龍馬伝 第18回 【海軍を作ろう】

2010年05月02日 | テレビ番組
龍馬伝もだんだん面白い時期になってきました。
龍馬が神戸の海軍操練所が出来るまでの間、大阪の勝塾に入るところから始まった。

その頃、武市半平太は、朝廷に接近し、将軍を上京させるのに成功する。
テレビでは出てなかったけど、これは、長州と組んで画策したんじゃなかったかな?

武市は、尊王攘夷派。 その為、開国を断行した幕府の政策とは対立するのだが、山内容堂は幕府に弓を引くような武市を大いに嫌っていたようである。 しかも、片腕と思っていた吉田東洋殺しの黒幕は武市であることも知っていた。 時勢で、武市は利用されているのだが、長州藩が京から追われるようになると、土佐勤皇党は弾圧されてしまう。
山内容堂の恐ろしさがよく出ていたと思う。

そして、人斬り以蔵と言われ恐れられるようになった、岡田以蔵。 その内面に持つ、子供のような純粋さも出ていた。 武市に、勝海舟を斬る命令を受けるが、勝と龍馬によって、考えが変わってしまう。 そして、勝の警護までするようになる。 この辺りは、岡田以蔵の人間として非常に愛すべきところである。

龍馬は、だんだん自分の成すべきを掴んでいくが、徐々に武市は転落していく。
その気配を大いに漂わせた回であった。

龍馬伝 第15回 【ふたりの京】

2010年04月11日 | テレビ番組
今回は、岡田以蔵が人斬りに染まっていき、武市半平太が躍進していく話だった。
武市は、以蔵を使って邪魔者を排除しようとする一方で、竜馬が以蔵と話をしているシーンが最も印象的だった。

人の道から外れたことをしてはいかん。
色んな人がいるのだから、意見が違うのは当然だ。
日本人同士喧嘩しないで、力を合わせて異国に対抗しないとならない。
本当に強い男は、簡単に刀を抜かない等。

竜馬らしい考え方が出ていると思った。

次回は、僕の尊敬する勝海舟(勝麟太郎)と竜馬が会う話。
武田鉄也氏が演じるのだが、氏は竜馬ファンなので、竜馬役をやりたかったみたいである。

龍馬伝 第14回 【お尋ね者龍馬】

2010年04月04日 | テレビ番組
今回から、第二部に突入。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」もハードカバーの物は「立志」「風雲」「狂瀾」「怒涛」「回天」とあったなぁ。

脱藩した竜馬が、日本を走り回ることになる。 実に面白くなってくる。

今回は、武市半平太が、土佐藩執政の吉田東洋を暗殺以後、政敵を暗殺して自分の力を増大させる手段に傾倒していく様子が描かれていた。 その手足となって働くのが、岡田以蔵。 通称「人斬り以蔵」である。 以蔵が人斬りに変わっていく様も今後描かれるであろう。

また次回、どうなるか?

龍馬伝 第13回 【さらば土佐よ】

2010年03月28日 | テレビ番組
最近、龍馬伝の更新をサボってました。
今回は、大きな動きがありました。 遂に、龍馬脱藩! そして吉田東洋暗殺!

竜馬は脱藩して、以後色んな人と出会い成長していく。 竜馬は、当時は常識だった藩があってこそという考え方に捉われず、日本のことを考えるようになって、その為には、自分は小さな土佐藩に収まっていては何も出来ないと思い脱藩している。 土佐にいては、自分は上士の下から這い上がれないと、愛想を尽かせたという見方もある。

一方、武市半平太。 半平太は、真面目な性格のせいか、枠から外れた考え方をしない。 土佐藩を変えることに力を尽くす。 政敵、吉田東洋との対立が頂点に達した時、半平太は吉田東洋の暗殺を考える。 これを部下に命じて、遂に今回暗殺が遂行されてしまう。
今後、武市半平太の躍進に繋がるが、この暗殺を機に、政敵を暗殺して排除する手段を用いる人間になってしまう。

次回から第2部。 竜馬が日本中を歩き回る、竜馬の本領が発揮させる面白い話がたくさんになってきそうだ。

龍馬伝 第8回 【弥太郎の涙】

2010年02月21日 | テレビ番組
今回は弥太郎の父が、庄屋と揉めて大怪我を負わされて、それに対する町奉行の沙汰が不当であることを、弥太郎と竜馬が抗議をする話。

