お～いお茶に見る男尊女卑

　伊藤園から「お～いお茶」というお茶が出ている．大抵のコンビニやスーパーには置いてあり，お茶一番の売れ筋であるようだ．
　しかし，「お～いお茶」という命名に僕はいやな印象を持つ．夫が妻にお茶を持ってこいと命令する情景が連想されるからだ．念の為調べてみたが，伊藤園が意図したコンセプトはどうやらそれで間違いない．
　女をこうして家政婦扱いすることにも象徴されるように，男尊女卑の構造は，日本の社会には未だに蔓延していると見える．女自身も，そのことで女らしさをアッピールできるものと思い込む節がある．
　これは男尊女卑という独立した問題ではなく，民主主義国家としての日本の本質にまで立ち返って全体的に考えなくてはならない問題である．その症例の一つとして，男尊女卑が露呈しているにすぎない．このことは，いずれ詳述することになるだろう．

　今日言いたいことはこれだけ―――自分の飲むお茶くらい自分で淹れろ！