谷中銀座

娘が南アフリカに出発するので、日暮里で一緒にランチを取った。日暮里は、生地の卸売り店が連なる繊維通りがあるので、数回行ったことがあるけれど、改札口が違うと、全く違う雰囲気。駅前は新しいビルが建ち並び、何処にでもある近郊都市のようだ。

ところが、入ったレストラン、ニュートーキョーは、普通のビル内にも拘わらず、なんともレトロなメニュー、レトロなインテリア、レトロな客層（？！）　ビーフシチュー、オムライス、ハンバーグ、、、みつ豆つきラーメンとかね。わたしは、そのメニューの多彩さに圧倒されて、いつもなら絶対頼まない「豚肉しょうが焼き弁当」これが、ものすごく美味しかったのだ。しょうが焼きって、わたしにはいつも、油が多すぎ、味は濃すぎなんだけど、「ああ、こういう味に作りたい！」と思う優しいしょうが焼き。

ファミレスではないけれど、普通のファミレス以上にファミリーウェルカムな雰囲気の、明るいレストランだった。

成田に行く娘を見送った後、せっかく来たからと、つれと息子と、日暮里散策。生地は彼らに興味はないから、谷中方面へ。すると、古い町並みが、お寺が、仏壇やが、手焼きせんべいや、、、「昭和の味のラーメン」という看板の中華料理やさんとか、、、
新しい背高ノッポのビルと、古い家並みが共存する不思議な町だった。



谷中銀座という商店街に行く「夕焼けだんだん」という階段の前には人だかり。なにかと思えば、夕焼けを背景に枯れ木に登った猫を写真で撮っているのだった。わたしも一枚。






谷中銀座はすごい混雑。観光地だ。行列ができるメンチカツやさんとか、猫グッズとか。
思わぬ散歩だった。