まりの膠原病、全身性エリテマトーデス、SLE日記

日焼け後の発疹、全身がだるい、蝶形紅斑、免疫異常、
関節痛、ループス腎炎、補体数値低下、抗DNA抗体数値上昇。

SLE(全身性エリテマトーデス)発病~入院~退院まで

2008-07-17 20:11:01 | Weblog
知的障害児のまりがSLE(全身性エリテマトーデス「膠原病」)を
発病してからの経過を綴りたいと思い立ち、投稿しました。

(娘の病気の経緯を父親のまるが投稿します)

2008年 まりは女性です。現在、中学2年生。

症状が出てから、SLEと診断され入院するまで。

2008年5月17日(土)、運動会当日の夜
運動会の日は、ものすごい暑さで、日中は33度以上あった。
知的障害児のまりは、運動場の2年生の自分の席に一日中
座ったまま、種目の出番は少なかった。

運動会から帰った夜、夕ご飯を済ませたころ、突然、
頭がかゆいと言って、暴れ出した。
まるが、娘の頭をみたら、丸いリング状の紫色の大きい湿疹が
2つできていた。
今まで見たこともない模様だった。
これは何だろう?

何かの皮膚病だろうと思い、以前、皮膚の病院で処方された
ステロイド入りの軟膏を塗ってみた。
しばらくすると、かゆみがなくなった。
そのまま、寝かせたが熱が出て、その後3日間体調が悪く
寝ていた。
まり自信は、その後も体調が悪かったと思うが、
体調の悪いことを、うまく表現できないで、そのまま
見過ごした。

2008年7月17日(木)、学校に登校後、8時40分頃、
血液混じりの血を吐いた。

少しの血痰で、鼻血くらいだろうと思い、耳鼻科を受診。
内視鏡検査で、肺出血と断定。
耳鼻科より紹介状にて、総合病院を受診。

総合病院にて、胸のCTスキャンで、肺出血の状態を検査。
詳しい検査が必要なため、血液内科のある病院を受診する
ということで、紹介状を持って市立病院を受診。

2008年7月18日(金)
市立病院では、小児の入院設備がないために、都立の病院に
電話にて照会をとる。


2008年7月18日(金)16時半。
市立病院の紹介状を持って、都立の某、小児病院の呼吸内科
を受診。
診察を受けるも、肺出血の原因不明。

2008年7月19~21日
土、日、月(海の日)が週末3連休のため、血液検査は週明
けから行うとのこと。
レントゲンで胸の状態を観察しながら、救急病棟で、娘と2人
で3日間過ごした。
知的障害児の娘は、自分の体で起こっている症状を伝えること
が出来ずに、娘は頭が痛い、苦しいと訴え続けるだけ。

2008年7月22日(火)~24日(木)
血液検査、CTスキャン、経過観察

父親のまるは、この日から看病のため、往復4時間かけて
病院に通うことになりました。
交通費だけで、月に4万円くらいでした。

2008年7月25日(金)
11時頃に病院に到着。
主治医から、検査の結果、娘の病気は、膠原病の全身性エリテマ
トーデス(SLE)と診断。

膠原病の治療は腎臓内科で行うので、すぐに転院する。
肺出血が続いているので、すぐに治療を開始する。
詳しい内容は、腎臓内科の主治医が行うとのことになった。

腎臓内科の主治医が、全身性エリテマトーデスを告げて、
すぐに治療を開始したいので、同意書にサインを求めた。

全身性エリテマトーデスの診断基準のうち、4項目に該当
するとのこと。
すぐに、ステロイドパルス治療(1回目-1日目)が開始された。

医師3名とまるの4名が見守る中で、ステロイドパルス治療が
開始されて10分くらいたった頃だと思う。
目の下、鼻の両側に、蝶が羽を広げたように、
蝶形紅斑がはっきり現われた。
主治医が、「出ましたね。」と言って他の医師と顔を見合わせた。
蝶形紅斑??
まるは、蝶形紅斑なるものを初めてみた。
これが、蝶形紅斑か。

