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ハーディング+バイエルン放送響=オルフ「カルミナ ブラーナ」

2024-03-19 | 音楽 - その他
 先日買ったCDを聴いた.D.ハーディング指揮+バイエルン放送交響楽団&合唱団による,オルフ「カルミナ・ブラーナ」.

 やや遅めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏で,ハーディング率いるバイエルン放送響は,高水準の技術とアンサンブルに安定.パーカッションの適度なアクセントが,音楽のアウトラインを整理するいっぽうで,全体としては,フレーズやテキストのニュアンスを十分に生かした,のびのびとした曲作り.華やかさよりも,どこか謎めいた憂鬱な気分の流れる,いっぷう変わったカルミナ・ブラーナだ.録音は鮮明で,各セクションと全体の振舞いを,ともによく捉えたもの.残響少なめ.


オルフ: カルミナ・ブラーナ (UHQCD)
バイエルン放送合唱団&交響楽団,
ダニエル・ハーディング (指揮),
ユニバーサル ミュージック,UCCG-41102

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