電気自動車「エリーカ」で有名な慶応大学発のベンチャー企業であるシムドライブが、試作車開発に動き出しました。
2013年(平成25年)に量産が可能となることを目指して、2010年中に先行試作車を開発するとのことです。
パートナーであるガリバー・インターナショナルによるベンチャー支援も平成25年を開始目標としていましたから、タイムスケジュールは変わっていないということですね。
さて、このシムドライブ社ですが、私が注目したいのは、独自技術の“インホイール・モーター”です。
尤も、モーター自体は大手電機メーカーである明電舎製ですし、自動車駆動用のインホイール・モーターとしても、同社以外にNTNや東洋電機製造が研究開発を進めています。
その中で同社は、おそらくは最も長い期間をかけて研究開発を行ってきたことから、インホイール・モーターで問題となりそうな、故障時を含めた同期制御の問題やバネ下荷重増加に伴う運動性低下の問題等の解決に、ノウハウの蓄積が為されているものと思われます。
その結果が、スポーツカー以上の動力性能を得る結果に到ったのでしょう(動画中のスラローム時の挙動は、少々“不自然さ”を感じますが)。
エリーカはコスト度外視、生産効率無視の単発試作車です。しかし、“産業として”の電気自動車の方向性を論じる上で、参考にはなるでしょう。
以前のエントリで述べたように、多くのメーカーがハイブリッド車を投入することで、ハイブリッド車の技術進歩が加速することが想定されます。
そこで進むであろう“改善”を超える“イノベーション”が無ければ、電気自動車の将来は厳しいものになるでしょう。
同社の技術は、その“イノベーション”に成り得るものであると、私は期待しています。
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その中で同社は、おそらくは最も長い期間をかけて研究開発を行ってきたことから、インホイール・モーターで問題となりそうな、故障時を含めた同期制御の問題やバネ下荷重増加に伴う運動性低下の問題等の解決に、ノウハウの蓄積が為されているものと思われます。
その結果が、スポーツカー以上の動力性能を得る結果に到ったのでしょう(動画中のスラローム時の挙動は、少々“不自然さ”を感じますが)。
エリーカはコスト度外視、生産効率無視の単発試作車です。しかし、“産業として”の電気自動車の方向性を論じる上で、参考にはなるでしょう。
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そこで進むであろう“改善”を超える“イノベーション”が無ければ、電気自動車の将来は厳しいものになるでしょう。
同社の技術は、その“イノベーション”に成り得るものであると、私は期待しています。
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