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サスペンション・ストロークUP

2017年07月14日 | Weblog

先ずはちょっとエンジンのお話から。

どのNA・NBも走行距離が大きく伸びていて、エンジンOHの相談が毎日のようにあります。

最近収めたチューニングエンジンですが、ここまでのレベルで依頼できる方はさすがに多くはありません。

もっと基本的なSTDレベルでの話が多いですね。

エンジンOH関連は、グッと力を入れて体制を整えて参ります。

詳しいことは、また機会改めてご案内をいたします。

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さて、今日はサスペンションのお話です。

BCダンパー / チューニング・サーキット派

BCストリート / ストリート・スポーツ走行派

どちらもMARUHAの定番サスペンションで、非常に人気のアイテムです。

コンスタントにオーダーを頂いております。

この定番サスペンションをさらにパワーアップすべく、2017年7月よりマイナーチェンジを施しました。

 

<リヤ側・ハイストローク>

NA・NBのリヤ側サスは、短い全長の中でサスペンションを成立させなくてはならず、

非常に難しいデザインが要求されます。 

 

 この解消の方法として、アッパーマウントを改良したハイストローク化を施しました。

基本デザインはNB用のアッパーマウント。

その中央部を20mm盛り上げる形状を専用型を使って製造しています。

 上部の2つの黒いブッシュが、アッパーマウントを上下で挟むラバーブッシュ。

この間にアッパーマウントです。

ストロークアップを図ると、この下側ブッシュがマウント奥中に入り込むことになります。

且つ、NBシャシー側の取り付け穴に盛り上げたマウン中央が貫通することになりますので、肉厚を制限するスチールプレス型に拘ることになります。

アルミ削り出しでは、達成が難しいのです。

当初、NB純正アッパーのカット&溶接の改造対応も考えたのですが、結果的にコストが跳ね上がります。

また、プレス一体型で強度も保てます。

どうしても、最小限度のコストアップで対応をしたかったので、最終的に金型から作った量産仕様となりました。

つまり、大量に製造をしたのです。

当然、当社の在庫リスクが相当増えますが、製品の単価コストは抑えられ、またさらに高性能なサスペンションを皆様にご提供できることになります。

いかがですか?

NB純正と比べると、ハイストロークマウントがニョキっと中央が伸びていることが分かります。

他にも、減衰調整ノブがアルミビレットが装着され、スプリング上下にかじり防止のリングが採用されました。

  

小さな会社ではありますが、できる限りの工夫と努力で、少しでも向上を図ります。

今更ながらのNA・NB定番品であることに無頓着にならず、常に前に進みたいと思っています。

是非、多くの方にお使い頂きたいと思います。

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