誠のまこと 

~小さな建築屋さんの出来事~

後厄も終わり

2017-12-30 04:17:12 | たあいもない事

20代の頃、協力業者さんや職人さんに対して頻繁に怒っていました。

「元請けの従業員」という立場を利用して職人さんの親方にキツイ事言ったり、現場の大工さんとケンカになったり。

 

御用納めを目前に、そんな頃もあったなと思い出し、眠れなくなりました。

 

 

おはようございます、逢坂です。

 

想像つかないでしょう?(苦笑)。でもそうだったんです。いま思うと当然です。

建築技術者としても人間としても、未熟者でしたから。

それでも担当するお客様の為に、会社の為にと今以上に必死だったので。

 

いや、美化するのはやめよう。

 

出来ないくせに「自分は出来る人間だ」とお客様や会社、そして家族や友人にもアピールしながら、勝手に膨大なストレスを抱えていたに過ぎませんでした。

知識も経験も浅いのでね。教養もないし。素直でないし。

 

思うに、自分に自信が無いから怒るんですよ。

 

 

まさに愚の骨頂。

 

 

そんな私もあと2ヶ月で43歳。

そう、あと2日で「後厄」も終わります。

 

10年以上も前、親父から「男は厄年過ぎてからやっと一人前、人から信頼される様になるんだ。焦るな。」と言われたのを最近よく思い出します。

 

今、その意味がしっかり分かります。

 

これだけたくさんのお客様の住まいに携わって、「実はまだまだ半人前です」なんて逆に言えませんよね。

胸を張って「私にお任せください」じゃないとね。

 

 

ずいぶん長い距離を歩いてきたし、時には泣きたくなる様な高い壁も全部上ってきた。

おまけにほとんどが砂利道(笑)。

それでもたくさんの出会いがあり、励ましもあり。

心温まる大きな壁も。。。たくさんあった。

たくさんの方の支えがあって、なんとか自分の道を進んでいる様です。

 

 

今は誰がどんな失敗しようと、そこに悪意が無い限りは「怒る」(責める)という事はなくなりました。

だって㈱逢坂建築ホームプランの仕事の全てが私の責任だから。

怒っている感情と時間より「じゃ、こうしよう!」です。

悪意があるなら別ですけどね。

 

誤解なく。「叱る」は今年2回あったかな。

本気で人を叱るって、かなりエネルギー消費するんですよ(苦笑)。

 

 

 

色々とありましたが、それでも大きな病気や事故もなく厄年が過ぎそうです。

今年の一時期、左の耳が聞こえなくなったりしたけど、運が良いことに私の耳は2つあるので、そんなに慌てなかったしね。

 

 

さて、今日は御用納め。

従業員に対しても労いの言葉を準備しておかないとね。

 

 

 

一年を振り返って、

 

 

 

一人一人、

 

 

 

しっかりと、

 

 

 

 

怒ったりしてね(笑)。

 

 

 

 

 

 


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