映画ではない現実に事態が急速に日本に拡大されつつある様だ。

先日街で出た時教え子と会った時に「阿蘇の方には忙しくてお邪魔できないですが、スマホでいつもブログ『おやままさおの部屋』読んでいます」という。これも時代なのだ。

さて、本題。しかしだ!機械文明が「超」発達をきたしたけれど、人間の「こころ」を置き去りにしていないかということだ

韓国のフェリー事故。「ありゃー酷い!韓国はまだ遅れている!」と覚めた目で傍観者の言葉を発することが今の日本人にできるだろうか?

船は日本で製造されていたものという。構造上の問題は今回の事故での根本から指摘を受けていないけれど、機械を操る人間の事情を考えると決して「他人事」ではない

営利至上主義で安易にも通常の3倍の荷物の積載をしていたという。海上で大波を受け船が傾いた時に固定していなかった?積荷のコンテナや重いトラックなどが一方に滑って集まったようでこれが船を大きく傾かせてしまった。



船内放送で「移動せずにじっと静に!」という放送している当人達は秘密の連絡手段をとって、船員専用の階段を伝って数百人が船内に残っているにかかわらず自分達だけで逃げ延びている。

これにしたっていつだったか羽田沖にジェット機が墜落した時、一等早く救助されたボートに操縦士が乗っていたことは忘れもしない。そして彼がいった言葉、「お見事」・・・

韓国マスコミが「韓国は3流国家だった」という自嘲の言論を聞くけど、その冷静?客観的な自省の思いはひしひしと伝わってくる。大統領の感情的な対応と社会の行き過ぎた反応は異様に思えるがー

経済が進展し、豊かになり文明が発達し便利にはなっているけど、宗教心が薄れ、本も読まなくなっている当今、果たして心がどのように育っていくのか?テレビも軽薄なバラエティーが幅を効かしているし。時間をかけて制作した、じっくり考えさせるようなドラマが生まれてこないのも気に懸かる


遅れた花見の会

2014年04月26日 11時32分21秒 | 日記


「男の料理遊び」というクラブに入ってもう3年。会員数は20名。毎回出席するメンバーは13,4人だがうち10人ほどは長い付き合いになり気心も知れた仲良しグループ。

毎年は春は花見、秋には紅葉狩り、歳末は忘年会と料理教室で「飲み会」を開いている

この春はどうしても時間が合わずに桜の時期からすっかり外れてしまったが、昨日南外輪山中腹にある通信制高校のさらに上方、外輪山の稜線近くの平地で葉桜見学会?を開いた。

桜にしてもモミジにしても飲み会の口実でだれも花の観賞なんてせず酒を汲み交わす。

リーダーの家が直下にあり、自分の軽トラでバーベキューの道具、テント、イス、水、肉などの食財そして一番大切なお酒を運んでくる。

用意をしながらクーラーからビールを取り出して、早速皆に配って飲み始める。BBQに火を入れる前、つまみはリーダーが持ってきてくれた高菜漬け。これが味が良くて最高のおつまみとなった

我妻が仲間を3人を家まで迎えに行き車で当地に「運搬」。リーダーの奥様と妻の二人の女性が場を賑やかにしてくれた。

仲間内遠慮なくいろんな話をしながら焼酎を飲んでいった。難しい問題の議論もしたけれど11時半から5時半まで6時間飲み続け帰り着いたのも着替えたのもベッドに入ったのも全く覚えがない。

妻は酒を我慢して車の送り迎えの運転手に徹してくれたので帰りは行きと同じ4人を乗せてそれぞれ送ってくれたという。完全に記憶喪失

最近、飲み会になると最後が記憶が無くなるという困った習癖ができてしまった。

花見の途中で知らないご老人が登ってきて「助けてください」と訴える。どうしたのか?

83歳というご老人、山菜取りに車で来ていて狭い山道で脱輪して動けなくなったという。

みんな飲んでいる。酒の勢いもあってさあ助けに行こうと老人に案内されて現地に直行。ところが寄った体に坂道を登っていくのはしんどかった。随分歩いて車のところに行くと確かに道から藪下に落ちている。

男が10人以上もいるので合わせると凄い力になる。これを持ち上げて車を道に戻した。お爺さんが平身低頭で感謝の意を何度も何度も述べられて帰っていかれた。

これでまた気を良くしてさらにお酒のスピードが増していったのはいうまでもない。