ASANTE!!MARATHON!!

マラソン日記

勝沼ぶどうの丘マラソン ・結果報告!!

2007-11-07 23:19:49 | Weblog
今回のレースは、本当にあまり乗り気でなかった為、なんとなく自分でも期待していなくて、レースに慣れてきたせいか、緊張もあまりしなかった。
今回はタイミング悪く、幼稚園最大のイベントがレース前日にあり、疲れた。
そしてレース2日前には、両足首をブヨに刺され、2倍に腫れあがっていた。
あれこれ言い訳はできる。でも、それをレース前に口にしたくなかった。
最初から忙しい時期のレースという事はわかっていたので、それはそれで仕方ない。自分で走ると決めたのだから、よっぽどの事が無い限りはちゃんと走ろう。
ベストは尽くすが、無理したり見栄を張るのはやめようとおもっていた。
今回は、職場の料理長に勧められての出場だった。奥様とハーフを走るのだ。
実質上の勝負な訳?でも、いまある自分の力でしか走ることはできない。
それに奥様は多くの仲間を連れてきていたので、ベテランさんばかりだから、きっとこのグループではビリだろう、そんなことも考えていた。
案の定、スタート時は皆最前列に並ぶという。これはよっぽど自分の走りに自信がないと、この位置には立てない。遅い人が前にいると後ろから来る人に、つきとばされる事があるから。
でも、知っている人がいて、一緒にレースで走るという経験がなかったので、
スタート前はとてもリラックスできた。話す相手がいるだけで、何か違うものだ。
それに密かに練習していた5分間インターバルの成果が、このレースで発揮できるかどうかがみたかったので、結果を少し期待していた。
いざスタートしてみると、調理長の奥様は本気では走らんわ~と言っていた通り、本当はもっと実力ある方なのに、私から随分遅れていった。私は何度か振り返ったが、もう見えなくなってしまったので、周りの流れのまま走っていった。
ずっとゆるやかな登り坂が続く。そしてとうとうフルーツラインのすごい登りに差し掛かった。歩く人もたくさんいた。私は三石での練習のことと、M選手の「苦しくても我慢、我慢ね。」の言葉を思い出した。
しばらくずっとアップダウンが続く。途中真っ暗なトンネルを走り、前の人も見えない位の暗さにビックリした。
トンネルを出ると、いきなり長い急な下りになる。でも今度はそこをまた折り返し登っていかなければならない。そして登ったと思ったらまた急な下り。
住宅地まで下ったら、今度はまた登り。また登り、そして下って登って、一体いつになったら上りは終わるのか?と途中で笑ってしまう程の坂道だった。
これじゃ、牧丘より辛いかも・・・。もう歩いちゃおうかな~、もう辞めて途中から帰っちゃおうかな、そんな気持ちにもかられた。
でも、それは私の魂が許さない。そんなことしてしまったら、後でどれだけ後悔する事か。それがわかっていたから、苦しさを続けた。
今回はなんだかきつかった。10キロ通過の時点で、もう辛い~ふとももがちょっと張ってきた。坐骨神経痛が微妙に痛むのも感じた。まだまだ体が重たいな~体重をもう少ししぼらないとな~もっと軽くならないと重たいな~そんな事を思っていた。やっと平地のコースに出た時には、もう結構ヘロヘロだった。
おかしい、いつもと違う。だってこんな位置で女性ランナーに抜かれるなんて・・・。残り5キロほどの所で抜かれた。そんなこと、いままであまり無いのにな、よっぽど自分はヘロヘロ状態だったのだろう。
とにかくもう少しだ、この足を止めないぞ!それだけを考えていた。
ゴールが近づいてきた。
もう、足が動かない。いつもならこの辺なんか、ラクラクラストスパートかけるところなのに。きっとボテボテだな~。
でもゴールゲートが見えた所で、腕振りを意識して、足を大きく動かした。
歯を食いしばり、もうとにかく頑張った。
はいゴーーール!!!
すると「小林さーん!!」と呼ぶ声がする。
調理長と10キロの部に出た方が写真をとってくれていた。
自分のレースの写真を撮ってもらえるなんて、今までなかったな。
実は家族だって応援にこないのだ。こない方が気楽なのだが、少し寂しい気もする。グループ1位だよ!!と教えてもらった。
え~???私が??本当??
といった感じだった。きっとみんな先に行っているだろう、そう思っていたから。
タイムも自己ベストの1時間37分9秒だった。
もうちょい頑張れば、36分台だったのにな~なんて思った。
順位は247名中22位だった。案外速かったのかな?と思った。
でも全然満足なんてしていない。こんなタイムじゃまだまだまだ。
1時間30分は切りたい。常にそのペースが出れば、フルを走ったってサブスリーも夢ではなくなるだろう。
いつかそんな日がくるかな?
その日のうちにケニアのM選手に電話して報告した。
「すごい速いよ~頑張ったね~。」と言ってもらえた。
K選手は「もっと練習すれば、もっと早くなるよ!」なんて言ってくれた。
そんなこと言われたら、もっと練習しちゃうよ!!
とにかく年内のレースはこれでおしまい!
次は目標を東京マラソンにして、練習に取り組みたい。
とにかくスピード練習とLSDを組み合わせ、目的意識をもって取り組むことの大切さが今回のレースで実感できた。
インターバルの成果が出たのだ!
よし、やるぞ!!絶対に東京マラソンでは4時間を切ってやる!!