フウラン マンポウ(漫歩)・風蘭と友達、旅と花

カメラ大好き人間の拘りの画像の発信集。

取り木 ・老鴉柿08・06-2

2008年06月22日 | 老鴉柿
  取り木に挑戦(テスト)してみました。 

接木苗を買ってしまった。
正木苗がほしいと思って待っていたが、接木苗しかなかなか出品
されない。 あまり長く待っていたら 嫌いな接木苗まで売り
切れる可能性があり、仕方なく買ったわけだ。

ヤゴ芽株分け苗や根伏せ苗よりこの方が格段に安い。
株分け苗や根伏せ苗の場合でも取り木をしないと
気がすまないので、全て取り木をかけるならどのような苗でも
同じだと思っていた。

しかし現実は、ケッコウ何かと忙しく取り木する時間がとれない。
又、取り木をかけるにはまだ幼い苗木にて幹(軸)が細くて早過ぎる、
太るまであと2・3年は待たなければいけないことも解った。

この入手した接木状態のまま2・3年放置するとツイ忘れる、
多分忘れる。
忘れたら、成長した近い将来接木か正木かの区別が付かなくなる。
仕方なく、思い切って取り木に挑戦(テスト)する事とした。
成功の期待はしているが、成功率は低そうなのでがあまり
面白くはない。

環状剥離法が良いが、幹(軸)が細くて形成層が取り切れない。
形成層は見た目(薄黄緑の色目)より1ミリ以上程奥まで予備層
が続いているはずなので ここまで削除すると幹が無くなる。
(現実の幹は凹凸と扁平やキズでの割り込みが存在するので予備層
は1ミリ、と安全をみて更に1ミリの切り込みが必要)
従って、最低でもあと2・3年は太らせたかった。

更には、枝採りをした。 苗が貴重なので主幹(軸)は手付かず
で残したいので枝採りとなってしまった。
取り木で難しいのが枝採りである。
生命維持の道理に反する行為であるのであまり成功しない。
挿し木をしたと思う事にしている。

植物の生命力に賭けた。

枝採り・軸細過ぎ、だから多分多くは失敗する、 それならテスト
は多い方が良い。 何事も経験だから。

↓盆栽目的の場合、2本幹(枝)が出ていて1本は不要である。
 どちらか1本を早く処理しないと不要な方にも栄養を取られるので
 残すべき1本が充実しない。
 盆栽にしない場合は、根を早く充実させる為に枝(幹)類は全て
 切らずに残しておく。
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↓環状剥離法を行った。
 細すぎて必要量切り込めなかった、剥離量が少し足りない。
 成功率予測は、不利な枝の取り木であることも考慮すると1割以下。
 モット木質部まで切り込まないと発根は難しいのだがあまり切り込むと
 細くて水遣りや風で折れてしまう危険性があり止めた。
 発根促進剤を塗り、新鮮な水苔で包み込むように巻いておく。
 秋頃までに発根しない場合でも2・3年維持すれば発根はある。
クリックしてね!環状剥離画像が出るよ!


↓これは取り木準備中の枝。薄いプラ鉢を使う発根地が培養土となる。
 準備中A・Bは環状剥離した時曲げると折れてしまうので
 いまからU字曲を付けて準備している常態である。
 剥離部は真上に立ち上がらないと根張りが悪くなる。
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↓ 一般的な取り木法。
  発根が無い場合は土をバラシて環状剥離を掛ける予定である。
  細すぎて環状剥離出来なかった。
  根張りは悪いので、嬉しくない方法だ。
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↓ 一般的な取り木。 この上に培養土を被せる。
  発根容易な植物はこのように曲げ養分の流れを困難にすると
  発根する。
  老鴉柿の場合は成功するかどうかテストしている。
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↓これは、上記方法で折れてしまい失敗、救済再生させたもの。
 完成間直で手元が当り折れてしまった。
 長さが足らないのでポラ鉢でお迎えにいった。
 実施分は剥離なしである。
折れた箇所から早くも芽が出てきた。
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