弥太郎は念願叶い、江戸で学問を学んでいた。 そんな時に、父が喧嘩で死に掛けていることを手紙で知らされ、普通の半分くらいの日数で土佐に戻ってくる。
その時の、香川照之の演技っぷりが面白かったです。

しかしまぁ、江戸時代も役人の賄賂がどこにでもある話だったんですね。
今も政治と金の問題は、小沢幹事長にも疑惑があるように、昔から変わらないものですね。

ひとつ疑問なのは、竜馬が弥太郎に対してこんなに優しかったかというところ。
気が合わない2人だったというのが、一般論ですし・・・

龍馬伝 第7話 【遥かなるヌーヨーカー】

2010年02月14日 | テレビ番組
ヌーヨーカーって何だ? なんて思った人もいたでしょう。
幕末は外国語を今と違った発音で発声していたのが、けっこうあるようだ。
イギリスをエゲレスと行ったり。

今回は、竜馬が江戸から土佐に帰ってきた時の話。
河田小龍という、少し変わった知識人に竜馬が会うのが話の中心。

河田小龍についてはあまり詳しく知らないが、この頃の知識人は、佐久間象山など代表的だが、異国の文明という物をよく見極めていて、これと争っても絶対に勝てないと思っていた他人が多い。
むしろ、異国の文明に学び追いつくのが先決という考えに基づく開国論も唱え、暗殺されてしまった人も少なくない。
当時は、神国日本と信じ、攘夷を唱える人が圧倒的多数なのだが、攘夷は現実的ではない。
そうした考えに竜馬は影響を受けていく。 物の考え方が実に柔軟で面白い。 そこが坂本竜馬の最大の魅力だと僕は思う。

今回は、竜馬の父親が亡くなる回でもあった。
竜馬は幼い頃母親を亡くしていた分、後妻は取ったとはいえ、父親の竜馬に対する愛情はとても深かったようだ。 随所にぐっとくる所があった。
次男の竜馬は家は継げず何も残せない分、将来がまだわからぬ竜馬が心配でならなかったと思う。

龍馬伝 第6話 【松陰はどこだ?】

2010年02月07日 | テレビ番組
前回、黒船が来航して日本中が大騒ぎに!
ストーリーは、剣では黒船に勝てないと悟った竜馬は吉田松陰に会いたいと思う。(実際はこの2人が会っていたのかどうか分からないが)
そして実際に松蔭に会い、迷いから開放される。

今回は、吉田松陰という人物が大きなポイント。
実は、僕が最も尊敬している歴史上の人物である。 

至誠の人であり、火の玉のように熱い人だったようだ。 幼い頃から、伯父の玉木文之進に厳しく仕込まれた影響もあると思われる。
司馬遼太郎も、この若者の存在は日本史上の奇跡だと表現していた。 僕もこれ程、私心が無く純粋で情熱のある人物として語られてるのは日本史上、吉田松陰が№1だと思います。
面白いエピソードは、松陰は何度か入牢しているが、その度に、囚人や牢番に講義(授業)をして、ことごとくこれを感化させてしまっていることである。 ありえないような話で面白かったが、これくらい何事にも怯まぬ情熱を溢れだしていたような人物が、黒船来航に何もしないはずがありません。 何と黒船に乗り込んで、その国に連れて行ってもらい、その国で学びたいと行動を起こします。 下田から夜中、小舟で黒船に乗り込むのですが、江戸幕府の法に背く行為を助けることを立場上出来なかったペリーの了解をもらえず断念。 しかし、ペリーは、吉田松陰の行動を高く評価していて、このような自分の命も顧ず異国の知識を吸収しようとする若者のいる国は絶対に繁栄すると言っている。
残念なことに、松蔭は安政の大獄で30歳(満29歳)で斬首されてしまうが、彼は死すとも数多くの志士達に影響を与えている。
辞世の句は
「身はたとえ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂」
実に熱い人物だったことか。 まさに日本史上の奇跡と言うべき人物だと思う。

