たたかう!?たかちゃん!行動日誌

たかちゃんの小さな小さな行動をはじめとした、様々な活動の記録です。

ここのところの雑感~新型コロナウィルスによって振り回されている介護現場から~

2020年04月07日 19時42分30秒 | 介護・福祉
ここのところの雑感(長くなります)
新型コロナウイルスによって振り回されている介護現場、先週からのつかんだことを報告します。

デイサービス
新型コロナウイルスを理由にした利用回避が増加している。特に要支援の方に多い状況。
大きな認知症もなくテレビなどを観たり、家族に言われてというケースが多い様子。
一般的にデイサービスは1ヶ月~3ヶ月で再開が明らかであれば利用の枠は残しておいてもらえるが、
今回のケースでは終息がわからないなかで枠を残すことは新規の受け入れができないということにつながるので、
休止ではなく解約せざるをえない。
とはいってもその枠がすぐに埋められるわけでは無いので、かなりダメージを受けてきている状態。

一方では生き残りと利益確保に動き出すデイサービスも現れている。
3月いっぱいまでがんばって外出を続けていた、あるデイサービス(定員20名)では、
緊急事態宣言の内容によっては受け入れ人数の上限を10人に絞っての対応を検討している。
優先して受け入れるのは独居の方。来られない部分については、
同社のヘルパーもしくはデイサービス職員が訪問して、入浴などの支援を行うというもの。
厳しいなかでの苦肉の対応に苦慮しつつも、なんとか運営を続ける方法を模索している様子。
また、あるデイサービスの責任者さんからは
「子どもがいて学校が休み。土日とかにどこかに連れて行ってほしいと言われるがそれはしてあげられない。
万が一、私が発生源で利用者さんに拡散でもしたら大変。デイサービスが再開できなくなってしまう。
子どもに申し訳ないと思うが、私にもストレスになっている」と話していた。

訪問看護
状況によっては訪問回数の調整(減らす)などの対応を検討している。

施設系
新規申し込みはできるが、見学はできないケースがほとんど。
見学もしないで大事な親を預けられないとの声も聞かれた。
2月から外出できず、ボランティアの受け入れも中止。家族の面会も禁止。
もともと変化を持たせることが難しいだけに、内部のレクだけでは限界もあると思う。

居宅介護支援事業所
私の担当エリアの4自治体では対応がふたつに割れている。
3月頭から早々と本当に必要以外の訪問自粛(電話モニタリングなどを行う前提)とこれまで通りの訪問を行う自治体。
介護サービスの利用打ち合わせを行う「サービス担当者会議」もなるべく集まらずに、
電話・メール・FAXによる照会で良い(現段階での対応の主流)というところと、通常どおりとの対応にも分かれている。
知り合いのケアマネ(関東の他県)からは、「まだ訪問なんかして担当者会議もやってるの?」とあきれられる始末。

今後「緊急事態宣言」が出される中で対応も変わってくるのだろうし、
各事業所では様々な対応(職員の検温、利用者の自宅での検温、送迎車や施設の換気・消毒)をしているが、
いずれにしても限界がある。
医療崩壊ばかりに目がいっているように見えるが、介護崩壊もギリギリのところだと思う。
職員のストレスも相当なものになっている(仕事のストレスの発散の場が制限されている:虐待につながる可能性も否定できない)。
ある事業所で発生すれば、当然営業は休止。
利用できない利用者を他事業所へ振り分けるにしても、最低2週間は受け入れてもらえないだろう。その間の生活はどう支えるのか?
言い出したらキリがないだろうが、行政や地域包括支援センターが動くとは考えにくい、
最終的にはケアマネがすべて被ることになるのではないだろうか?

長々となりましたが、ここ数日でつかんだことや雑感です。
仕事や立場なだけに、遊びにとかパーッと飲みにとかも行きづらいとも感じています。
あっ、行ってませんからね(笑)


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