Maladet de Sahara

~ 人とのつながり、出会いの広がり ~

モルドバから 新たな旅立ち・・・

最高の夏休み ④ ~ Moldova Meets Japan!!! ~

2008-11-13 00:02:29 | モルドバ・生活
現在モルドバ日本交流財団で日本語を教えているChikaさんもブログにてモルドバでの生活について書いています。日々のできごとが温かいタッチで書かれています。皆様もモルドバの最新情報をぜひChikaさんのブログでお楽しみください。

MULTE STELE
☆がいっぱい、出会いがいっぱい
~日本語教師Life IN モルドバ~


http://blog.goo.ne.jp/chika_0808/



6月13日(金)

この日は1年目に教えていた学生と EURO2008(サッカーのヨーロッパ・チャンピオンを決める試合)のルーマニア VS イタリアをオペラ劇場の前の広場に設けられた特設会場へ見に行った。 しかし、日が長いこの時期のモルドバ・・・夕日が大きなスクリーンに差し込み、まったく見えない!!! ということで、結局学生の友達と一緒にバーへ・・・モルドバは元々ルーマニアと歴史を同じくする国だけあって、バーの中はルーマニア代表の色、黄色であふれていた。熱気むんむん、ビール瓶をにぎりしめ、みんな画面に釘付け状態・・・ しばらくそこで見ていたのだが、みんな座れないということで、違うバーへ移動。結局はうちにあるぐらいの大きさのTVでみんなで観戦。 ルーマニアがチャンスを迎えると、みんなで大騒ぎ!日本代表の応援もここまで熱くしたことがなかったような・・・その中で結構冷静にサッカーの試合を楽しんでいたが・・・

実は、この日オリャさんと夜に約束をしていたので、試合が終わる前にバーをあとにする。 9時にTerranovaという服屋さんの前で待ち合わせ。しばらくそこのベンチで待っていると、オリャさんが彼とともにやってくる。この日は、オリャさんの地元(バルツィ)の友達ジェニアさんの彼女であるアナベルさんがクラブのステージに登場するということで、一緒にそのクラブへ・・・ チケットを買って入ろうとすると、体の大きいガードマンに「短パンとサンダルじゃだめだ!」と入場を拒否される。服装のことなんて何も考えず、いつも通り短パンと雪駄で来てしまった。どうしようかなと思っていたら、オリャさんが「先生、大丈夫です。」と言って、携帯電話で誰かに連絡。オリャさんはどうもそのクラブのオーナーさんと知り合いのようで、オーナーさんに話をつけてくれて、あっさり入場許可!せっかく行って入れなかったら悲しいので、とにかくよかった。

日本でもクラブには行ったことがなく、クラブと呼ばれる場所に行ったのはアメリカのとき以来生まれて二度目!ユーモアいっぱいのジェニアさんには冬にバルツィに遊びに行ったときにすごくよくしてもらった。ジェニアさんから「これはおれから!」とビールを一本おごってもらい、しばらくすると、コンサートが始まった。

「エキボック、エキボック!」という会場からの熱い声・・・ エキボック(パンク・ロック・グループ)のボーカルがステージにあがる。そして、会場の興奮が高まる!!!






ボーカルが叫べば・・・



お姉ちゃんも叫ぶ!!!



興奮とともにぶつかり合う観客たち・・・ 盛り上がりは最高潮!!!ビールのビンが割れたりも・・・とにかく、すさまじい盛り上がりだった。

この会場内にいるアジア人は当然自分一人だったので、いろいろな人に声をかけられる。前にいたカップルは感じがよかったが、イギリスで英語を勉強していたというロシア人の酔っ払い兄ちゃんが結構しつこくて大変だったり・・・ 

そして、ついにアナベルさんが登場!!!



  


アナベルさんがジェニアさんの彼女だからという理由はもちろんだが、それに加えて注目する理由が実はもう一つあった。それは、この歌の歌詞・・・

↓↓↓ コンサートの動画へジャンプ ↓↓↓


何度も繰り返す
何度も 何度も
二つだけの言葉
メス犬の愛・・・

な、なんと日本語!!!誰がこの日本語を翻訳したのかは不明だが、普段はロシア語で歌っているモルドバのグループがなんと日本語のラップ!!!そして、ファンがともに口ずさんでいる!!!

