みなさん、こんばんは。 実は、夏休みを利用して、今はモルドバに里帰りしています。 リヤドにいたので、キシナウの緑の多さがよりありがたく思えます。 久しぶりにエアコン以外から涼しい風が吹いてきたことにも少し感動できます。 アバヤを着ていない女の人に少し違和感を覚えます。(ここに来て2日でこれには慣れましたが・・・)
この地からリヤドの記事を更新することがあろうとは夢にも思っていませんでしたが・・・ ちなみに、今サウジアラビアはラマダーンです。
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7月27日の夜、エジプト人の友達と一緒にご飯を食べに行った。 この友達と出会ったのはリヤドに来てすぐのころの病院・・・ 健康診断を受けに行った病院の待合室で突然「すみません・・・」と日本語で声をかけられ・・・ 「えーっ?!」 10年ほど前にエジプトで日本語を勉強していたらしく、一緒に来ていた指導助手と話しているのを聞いて、日本人だとわかったらしい。 サウジアラビアに来て11年目の英語の先生で、そのときにメールアドレスを交換してから、ときどきやりとりをしていて、この日に至った。 何を食べたいか聞かれたので、まだ食べたことのなかったサウジアラビアの代表的な料理「カブサ」を食べに行った。 どんなものかもよくわからなかったので、入口のところで全部注文してもらい、席につく・・・ のかと思ったら、まず「手を洗いに行きましょう。」と言って、一緒に手を洗う。 入口からそこまでのところに席があったのだが、何と外に出る。 「えっ、外で食べるの?!」と心の中で叫んでいたが、外にはテントが個室のように並んでいる。(写真を撮り忘れたのが不覚・・・) そこは噴水もある庭のようになっていて、その噴水の周りにテントが並んでいる。 テントの中はカーペットが一面に敷いてあり、靴を脱いで入る。 そこにあるのはエアコンとひじ置きのようなもののみで、机も何もない。 ヨーロッパの人から見ると、日本人が座布団に座り、ちゃぶ台でご飯を食べるのが不思議な光景に見えるように、カーペットが敷いてあるだけのこの部屋でご飯を食べるというのは、とても不思議な感じだった。 しばらくそこで雑談をしながら、くつろいでいると、ついに料理がやってきた!!!
カブサ: 左の大皿。 見ての通り、とにかく豪快! 炊いた細長いお米の上にどさっとのっているのはラム。 レーズンなどもいっしょに炊いてあった。
ジャレーシュ: 右のカレーライスのおかゆみたいに見える皿の白い部分。 タマネギや小麦を長時間煮て作るらしい。
クルサン: 茶色い部分。 こちらも小麦が主原料。
これが2セット来たということは・・・ 「えーっ、これが一人前?!」と思った。 と言っても、料理だけだと想像がつきにくいと思うので・・・
カブサの皿は何とこの大きさ・・・ 背景になっているのが先ほど説明したテントの様子。
カブサにはプラスチックのフォークがついてきたので、最初はフォークで食べていたのだが、この豪快なラムにはプラスチックのフォークでは歯が立たず、現地流の食べ方、つまり、手で食べた。 エジプト人の友達は手で食べても嫌な気はしないかということをちゃんと最初に聞いてから、手で食べていた。 お寿司などはもちろん手で食べたことはあるが、このような料理を手で食べたのは生まれて初めて。 外国人が最初うまく箸を使えないように、手で米を食べるのって結構難しい。 基本的に食べるときは右手しか使うべきではないということも教えてもらった。 誰かと会って握手をするときや配布物などを手渡すときも左手を使うのは失礼に当たるということだ。 日本でも昔は箸や鉛筆を右手に矯正されていたものだが、そもそもどうして右手なんだろうと疑問に思った。 それはともかく、そういう礼儀作法にこだわる部分は日本の文化に似ているのかもしれないと思った。
以前ここで働いてた先生にサウジアラビアの料理はどんな感じか聞いたときに返ってきた答えは・・・
「肉なら肉! ご飯ならご飯!」って感じだよ。
それはまさにカブサ!(笑) 普段そんなに肉を食べるほうではないので、久々にこんな大きな肉片を食べた気がする。 ジャレーシュやクルサンは味も薄く結構さっぱりしていた。 豪快だが、おいしく、肉好きの人ならカブサはたまらない料理だと思うのだが、さすがにこの量を平らげることはできなかった。 基本的にここの料理は食べられないぐらいの量が出てきて、みんな食べられなかったら残すのが当たり前。 こういう部分では日本とはかなり感覚が違うと言えるだろう。
最後に友達と記念撮影。
帰りの車の中で聞いたのだが、サウジアラビアに来た当初は70Kgしかなかったらしい・・・ これもカブサの力?!?!
