フリーと本ちゃんのはざま

はざまに挟まり続けてはや30年。フリーと本チャン、家庭と仕事。そして今は仕事とクライミング。

1/31 最高カンテ、気分は最低

2010年01月31日 | 湯河原幕岩
会で湯河原幕岩。1/10以来二日目「最高カンテ(5.11d)」狙い。

朝一、上から懸垂でヌンチャクかけ。お昼一便出させてもらう。ワンテン。いけそう。

夕方みんなにつきあった後戻ってきたが誰もいず。しばらく待っていると「もうバスでるから帰りますよ!」唖然として声も出ない。先ほどまでトップロープ張ったり、ビレイしてたの誰?思わず顔が険しくなったか、新人のMさんが「僕残りますよ」と。ありがとう、でもねえー。「先に帰る」と言いにきたメンバーはまったく意にかいさず「じゃあお先に!」と帰っていく…。しばらく気を落ち着けたあと、折角だからとMさんのビレイでトライ。がさすが新人さん、ロープが重たい重たい。あっさり1ピン目すぎたところで引きずり落とされ、ジエンド。

1/24 日蓮「イブ」RP!

2010年01月26日 | 城ヶ崎
日蓮の「イブ(5.10d)」をRP!。気分良し。

朝10時城ヶ崎海岸駅でE田君と待ち合わせ。タクシーと徒歩で日蓮の岩場へ。一年ぶり。誰もいない。(後で3パーティ)
とりあえず人工交じりで「イブ」を登ってトップロープセット。そのままムーブ練習。

一回目トップロープ。このルートは登れなかった記憶だけがあり、ジャム感覚こんなんだっけ?という感じ。と言っても悪い感触ではなく、おっなんか体浮いてる、保持できてる?という嬉しい感触。これは行けるかな、と。大雑把に触って抜けて、パワー温存。

二回目。二時からトライ開始。しかしやはりリードとなるとちょっと違う。核心部で「アレッ」と思ったら右手が抜けてフォール。カムを右手フィンガージャムの効く(ましな)位置にセットしたのが敗因。もう一つ上で恐がってもう一個プロテクションを取ろうとしたのもミス。計2テン。とりあえず抜けて終了。

三回目。一時間半レスト後の三時半からトライ。2つ目のプロテクションセットで一回目と同じミスをしないよう、気をつけて黄色エイリアンを少し下の位置にセット。これで右手フィンガーはまあ保持できて、エイヤッで左ハンドジャム。最初の核心クリア。ここはしっかり左ハンドジャム効かせて丁寧に赤エイリアンセット。次が二つ目の核心。右手甘めのフィンガーを効かせてデッドっぽく左手を奥のフィンガー、すかさず右手を先ほどまで左手を効かせていたところにハンドジャム。決まり!。その後は恐がるな!と言い聞かせて一気に左足を小さなエッジに、左手カンテに飛ばして右手フィンガーに上げ、右足クラックねじ込み、左足折りたたんでスタンスに立って終了。「やりましたねー」とE田君の声。ありがとう。別のパーティの人からも「おめでとうございます」と。嬉しかった。

帰り道、登った感想聞かれて「漁り火クラックライトによく似ている」と答えたら、「そんなはずないでしょう、あそこハンドすっよ」と突っ込まれた。あっいや、ムーブじゃなくて登れるようになる過程がよく似ているという意味。クラックだからどこでもジャムを効かせられそうと思いがちだけど、やっぱり効くところとそうではないところがあって、正確には、効かないけどわりとましなところと全然そうでないところがあって、かな、要はそういうましな部分をつないでムーブを組み立てていくと、結構思い切ったムーブになってしまう感じが良く似ているという事。今回のイブも登れてしまえば実質五手だったし。

さあ次はお隣の「インディアンドール(5.10d)」、来月来れるかな?

1/23 マザークラックRP

2010年01月24日 | 城ヶ崎
マザークラック(5.10c)を登れた。一昨年の死亡事故の事もあり、またプアプロテクションの怖さもあって、緊張していたのだろう、最後右のガバに飛んだときは心臓ばくばく。

朝10時伊豆高原駅でK林君と待ち合わせ。ファミリーエリアへ。外人さんの団体で大賑わい+すべてトップロープセット済。とりあえずシスタークラックでアップ。マザークラックにもトップロープがかかっていたので、お借りしてムーブとプロテクションのチェック。ムーブはまあなんとか。完璧ではないけどいけそうと感じる。プロテクションはサンフランシスコで追加購入したスリーカムと緑エイリアンで固め取り。その手前にキャメロット#3.5で気持ちだけ。最後は左手で耐えて#8のナッツ。

