糸井正和経済経営研究所 〜 p3ぶろぐ おかわり

金融・経済・経営の幅広い分析をお届けします。身近な路地裏経済から陰謀渦巻く国際戦略まで、様々なハナシをお楽しみ下さい。

春が来た、鼻に来た、目にも来たー♪

2012-03-17 13:13:13 | 企業・産業
昨日もまた、ある会社にお話を伺いに行って来ました。
伺ったお話はいつもの通り面白かったのですが、晴れて暖かかった日中のこととて、ワタシの花粉センサーが働きだしてしまいました。
鼻の方は「アレグラ」(飲み薬)と「ナゾネックス」(点鼻薬)で、ちょっとむずかゆくなる位で抑えられていたのですが、目がかいー、と T_T
家に帰って、ストックしてあった「インタール」(目薬)に手をつけました。

さて、上に挙げた各薬は、病院に行って処方してもらった保険適用の医薬品です。
飲み薬のアレグラは、昔の薬より眠くなりにくい、いわゆる「第二世代」の抗アレルギー薬です。
今シーズンから、その「第二世代」抗アレルギー薬の一つである「アレジオン」が一般の薬店で販売されているようですね。

12錠で定価1,980円と、それなりにお高くなっています。
びんぼー人のワタシは素直に病院に行って「アレグラ」処方してもらいますが、仕事が忙しいとか面倒くさいとかアングラな理由があるとかで病院に行けない方には、悪くない選択肢でしょう。

こうした、医療用医薬品が一般薬店の店頭で売られるようになったものを「OTCスイッチ薬」といいます。
1997年に胃薬の「ガスター10」が出て、そのテレビCMで広く知られるようになりました。
しかしその市場は、あまり勢いが感じられる状況ではありません(2009年まで)。
新薬開発のリスクが高まると共に、薬価引下げ圧力に常に晒される医薬品メーカーにとって、価格決定権を維持できるOTCスイッチ薬の強化は、悪い選択肢ではないと思うんですけどねぇ…

昨年初に登場してヒット商品となった鎮痛解熱剤「ロキソニン」に続く今シーズン(昨年末)の「アレジオン」という“大物”の登場は、その起爆剤になるでしょうか。

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押し目待ちに押し目はあるか・第2弾

2012-03-15 02:02:02 | 金融市場・経済全般
この3月のFOMC声明では米国景気の楽観論を強化。
そのためか、一部で期待されていた追加緩和は無かったわけですが、それでも相場は堅調。
前回の日銀の国債買取枠拡大といい、中央銀行のリップサービスが上手くなってきた観がありますねw
まぁ、今回については先月末のECBによる大量の「実弾供給」という下敷きがあったわけですが。

来週3月20日には、ギリシャ国債の大量償還を控えています。しかしそれに対する危機感は、さほど盛り上がらないかもしれませんね。
押し目待ちに押し目なし、となる可能性が高まっていると言えるでしょう。

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Volt's fault ?

2012-03-09 23:23:23 | 企業・産業
今週発表された2012年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーは、米GMのプラグイン・ハイブリッド車「Volt」とその兄弟車である独OPEL/英Vauxhallの「Ampera」だったそうで。
2位が独Volkswagenの電気自動車「up!」で、今回の同賞はエコカーの1-2フィニッシュとなりました。

欧州メディアはこの結果に「アホちゃうか!?」と言ってたりしますw
その論調とは異なりますが、韓LG製バッテリーの発火問題でケチが付いて販売不振、“一時”生産中止になりそうな「Volt」の受賞は確かに、“冗談”と見られてもおかしくありませんw
それはさておき今回のエコカーの“1-2フィニッシュ”で、欧州でもエコカーに対する注目度が上がってきているのは確か、と言えそうです。

欧州のエコカーといえば、日本メーカーがハイブリッドを開発・熟成させている間、欧州メーカーはクリーンディーゼルを志向してきました。
また、独BMWが水素内燃機関車を少数ですが販売したり石油メジャーの仏Totalが水素スタンドを作ってみたり、規格認証制度でお上が日米に先行したりで、“その次”は水素自動車という方向性が見えていました。
ワタシも前職でそんなレポート書いてたりしますw