実は、デザートも薦めてくれたのだが、到底お腹にそんな余裕もなく、お持ち帰り。 しかし、帰ってからも、カブサで満たされた胃袋がさらに食べ物を欲しがることもなく、次の日の朝食になった。
クナーファという焼き菓子で、表面はサクサクのナッツ、中にはチーズクリームが入っていて、すごくおいしい! 熱々で食べるとおいしいとのことだったが、次の日の朝もまだサクサクしていておいしかった。 おそらくカブサよりもこちらのほうが日本人には受けがいいかもしれない・・・ どこかでアラブ料理を口にする機会があれば、ぜひカブサ、ジャレーシュ、クルサン、クナーファをお試しあれ。
この地からリヤドの記事を更新することがあろうとは夢にも思っていませんでしたが・・・ ちなみに、今サウジアラビアはラマダーンです。
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7月27日の夜、エジプト人の友達と一緒にご飯を食べに行った。 この友達と出会ったのはリヤドに来てすぐのころの病院・・・ 健康診断を受けに行った病院の待合室で突然「すみません・・・」と日本語で声をかけられ・・・ 「えーっ?!」 10年ほど前にエジプトで日本語を勉強していたらしく、一緒に来ていた指導助手と話しているのを聞いて、日本人だとわかったらしい。 サウジアラビアに来て11年目の英語の先生で、そのときにメールアドレスを交換してから、ときどきやりとりをしていて、この日に至った。 何を食べたいか聞かれたので、まだ食べたことのなかったサウジアラビアの代表的な料理「カブサ」を食べに行った。 どんなものかもよくわからなかったので、入口のところで全部注文してもらい、席につく・・・ のかと思ったら、まず「手を洗いに行きましょう。」と言って、一緒に手を洗う。 入口からそこまでのところに席があったのだが、何と外に出る。 「えっ、外で食べるの?!」と心の中で叫んでいたが、外にはテントが個室のように並んでいる。(写真を撮り忘れたのが不覚・・・) そこは噴水もある庭のようになっていて、その噴水の周りにテントが並んでいる。 テントの中はカーペットが一面に敷いてあり、靴を脱いで入る。 そこにあるのはエアコンとひじ置きのようなもののみで、机も何もない。 ヨーロッパの人から見ると、日本人が座布団に座り、ちゃぶ台でご飯を食べるのが不思議な光景に見えるように、カーペットが敷いてあるだけのこの部屋でご飯を食べるというのは、とても不思議な感じだった。 しばらくそこで雑談をしながら、くつろいでいると、ついに料理がやってきた!!!
カブサ: 左の大皿。 見ての通り、とにかく豪快! 炊いた細長いお米の上にどさっとのっているのはラム。 レーズンなどもいっしょに炊いてあった。
ジャレーシュ: 右のカレーライスのおかゆみたいに見える皿の白い部分。 タマネギや小麦を長時間煮て作るらしい。
クルサン: 茶色い部分。 こちらも小麦が主原料。
これが2セット来たということは・・・ 「えーっ、これが一人前?!」と思った。 と言っても、料理だけだと想像がつきにくいと思うので・・・
カブサの皿は何とこの大きさ・・・ 背景になっているのが先ほど説明したテントの様子。
カブサにはプラスチックのフォークがついてきたので、最初はフォークで食べていたのだが、この豪快なラムにはプラスチックのフォークでは歯が立たず、現地流の食べ方、つまり、手で食べた。 エジプト人の友達は手で食べても嫌な気はしないかということをちゃんと最初に聞いてから、手で食べていた。 お寿司などはもちろん手で食べたことはあるが、このような料理を手で食べたのは生まれて初めて。 外国人が最初うまく箸を使えないように、手で米を食べるのって結構難しい。 基本的に食べるときは右手しか使うべきではないということも教えてもらった。 誰かと会って握手をするときや配布物などを手渡すときも左手を使うのは失礼に当たるということだ。 日本でも昔は箸や鉛筆を右手に矯正されていたものだが、そもそもどうして右手なんだろうと疑問に思った。 それはともかく、そういう礼儀作法にこだわる部分は日本の文化に似ているのかもしれないと思った。
以前ここで働いてた先生にサウジアラビアの料理はどんな感じか聞いたときに返ってきた答えは・・・
「肉なら肉! ご飯ならご飯!」って感じだよ。
それはまさにカブサ!(笑) 普段そんなに肉を食べるほうではないので、久々にこんな大きな肉片を食べた気がする。 ジャレーシュやクルサンは味も薄く結構さっぱりしていた。 豪快だが、おいしく、肉好きの人ならカブサはたまらない料理だと思うのだが、さすがにこの量を平らげることはできなかった。 基本的にここの料理は食べられないぐらいの量が出てきて、みんな食べられなかったら残すのが当たり前。 こういう部分では日本とはかなり感覚が違うと言えるだろう。
最後に友達と記念撮影。
帰りの車の中で聞いたのだが、サウジアラビアに来た当初は70Kgしかなかったらしい・・・ これもカブサの力?!?!
実は、デザートも薦めてくれたのだが、到底お腹にそんな余裕もなく、お持ち帰り。 しかし、帰ってからも、カブサで満たされた胃袋がさらに食べ物を欲しがることもなく、次の日の朝食になった。
クナーファという焼き菓子で、表面はサクサクのナッツ、中にはチーズクリームが入っていて、すごくおいしい! 熱々で食べるとおいしいとのことだったが、次の日の朝もまだサクサクしていておいしかった。 おそらくカブサよりもこちらのほうが日本人には受けがいいかもしれない・・・ どこかでアラブ料理を口にする機会があれば、ぜひカブサ、ジャレーシュ、クルサン、クナーファをお試しあれ。