ステロイドパルス治療とは、
プレドニン(1000mg)を3日間、点滴(静注)。

7月25日(金)ステロイドパルス治療(1回目-1日目)
7月26日(土)ステロイドパルス治療(1回目-2日目)
7月27日(日)ステロイドパルス治療(1回目-3日目)
7月28日(月)~プレドニン40mg
8月 4日(月) プレドニン40mg
8月 1日(金)胸部レントゲンの結果、肺出血有り
8月 5日(火)ステロイドパルス治療(2回目-1日目)
8月 6日(水)ステロイドパルス治療(2回目-2日目)
8月 7日(木)ステロイドパルス治療(2回目-3日目)
        パルスが終わって、午後3時すぎ頃に、痰に赤黒い血が
        混じっていたので医師に連絡したが肺出血時のもので
        心配ないとのこと。
        パルスで疲れてぐったりしている。
        10日ころまで、元気がなくなる。
        午後7時頃、頭痛がすると言うので、鎮痛剤を飲ませる。
        今後の治療方針について、医師から説明を受ける。
        退院したらエンドキサンパルス治療を月1回、全6回
        実施する。
8月 8日(金)~8月10日(日)

8月11日(月)CTスキャンの結果 肺出血なし

8月12日(火)腎生検手術の説明あり。
        麻酔科の医師、看護師から手術後の説明あり。
8月13日(水)腎生検の手術。11時~12時に終了。

8月 8日(金)プレドニン40mg(朝3錠、昼3錠、夜2錠)
         ファモスタジンD錠(ガスター)10(朝2錠、夕2錠胃薬)
         ラキソベロン、夕8滴 うんこを出やすくする
         フェドグラデュメット、夕1錠(鉄剤1日置き)
8月21日(木)~プレドニン40mg
        この間に症状として毎日、
        熱は無いのに、額に冷や汗のような、汗をかいている。
        両手が異常に熱い。痛みはないようだが、
        頭が痛いと言うので、主治医に痛み止めを処方して
        もらった。痛み止めは効いた。(痛いと言わない)

8月22日(金)プレドニン35mg(朝3錠、昼2錠、夜2錠)
        主治医に呼ばれて、外泊許可を言い渡される。
        自宅に外泊(まりちゃん、お家帰ると言って大喜び)
8月23日(土)自宅に外泊
8月24日(日)自宅に外泊(夜8時頃に病院へ)

8月25日(月)~28日(木)
8月29日(金)外泊許可が出たので、早速に病院を出た。
8月30日(土)自宅に外泊
8月31日(日)自宅に外泊(夜8時頃に病院へ)
9月 1日(月)
9月 2日(火)エンドキサンパルス1回目実施(免疫抑制剤)
9月 3日(水)血液を固まらないようにするための点滴
9月 4日(木)~プレドニン35mg
9月 5日(金)プレドニン30mg(朝2錠、昼2錠、夜2錠)
        自宅に外泊
9月 6日(土)自宅に外泊
9月 7日(日)自宅に外泊(夜8時頃に病院へ)
9月 8日(月)
9月 9日(火)退院
        
        プレドニン30mg(朝2錠、昼2錠、夜2錠)
        アザニン75mg(1.5錠)免疫抑制剤
        ファモスタジンD錠(ガスター)10(朝2錠、夕2錠胃薬)
        ラキソベロン、夕8滴 うんこを出やすくする
        フェドグラデュメット、夕1錠(鉄剤1日置き)

  長かった50日間の入院中、いろんなことがありました。
  
  いろんなこと、その1。

  SLEで、7月25日から入院した小学校5年生の女の子がいます。
  まりちゃんとずーっと同じ部屋です。
  その子の症状は、2008年5月に、手の薬指、中指が青白くなり
  指先、関節が痛み、頭痛がして、38度以上の高熱が続いたそうです。
  9月9日時点でも、頭痛がして、40度以上の高熱が出てます。
  原因は不明。ブレディニン(ミゾリビン)免疫抑制剤の服用を
  中止したら症状が治まったそうです。
  この女の子は、10月まで入院してました。

  いろんなこと、その2。

  8月20日に、高校2年の女の子が入院してきました。
  エンドキサンパルス治療4回目の入院。
  2006年、中学3年生でSLE発病。
  2008年5月、高校2年生で、再燃して入院。
  再燃の理由は、校内マラソンに参加したのが原因だそうです。

  まりちゃんには、無理しないで、生活させねばと思いました。
  

  


       

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