先々週から休みなしなのでゆっくりレスト。そして3時軽く体を動かし気合を入れてトライ開始。しかしあまりに気合入りすぎていたのか、なんと下部でフォール、K林君から動きが雑!と注意が入る。でもこれで体がほぐれる。
すぐ再トライ。今度はスムーズに胎内までもぐりこめる。胎内で集中、まずはプロテクションとしてカムを3個セット。キャメロット#3.5+緑エイリアン+スリーカム赤。ここまで決めて少し戻って胎内でムーブに集中、過呼吸する自分の吐息が響いてよく聞こえる。二度、三度。
よし「行くよ!」声をかけて動き出す。左手アンダージャム、右手アンダー、左足高く、左手ガバをサイドに、右手でナッツを取り出しセット、ロープをクリップ、右手大きく伸びてカンテ、左手マッチ、右足、右手クラック上、左足軽くクロスで差し入れ、左手クラック下。ガバを見る、息を吸って、フッと軽くとんで右手ガバ!やった!
でも動きを止めず、そのまま左手上のカンテ。ちらっと下をみる、空間、高い、そのまま足ブラで左足をクラックへ、左手その上もガバ!そのまま乗り込んで終了!

なんというのだろう、バンパイアに成功した時もこんな感じだった。景色が変わる、色が消えるというか、モノクロに近くなって、心臓の音が急に聞こえてくる。良かったー。



マイケル・ジャクソン、カシアス・クレイ

2010年01月19日 | 所感
メモ。
米国滞在中のホテルにて、マイケル・ジャクソンの「This is it」を数回見る。音楽は聴いたことはあったが、踊りを見るのはスリラー以外では初。遺作だからか、その体の動きに涙が出そうなほど見入ってしまう。
同じくホテルにて。モハメド・アリではなくカシアス・クレイの試合ビデオも見る。細いし動きがシャープ。ウェービングというのだろうか相手の豪快なパンチを上体で大きくかわす動きと大きく伸びるジャブに、こちらの映像も引き込まれる。
二人とも浮くような立位としなやかな動き。居つかない、肩と腰の動きの大きさ。凄し。イチローもそうだけどクライミングの参考になる。

1/14 Mission Cliffs

2010年01月17日 | ジム
Marmot の店員に教えてもらった、サンフランシスコ市内のジムMission Cliffsへ。

もちろんパートナーはいないのでボルダリングのみ。カウンターでボルダリングをしたいと言うと、なんの質問も確認書もなく、住所と名前だけ書いておしまい。イギリスやデンマークのジムのようにクライミング経験やビレイの仕方のチェックなどは一切なし。ジムの方針なのかお国柄なのかは分からない。料金は利用料金18$にシューズレンタルで4$の計22$だった。

場所はMission Streetと18th Street の交差点から南にすぐのところ。サンフランシスコは京都や奈良のように碁盤の目のような道路設計なのでわかりやすい。

ボルダリングエリアは2Fの一部のみで広くはない。全てハング系でスラブ面はなし。ボルダリングエリア以外はロープクライミング用の壁で高さは10mから15m程度、こちらがメインの模様。そしてロープクライミングもボルダリングも人が多い。とは言っても僕の基準は東村山だからどこでも人が多く見えるのかな?PUMP2なんか凄い混みだと聞くし、それよりはましなんだろうか?

さてボルダリング開始。グレード表記はもちろんVグレード。とりあえずよく分からないのでV0を一本。まあ7級程度かな。簡単。そしてV1を2本、多分6級程度。登れる。V2も2本、5級程度。東村山の水色に近い。ここまで全て一撃。V2あたりをサクッと登りだしたところから周囲の目線が集まりだし「なんかこの新参者なかなかやるな」といった感じで声がかかりだす。
そして、これどう?という感じでV3を薦められる。このクラスからムーブでの解決が必要。結局4本遊んだ。3本登れて1本は最後まで登れず。東村山の黄色クラスに近く4-5級といったところ。最後の一本は核心は越えているけどそのあとのホールドが僕には遠くランジで解決しようとしていたら、結構声援と(多分できない人の多い核心クリアしてからのランジムーブなので)笑顔をもらって楽しかった。

