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The Outsider

2017-06-24 19:17:16 | 映画・音楽・絵・写真


これは 2002年とか2004年とか、著者の初期作品も入っています。

そうか 今気づきました 表紙の「The Outsider」の文字が、


KADOKAWA / エンターブレイン (2014/4/17)
・「アウトサイダー」H・P・ラヴクラフト原作
・「中二階のある家」アントン・チェーホフ原作
・「二十六人の男と一人の少女」マクシム・ゴーリキー原作
・「呪画」
・「續呪画」
・「呪画之参」
・「呪画之四」
・「呪画之伍」


表紙の文字がゴールド(風) 私が持ってるのはこっち

KADOKAWA (2016/10/24)
・「アウトサイダー」H・P・ラヴクラフト原作
・「中二階のある家」アントン・チェーホフ原作
・「二十六人の男と一人の少女」マクシム・ゴーリキー原作
・「ポンヌフ橋の放浪芸人」狩撫麻礼 a.k.a カリブsong原作
・「累 宗悦殺し其ノ一」三遊亭円朝[真景累ケ淵]より 構成 武田裕明
・「呪画」
・「續呪画」

 

他の作家の作品を漫画化しているんですが、作品のチョイスがすでに すごく個性的だと思いました。

『「物語」の感受性がなかった』と書かれていたり、初期に描かれたとくに「中二階のある家」は
私には人物がマネキンのように見えるために 話自体もつかみどころなかったり
レビューには「赤ちゃんがかわいくない」とかあったりするんですが、

しかし その独特の感受性を否定することなくそのまま ご本人の探究心(?というのか)に沿って続けていかれると、

『 累 宗悦殺し其ノ一』のような すさまじい作品が生まれることになるのだなぁ 
と、なんというか、すでに持っているものを大切にすることの大切さをしみじみ感じました。

初期のころに、もし ストーリーがつまらないとか 絵が人にウケないとか気にして
万人受けする方向に努力されていたら、その否定具合によっては
独特な感受性は消されてしまって その結果 こういう独特な作品も生まれなかった可能性もあるなぁと思って。

「「物語」の感受性がない」とおっしゃってますが、「呪画」の2作品はすごく面白いです。
私が持ってるのには掲載されていない参、四、伍もぜひ読んでみたいです。
まぁ だぶりを覚悟で黒い Outsiderを買うか・・・ ?


とりあえず、レビューは少ないながらも 4件中4件が5つ星の『累 巻之壱』を買ってみます。

作家の感性と、陰影がきれいな絵の個性上、どうしても怪談とか不気味話が絶妙になるんだと思いますが、

『 累 宗悦殺し其ノ一』は、まず、雪景色の日本家屋の町並み  からして すさまじいです。
なぜかすさまじいと言ってますが 何がすさまじいのかなぁ?

「雪景色の日本家屋の町並み 」に漂う空気感がそのまんま描かれているというか、
今その景色をそのまま見ているような感じがするというのか。

同じように、宗悦さんは 娘たちにはやさしい盲目のおとっつぁんで
家族のためとかそういう理由で虐げられても忍耐強く、忍耐し続けたことからくる腹の座った人物だ というのが空気で感じられます。

宗悦さんを切るお旗本も同様にセリフでは「よく来た酒飲め」と言ってるだけですが、
いろんな人柄が感じられる。

そういう 言語による解説がないのにいろんな情報がどどっとくるのが「すさまじい」のでしょうか。

うなりながら読んでます。

2017-06-25 19:17:16

 

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『累 巻之壱』 読みました。 こわいです。

『 累 宗悦殺し其ノ一』ほど上手になる前の絵。(上から目線ですみません)

『 累 宗悦殺し其ノ一』に出てくるお嬢さんのお話なんだな。
しかし なんで家族の霊にたたられるのかなぁ

先を読まないと、話がわかりませんが、幽霊と女の嫉妬というストレートな2大恐怖が全開に描かれているので、こわすぎて 弐を買う気になりません・・・・・

表紙からして 2大恐怖そのまんまで、実物はすごくこわい

7/22

 

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