小さな日記

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58歳のお誕生日

2011年11月28日 | 情報

58歳のお誕生日。目覚めは不思議だった。物書きの知人が書き上げた一冊の本を夢の中で読み終えた。その本は、ページの途中に、今流行のおまけのように、小さな石や、香りの入った小瓶がひそんでいて、書いてある内容がよくわかるようになのだろうが、わたしは辟易した。流行だからといって、なにも本にあれこれくっつけることはないのに。。。厚さ7cmほどの青緑色の絹の装丁。中身は、断片的に覚えているが、目覚めてすぐに思い出したそのタイトルが、「棄民」 なんとも、重い58歳の始まりだ。

家族が満面の笑顔で、お祝いの言葉をかけてくれて、ようやくハレの気分に。

母は、わたしの労力をいたわって、外食を奨めたが、放射能を考えると、自宅で食べたほうがストレスが少ないので、ちょっとパーティー風に、夕食を作った。工夫して新メニューも。お豆の缶詰があったので、チリペッパー入りフレンチドレッシングでトマトのみじんきりとあえたら美味しかった。リンゴ、バナナ、ブロッコリ、カリフラワー、蒸しさつまいもを小さく切ったマヨネーズサラダも好評。

画像は、プレゼントタイムを待ち切れず、フライイングした息子のプレゼント、真っ白のシクラメン(わたしがおねだりした)と、レベッカ・テイラーの白い手袋。ケーキ代わり(乳製品はホエーが心配だからね)のチョコバー。つれからは、びわの葉で染めた絹のスカーフ。なんと、びわ色なのです。

 

チェルノブイリ、そして福島で今起こっていること

この動画。5月にアップされたそうだが、きょう初めて見た。チェルノブイリ事故によるヨーロッパの土壌汚染、食物汚染はいまだ続いているのか。デンマークのクッキー、スイスのチョコレートなど、よく買っていたけれど、、、 ヨーロッパの食品は食べてはいけません。と、オーストラリアの医師は言う。海草から甲殻類、小さな魚から大きな魚へと汚染は広がる。あぁ、蟹はもう食べられないのかと、がっかり。

なにより、福島第一の事故は、チェルノブイリの何倍も深刻な被害が懸念されると。それは、3月から、思いたくないけれど疑わずにはいられないことだったのだが、11月も終わる今、それは、確かに現実になっている。チェルノブイリでは見られなかった、急性ではない、被曝症状の数々が各地で報告されるのは、なんといっても核種が豊富だからだろう。政府はこれに全く対応せず、改善の余地は全く見られない。

本当に、忘れてしまいたいこの現実を、しっかり頭に叩き込んで、それでも、日々の暮らしを丁寧に、喜びをもって過ごしていこう。

58年の酷使に耐えて、動き続けてくれている我が体に感謝。

友人、家族に誕生日を祝福される環境に感謝。

不条理、理不尽、狂乱の世にあっても、日々、感動と喜びに心動く命の不思議に感謝。

 

 


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