他の特徴としては、ホールドはガバが多いし大きい、スローパーはなし。そして当たり前だけどちょっと遠い。そして日本では結構太いと言われる僕の前腕もここでは序の口。特筆?すべきは女性クライマーのウェアでなかなかセクシー、ちょっと目のやり場に困る人も。あとサンフランシスコそしてアメリカという土地柄か東洋人だからと言ってまったく気にもされない。当たり前といった感じでみんな平気で英語で話しかけてくる。ただ"Come on!"という声援はなかなか慣れなかったけど。

※ジム終了後BARTに乗らず歩いてホテルまで。途中交差点でなんどもフラッシュ。どうやら防犯カメラが自動で写真を撮っているらしい、という事はここは危険地帯?ホテルに着いて聞いたらジムのあるMission周辺(ダウンタウン)からホテルのあるCIVIC Centerまでの間は結構危ないらしくBARTかバスに乗れと注意された。特に湾向こうのOaklandでは麻薬売買にからむ発砲事件がちょっとホットだと、なんでも単発の銃ではパンパンという感じではなくライフルでの連射、ダダダダダダッ!という感じらしい。

Berkley - またもエイリアン遭遇できず

2010年01月16日 | 所感
San Francisco - REI で見つけられなかったエイリアン。たまたま隣で僕とスタッフの話を聞いていたお客さんから、Berkley の MARMOT MOUNTAIN STORE にはエイリアンがあったよと教えてもらったので仕事が終わってから行くことにした。
行き方は BART に乗って Ashby という駅で下車。駅からすぐなので色々な意味で安心。

しかしなかった。お店に入って「エイリアンの緑が欲しい」と聞いたら、カウンターにいたスタッフはクライマーらしく、あっさりと「Sold out」。そして「あれいいよね、でもなかなか入らないし、いつ入るかも分からない。連絡先を教えてくれれば入ったら連絡するよ」とまで言ってくれる。しかしこちらは仕事での短期滞在で日本から来たと伝え、丁寧にありがとうとだけ言って断った。

しかし店内をぶらぶらしながら考えた。やっぱり米国は円高もあいまって相対的にカムの値段が安い。そしてわざわざここまで来てもないということは、もはやエイリアンはあきらめたほうがいいかもと。ほんと名前通りめったに会えない。そこまで考えてギアを見ていくとスリーカムは全種そろっている。値段を先ほどのスタッフに聞くと77ドル。確か日本では9000円程度だったと思うからざっくり考えても2000円以上安い。値段を聞いた時点で彼は僕の考えていることがわかったのか、緑エイリアンに近いサイズをネットで調べてあげるよ、と親切な申し出。Thank you! ということでスリーカムの赤を購入。まあ良かったとしよう。

くだんの彼は僕に興味をもったのか、他にも色々と聞いてくる。日本のどこで登っているのか、仕事はどんなで歳はいくつだ、ヨセミテには行ったことがあるのか...などなど。プログラムのアーキテクチャーで San Francisco にはよく来るけどいつも仕事で時間もなくヨセミテには行ったことがない、もちろん一度は登ってみたいけどね、と言うと、じゃあ San Francisco の Bay エリアでボルダリングができるから今度くるときはボルダーで遊べばいいよ、とトポを一冊持ってきてくれる。うん、なかなか商売うまいね。他にもジムを教えてくれたりして買い物以上に有益だった。



San Francisco - REI エイリアン遭遇できず

2010年01月15日 | 所感
7年ぶりのサンフランシスコ。緑エイリアン求めてアウトドアショップに出向くも取り扱いなし。残念。

今日からサンフランシスコ。7年ぶり。Townsend Street にある事務所から客先に向かうため車に乗せてもらい道路にでるとすぐ"SKI, OUTDOOR"の文字が。聞くとREI - San Franciscoというお店らしい。

仕事後さっそく出向く。狙いはもう一個購入したいエイリアンの緑。しかしこのお店にはなかった。エイリアンは扱っていないらしい。残念な顔してたのか、となりのお客さんがバークレーのショップには置いてあるよと。ありがとう。金曜の晩にでも行って見るか。

1/9-10 「最高カンテ」OS失敗

2010年01月11日 | 湯河原幕岩
9日10日と会メンバーと幕岩の予定。しかし急に来週から海外出張。準備色々あって9日は遅れて参戦、実質一日。どうにもスタートムーブが解決できない「もうじきバカンス(5.11c)」はとりあえずおいておいて、面白いと聞く「最高カンテ(5.11d)」にトライ。