Moldova Meets Japan!!!

最高の夏休み ③ ~ 素晴らしい一日 ~

2008-11-05 22:02:16 | モルドバ・生活
お久しぶりです。 区画整理の影響で引越しをして、それに伴いインターネットが1週間以上使えず、かなり不便な毎日を送っていました。 引越しの荷物も自分のものは今日で片付き、今日の夕方からインターネットも開通し、やっと少し落ち着けそうです。

最近ここにも書き込みをしてくれているCHIKAさんは現在モルドバ日本交流財団で私と同じように日本語を教えていらっしゃいます。

さてさて、夏休みの思い出を11月になっても書いている自分・・・ いったいどうなっているんでしょうか。 昨日、モルドバの学生からメールをもらって、ネットカフェで一人でにやにやしながら読んでいました。 モルドバを離れた今も大好きな人たちがいるあの土地は大切な場所・・・


6月8日(日)

サハルナへ行った次の日、アレックスさんがうちに招待してくれた。 元々はうちでインターネットが使えないということを話したら、「先生、ぜひうちに来て、使ってください。」と言ってくれたのだった。 モルドバでの2年間、こんなふうにいつもいつも学生たちの優しさに包まれながら生活していたなあ・・・ リシュカーノフカのマクドナルドで待ち合わせ。 何とお母さんがお昼ごはんを準備するのにもう少し時間がかかるということで、マクドナルドで少しお茶をする・・・ といっても、ソフトクリームを食べたのだが。 アメリカ留学以来、ハンバーガーを食べたいと思ったことはないが、マクドナルドのソフトクリームはどこの国に行ってもおいしい! 青島にいるときも、キシナウにいるときも、マクドナルドに幾度となく足を運び、ソフトクリームを買ったものだった。

お母さんから電話があり、準備がもうすぐできるということで、マックを出て、近くの小さなスーパーへ。 何とそこのロッカーに前日忘れ物をしたというアレックスさん。笑 ロッカーの鍵をポケットに忍ばせ、少し買い物をして、ロッカーへ・・・ ちなみに、モルドバのスーパーでは普通ハンドバッグ以外のかばん等は入り口のロッカーに入れるか、係の人に渡すシステムになっている。 無事荷物を回収し、歩いてアレックスさんのアパートに向かう。 この辺りは前にタッティーさんと会ったときに来たことがあった。

アレックスさんのお母さんは芸術家・・・ おうちもとても素敵だった。



アレックスさんのお母さんが制作した絨毯。



これは特に作品というわけではないそうだが、リビングの壁がまるで芸術作品のようで素敵だったので一枚!

自分たちで屋根裏の部分を2階のように改装したとのこと。 2階はアレックスさんの場所・・・ パソコン、そして、日本語関係の本が並んでいる。 階段の横や2階の棚はアンティーク・ショップのような素敵な雰囲気。



この黒電話はまだ健在で、ジリリリリンという音が今でも響いている。



時の流れをずっと見守ってきた目覚まし時計。

  


棚に並べられた絵画や古めかしい本。

さてさて、おうちの話はここまでにして、お昼ご飯の時間。 「もっと前に言ってくれたら、ちゃんと準備ができたのに・・・」と嘆いていたお母さん・・・ 「いやいや、そんなそんな」と言いたくなった。



焼いたもも肉にポテトフライの付け合せ、そして、サラダ。 欠かせないのが赤ワイン♪ スーパーでアレックスさんが選んでくれたもの。 「いただきま~す」と言って食べ始めたいところだったが、その前にせっかくなので記念写真。



残念ながら、この日はアレックスさんとの写真を撮っていなかった・・・

料理もワインも本当においしかった!!! 顔はうっすら赤く、お腹も心も満たされる・・・ この後、久しぶりのインターネットに大喜び。 1階のリビングで日本語の勉強をするアレックスさん、2階ではNBAのビデオをインターネットで見ながら大騒ぎしている自分。

アレックスさん、そして、お母さん、素晴らしい一日をどうもありがとう!!!