tonbi coffee weblog 

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「いいね!」の裏道を行こう

グアテマラ番外編

2016-02-04 10:07:21 | コーヒー産地
誰かが野生動物の質問をしたところ農園主ペドロが反応して突然動物園に行くことに・・・。それもまたいい思い出ですが。ペドロだけでなく、こちらでお世話になった方々のサービス精神というかホスピタリティ。見習わなくてはいけませんね。
象なんて何十年ぶり?

セントラルアメリカは貴重な野鳥の宝庫。さすが珍しい鳥が多かったですね。突然、目の前に現れたら気絶するかも?でかいし、派手すぎ!


グアテマラ5、6日目

2016-02-04 04:11:24 | コーヒー産地
ゲストハウスで迎えた朝。ここもまた清々しい。

ジープに乗って農園を回ります。

まずはメインで使用する「サンタカタリーナ農園」から。最高点でおおよそ2100m。途中、何度も車を止め木のこと、チェリーのこと、品種のこと、土のことなど熱心にガイドしてもらいました。

隣接するトラベシア農園、ラ・ホヤ農園も見て回りました。ここは、規模としては大農園にあたり
収穫から輸出の手前までの生産処理全てを行っています。とにかく広い!

朝から収穫がはじまり、15時過ぎにはチェリーを持った人達が処理場にあつまります。
計量を終えチェリー投入。見てください!これだけ熟度の揃ったチェリーはなかなかありません。
農園のこだわりとピッカーさんがひとつになった証とも言えるでしょう。

その日のうちに果肉を除去し、果肉の残りを取りやすくするため、明日までおきます。
このころにはだいぶ日が暮れていました。

翌日、果肉を除去した殻付きの種子を水洗いして乾燥場へ。


乾燥を終えたパーチメントを倉庫で寝かせます。これも大事な工程。

ナーサリーと呼ばれる苗床。コーヒーだけでなくシェードツリー(日除けの木)の苗もありました。

さて、これで農園とはお別れです。簡単にご案内しましたが、毎日、朝から晩まで忙しく動き回りました。睡眠時間も少なく、疲れはしましたが、とても充実した農園視察。日本に戻ってどんな風に生かそうか楽しみです。では

グアテマラ4日目

2016-02-03 22:35:42 | コーヒー産地
グアテマラ4日目。
この日もまた鳥たちのさえずりを聞きながら朝食。肌寒いが気持ちいい。

午前は、まだ使ったことのないアンティグア南部のカブレホ農園を視察。美しい景観と整然と植えられたコーヒーの木。ちょっと試したくなる農園です。

その後は、アンティグアの街から少し離れたところにあるべジャビスタ農園内の大きな生産処理施設(いわゆるミル)を見学。設備を持たない生産者が、チェリーなりパーチメントを持ち込む。

そして、ここのオフィスにてカッピング。まだ収穫期でサンプルは十分出揃ってはいないものの、30を超える数をカップしました。
何といっても、日本を代表するカッパーとご一緒出来たことが私にとって、とても貴重な時間でした。

少し遅い昼食は、アンティグアのローカルフードレストランで。その後、余った時間で土産探し。有名なのは織物や刺繍ですが、あまりベタなものは使える人が少ないだろうな~。う~ん難しい!

そして、ここからが後半。最も重要な視察の始まりです。振り返るとすごく長い話になりそうなので止めておきます。2002年まだ都内に勤めていた時代、インターネットオークションで初めて出会ったサンタカタリーナ農園。以来、ずっと扱ってきたコーヒー。何よりコーヒーの世界に足を踏み入れた時から「アンティグア」は最高のブランド。遂にその核心に足を踏み入れる時が来た!ちょっとオーバーかもしれませんが感慨深いものがありました。
日が暮れ、その農園主ペドロが迎えに来てくれました。農園のゲストハウスで夕食。お土産は地元・高崎のダルマに農園主の名前を入れて。意味は良くわかっていないでしょうがすごく喜んでくれましたよ。
さて、明日からが楽しみです。

グアテマラ3日目

2016-01-31 00:47:36 | コーヒー産地
アンティグアのホテルは緑豊かで鳥の鳴き声が
何とも心地よいところです。

世界遺産にも登録された石畳の街はとても美しく、
朝の散歩も楽しめます。

この日は、現在販売中のコーヒー生産者「エル・ベルヘル農園」と
「ラ・フロリダ農園」を含んだベナベンテ一族の所有する4農園を視察。
アンティグアの街から2時間ほど。市街地から郊外、そして山のなかの農園まで
走ると、この国の人たちの暮らしを何となく感じることができます。
山道はなかなかの険しさでよくこんなところでと思ってしまうほど
の悪路です。日本では味わえない揺られっぷりでした。
どの生産者も規模は小さいのですが、黙々と働きながらも
笑顔で迎えてくれました。感謝です。

コーヒー生産の大敵、サビ病は標高の高い所にも広がりつつあり、
まだまだ油断出来ない模様。

ちょうど この日は、月末で給料日でした。
ピッカーは摘み取ったチェリーの重量によって決まります。
皆が一様に神妙は表情を浮かべ順番を待ちます。給料を手に
笑顔の人もいれば、曇ったままの人も。
この時だけは、農園の空気が違っていました。
聞けばピッカー達の日給は10~12ドル。彼らなくして
グアテマラのコーヒーはありえません。

こちらの人は、どうやら飲酒運転は当たり前のよう。帰り道は、あくびを連発。眠気覚ましなのか?車内の冷房は少々キツめ。

アンティグアの街、最後の夜はおすすめのステーキハウスへ。普段はほとんど食べないが、ちょっと癖になりそうなおいしさ・・・。
週末の夜、美しい街はなかなかの賑わいでした。

グアテマラ2日目

2016-01-29 23:31:33 | コーヒー産地
今日から農園巡りです。
グアテマラシティのホテルの前。朝は結構寒いです。

本当は街を散策したかったけど中米で5本のゆびに入る危険都市との
ことで断念。ホテルの前をウロウロしただけで民藝品を持った
人たちに囲まれます。早速、笛を2本ゲット。
チマルテナンゴの街を抜け農園へ。街並みを見てあるだけで
ワクワクしてきます。

農園のゲストハウスで歓迎を受け昼食。オーナー一族は、スペイン系の白人で
家政婦さんや農園で働くのはインディオ系の人たち。
信頼関係がしっかりとしているとはいえ、そこには明確な
違いを感じました。これもグアテマラ、これがグアテマラといった感じ。
チキンの煮込みにライスとピリ辛のソースが美味。

ホテルのWi-Fiを使って携帯からアップしているのでカメラやビデオにおさめた
農園の風景がありません。あしからず。

最後はこの日泊まる古都アンティグアのホテルへ。街に街灯はほぼ無く、
飲食店もロウソクなどのわずかな光のなかで営業。えっやってるの?
と一瞬思いますが、それがとてもロマンチック。日本は明るすぎかも
しれません。ホテルは上手く言えませんがすごくいい雰囲気。
牛のグリルをメインにしたローカルなプレート。アボカドのディップと
黒い豆のペーストがらしい一皿。赤身の噛みしめる肉の旨味がいいですね。

それでは明日に備えて寝ます・・・。