龍馬伝 第5話 【黒船と剣】

2010年01月31日 | テレビ番組
黒船来航が、当時の日本をどれ程騒がせたか。
本やドラマで黒船来航を取り上げるシーンを見るたびにそう思う。
徳川幕府は言わずと知れた「鎖国」していた。
異国文化は、徳川幕府の支配力を弱めるとして、200年以上も続いてきた。
日本は島国なので、当時は海を越えて来ることも大変だった。 しかし、西洋で16世紀に産業革命が起き、蒸気機関の発達で、船の技術も飛躍的に進歩していた。
そうした状況から、鎖国していた日本は当然取り残されていた。
平穏に暮らしていた日本人が、巨大な大砲を備えた黒船を見て、どれほど驚いたことか。 戦争になると誰もが思ったのではないか?
竜馬も初めは、異国人を追い払うべきと考えていたようである。
しかし、竜馬という人間は、普通の人と物の見方、考え方がちょっと違っていて面白い。
今回は、黒船に剣で立ち向かっても勝てないと、冷静で正確な洞察力を見せている。
坂本竜馬の激動の人生はここから始まっていく。 ここからが面白くなっていきます。

そして、土佐では武市半平太の政敵、吉田東洋も登場。 これも見逃せないです。

龍馬伝 第4話 【江戸の鬼小町】

2010年01月25日 | テレビ番組
今回は、竜馬が江戸に着いたところから話が始まった。
竜馬は江戸の3大道場の1つ、北辰一刀流の千葉道場に入門する。 参考までに他の2つは、神道無念流の斉藤道場、鏡新明智流の桃井道場。 斉藤道場は桂小五郎(後の木戸孝允)がいたところ。 桃井道場は武市半平太が後に入門する。

今回の話の中心は、千葉佐那(竜馬がゆくではさな子となっている)という道場の娘。 
演じるはちりとてちん。

印象に残ったシーンは、竜馬が門下生に朝稽古をつけているところ。
竜馬の人の心を不思議と掴む魅力を表現していました。 
剣道の腕が尋常でない、千葉佐那も竜馬の底知れない大きさと無垢な心にに惹かれ始めます。

次回は、黒船来航です。
だんだん楽しくなってきました。

龍馬伝 第三話 【偽手形の旅】

2010年01月18日 | テレビ番組
今回もまだ面白くなる前の段階の話でした。

竜馬が江戸に剣術を学びに行く許しを得て、土佐を出発するストーリー。
友の武市半平太も、内心は江戸に行きたいのだが、体の弱った祖母の為行けない状態。
岩崎弥太郎は、香川照之が演じる程、激しい自信家ではなかったと思うが、極端で実に面白い!

可笑しかったのが最後のシーン。
偽手形を作って土佐を出ようと企んだ弥太郎が関所でとっつ捕まったのですが、どうやったのか逃げ出して、船に乗った龍馬に悔しさのあまり
「お前なんて大嫌いだー」
みたいな暴言を吐きます。
一方の龍馬は弥太郎を思い遣る言葉を送っているところが性格の対比が出ていて可笑しかったです。

次回は、いよいよ竜馬が千葉道場に着く話。 だんだん面白くなりそうです。

龍馬伝 第二話

2010年01月10日 | テレビ番組
今回は、竜馬が江戸に行く前の話でした。
この時の竜馬は、まだ19歳程だったと思います。

残念ながら、今回はそれ程面白いところが無い回でした。

ただ、竜馬を見守る父の姿は美しいかったです。

竜馬が江戸に着いてからがまた面白いと思います。

龍馬伝 第一話

2010年01月04日 | テレビ番組
本日「龍馬伝」の第一回放送。
坂本龍馬は歴史上人物で最も人気のある人物です。
そのせいかNHKではここ数日、龍馬伝の紹介を何回やったことか。 NHKさん、ちょっとやり過ぎっすよ!

さて、第一回の初っ端は、岩崎弥太郎の回顧から始まる形でした。
まずは、土佐の社会の特徴、上士と下士(郷士)を描かれていました。

この理不尽な身分差別による悔しい思いが、坂本龍馬の新しい時代を作る原動力になっているのだと思います。

坂本龍馬が福山雅治というのは、ちょっとイイ男過ぎますね。
僕には、福山雅治は「ガリレオ」のイメージが強いです。
キャスティングには、やや不満が続きそうですが、楽しみでもあります。

ちなみに僕の坂本龍馬の知識源は、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」 漫画の「おーい!竜馬」です。
「竜馬がゆく」は最高に面白いです。 単行本で8巻あるので、読み甲斐あります。
「おーい!竜馬」は漫画なので、読みやすいです。 真実とはかなり異なる点が多々ありますけどね。