○9日:OS狙い×。
ヌンチャクお借りしてOSを狙う。しかし3ピン目をかけて4ピン目手前でアウト。ホールドがわからない。

○10日:×××
オンサイト失敗なので今日はトップロープにしてムーブ探り。4ピン目手前はちょっと遠いが思い切って手を出せば持てる部分があることがわかった。そこで右手、左手クロスでカンテの一番上の部分にまあガバ。そこから右手はポケットあり。これを見つけて上のムーブは解決。右手ポケット、左足カンテで左手を上のガバに飛ぶ。それからさらに左手アンダー。そこまで行けば実質終了。
3便目:ムーブ堅めにTRトライ。核心でワンテン。
4便目:回収にもう一度。しかし力残っていなかった。計5テン。ダメダメ。


○割札(5.10c)オンサイト。
最高カンテにロープとヌンチャクかけるために登った。面白し。久々のオンサイト。
○一寸法師(5.10c)×
まさかまさかの敗退。アップでここでもいいかとパートナー聞いたら、なんかにやにや笑っている。取り付いて笑いの意味がわかった。なんかよくわからん。これマットもってきてボルダーでエイヤッ!のほうが良いのでは???


1/6 東村山

2010年01月06日 | ジム
久々に追い込む。
キャンパ:ぶら下がり10sec×2、細10sec×2、一段飛ばし左右、UP/DOWN太細両方
黒2,3,4,5,6
薄かぶりK野さん作4級を二本○、H山さん作4-5級×、O原さん作犬?6級○
水色14,13,12,11,9,8,7,6

体重62.2kg

1/3 御岳ボルダー

2010年01月03日 | 御岳
登り始めは御嶽へ。
昨年9月からトライしだした「忍者返し(一級)」を狙う。が登れず。ただ進歩あり。

朝11時御嶽駅着。寒い。アップに選んだ溶けたソフトクリーム岩の凹角右(三級)も左(三級)も登れないまま、忍者返しの岩へ。すごい人出。スタートから二手目左カチはとれるものの次の右手が止まらない、というより体が動かない。

しばし休息後、気分転換に遊歩道岩へ。初。左(九級)○、右(七級)○、中央(七級)○と登った後、トラバースの一級でしばらく遊ぶ。これ面白い。

体ほぐれ戻って忍者返し。三手目右手は成功、そのまま四手目の核心ムーブもタッチしてフォール。もう一度トライも同じところまで。あと2センチか3センチ。その後は二手目さえとれなくなってきたので終了。核心ムーブちょっとわかってきた感じ。要は右足への乗り込み。立つ。リード、特にクラックで使うムーブ、お猿さんムーブとは全く逆で、腕でぶら下がってはいけない。腕・肩を使って体を岩に近づけて、右足のひざは曲げない。右足はインサイドでしっかり置くこと。そして三手目と四手目はトントンとリズムをつけて手を出す。三手目で止まらない。

2009年のまとめ

2010年01月01日 | 記録まとめ
簡単にまとめてみる。
やはり記憶に残っているのは若い時にお天気に恵まれず敗退した北鎌尾根とその後の穂高。きれいだった。
あとフリーは初夏まででそこそこ、夏の沢は全滅、マルチや岩稜はまあまあ。御岳でボルダリングも開始。

○フリー:オンサイト
特にフラッシュダンスは面白かった。
1/11 湯河原幕岩:凹角右ハング(5.9)OS
1/11 湯河原幕岩:ベビーピナクル(5.8)OS
1/25 フナムシ:フラッシュダンス(5.9):OS
7/5 マラ岩レギュラー(5.10b)OS

○フリー:高難度RP
5.11bが三本。できればこのあたりを一日で、そしてもう1ランク程度今年は上げたい。
2/7 ゲイシャワルツ(5.11b)RP、4日16便
4/29 黒山讃歌(5.11b)RP、2日6便
5/23 モモンガキッド(5.11b) 2日5便
3/15 フットアップルーフ(5.9) RP - 高難度ではないけど苦手系で3年越し。嬉しかった。

○沢
お天気に恵まれず。
梓川一ノ俣谷×
東釜の沢×

○マルチ・岩稜
4/5 海金剛 SUPER RAIN
5/4 太刀岡山左岩稜
9/19-21 北鎌尾根

○普通の登山
10月連休の穂高。きれいだった。

○宿題&課題
フリーで日蓮の二本は登りたい。沢も大きなところ一本。壁は屏風とミズガキ十一面。
-日蓮崎:イブ(5.10d)
-日蓮崎:インディアンドール(5.10d)
-漁火:サンデークラック(5.10a)
-ファミリー:マザークラック(5.10b)