まぁ、方向性としてはソレもあり、というか、マニアという程ではないですがクルマ好きなワタシとしては、内燃機関という不安定な挙動を示す(=メリハリがあって“おもちゃ”あるいは“嗜好品”として面白い)原動機は残って欲しいものだなぁ、と思っているワケです。
ただ、その水素内燃機関車にしても日本メーカーの進む燃料電池モーター車にしても、水素というエネルギー源の取り扱いが技術的に大きな“壁”となって、実用化には程遠い状況です。
そんなコトもあって日米では、遠距離移動はプラグイン含むハイブリッドで、近距離移動には電気自動車もあり、という“現実解”の方向に進む雰囲気が強まりつつあります。

さらにここ数年、特に昨年以降は中東情勢が緊迫化。石油という資源が、地政学的リスクの高いものになりました。
欧州にとっても、“脱・石油”が優先度の高い課題になってきたと言えるでしょう。

もちろん電気エネルギーを作る上で、石油が効率の良い資源であるのは確かですが、それ以外にも高効率の資源(ぶっちゃけLNGです)があって、ソレは“シェールガス革命”で中東以外からも調達可能になりました。つーか、中東以外の方が多いですからね。
他に補助的な資源として、自然エネルギーを利用することもできるワケです。自動車の原動機を電気で動かす方向にシフトすることで、中東へのエネルギー依存度は、確実に下がります。

そうした背景があって、今回の欧州カー・オブ・ザ・イヤーに見られるように、欧州も上で述べた“現実解”へと進む方向性が見えてきた、と言えるでしょう。

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全人代ショック!

2012-03-06 01:15:00 | 国際政治・金融・経済
中国で全人代が開幕しました。
その冒頭、経済成長目標が8%から7.5%に引き下げられたことがサプライズとなりました。
アジア株式市場は負け越し。というか、負けが大多数。もちろん、トーキョウも例外ではありません
欧米時間になって戻してはいますが…
んー、今朝の寄付きから見ると、半値戻しに跳ね返された、ってところですかね(日経平均先物、1:00時点)。

先月には預金準備率を引き下げ、中国もこれから金融緩和に向かうと期待されていたワケですが、水をさすカタチになったのは、やはり物価対策でしょう。
1月の消費者物価指数は、3ヶ月ぶりの上昇に転じました。
月末の旧正月需要が影響した部分もあったでしょうが、足下の原油価格上昇は、今後の更なる物価上昇に繋がりかねません。
今回の成長目標切り下げは、この物価上昇圧力に対して、金融引締めをもう少し続ける可能性を感じさせるところです。

とはいえ、金融引締めの継続による経済成長の鈍化は、様々な問題を引き起こしかねません。
それを解決するのは、やはり経済成長でしょう。
しかし中国にとって最大の“お客様”である欧州の経済状況は、なかなか好転しません。今後、緊縮財政が本格化する中で、その“復活”は当分先のことになるように思われます。これまでのような、投資と輸出を両輪とした経済成長は難しくなるでしょう。
そうなると、中国にとっては、内需拡大とそれによる自国企業の成長を目指すことが、重要な政策課題になります。

AppleHERMESの商標を巡る中国での争いは、同国における先願主義の商標システムの問題として取り上げられていますが…
公用車を自国メーカーに限定するようになったことを考え併せると、自国企業を優先する政策を幅広く打ち出す可能性も感じられるところです。
中国市場をターゲットとして進出している日本企業は多いですが、競合の現地企業を相手に、厳しい競争に晒されることが多くなるかもしれません。

前職のセミナーでもこのブログでも、“市場としての中国”を有望視したハナシを繰り返してきたワタシですが、近い将来、その見方を変えないといけない状況になるかもしれませんねぇ。

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株価予想について

※当ブログで2011年4月〜2012年1月に開示していた株価予想は、日経平均株価の当日大引け値が、前営業日比で高くなるか安くなるかを、ワタシの独断と偏見で予想したものです。 投資判断は、あくまでも自己責任でなさって下さい。その上で、参考になれば幸いです m(_ _)m

Disclaimer

当ブログは、私、糸井正和の個人的意見を記したものであり、株式会社ティー・アイ・ダヴリュの公式見解を表すものではございません。また、書かれた内容に関する完全性、適時性等を保証するものではありません。なお、投資にあたっては、自己の判断と責任において行って下さいますよう、お願い申し上げます。直接・間接に関わらず、投資に関する一切の結果について、責任を負うものではございません。