誠のまこと 

~小さな建築屋さんの出来事~

面接してみて

2013-02-05 18:59:03 | 今日の出来事

実は、以前よりハローワークに「建築技術者」を募集しておりました。

創業して三年が経とうとしていますが、十分な資金で起業した訳ではないので、大工さん以外の従業員を雇う事は今まで考えておりませんでした。

しかし、二年目、三年目と、有難い事に仕事のご依頼を多々頂く様になり、たくさんのお客様からの感謝を頂戴したものの、日々業務をこなす上で去年は「お客様への対応」や「工事監理態勢」が私なりには不十分であったと自負しております。

必ずしも「一生懸命仕事した」=「お客様の満足」ではありません。

もっと「自分が納得できる対応をしなければ」。

常にそう思いながらも、時間に追われ、半ば利益を削った「サービス」に逃げていた事も否めません。

技術者を雇うからといって、お客様のご依頼に対し、責任を預けるつもりは毛頭ありません。

私の仕事の中には「私でないと出来ない仕事」と「私でなくても出来る仕事」があります。

私自身が「建築技術者」としてお客様の立場に立ち、経験と知識をもとに良い計画と仕事をさせて頂きたいのはこれからもずっと変わりません。

ただ、「私でなくても出来る仕事」を分担出来る事により、「私でなくては出来ない仕事や対応」をこれまで以上にしっかりやっていきたいと考えております。

もうひとつ大きな理由が。

今までの当社は、私が病気や事故で仕事が出来なくなれば7~8割は機能しなくなります。

その様な点でも、お客様に自信を持って技術と安心を提供出来る様にと考えておりましたので。

今日、ハローワークの紹介者が面接に来てくれました。

私自身、面接された事は過去に何度かありましたが、「面接する」のは今日が初めてです。

年は私より4歳若く(もちろん男性)、「一級建築施工管理技士」と「二級建築士」を取得していて、当然今までも建築に携わってきた、建築技術者としての経験も十分な方でした。

何より「人柄重視」と思っていましたが、この点ではとても好印象でした。

どんな感じ?と、一言で表せば「私」みたいな感じ・・・、でしょうか。雰囲気は似ていると思いますが・・・?。

彼にとっても、当社及び私の印象は良かったらしく、「ぜひ」とのことでした。

「その分の仕事を確保出来るのか?、これからずっと給料払っていけるのか?。」そんな事は100万回自問自答しました。

それよりも一番願う事は、「当社での毎日の仕事が、彼の人生にとって良いステージとしてあげれるか」です。

もちろんこれは、既に一緒に仕事をしている大工さん達にも言える事ですが。

不安もありますが、とても楽しみです。

私の気持ちはすぐ決まりました。

断わりがなければ、必要な段取りを経て、早ければ今月中からでも一緒に仕事できそうです。

今まで以上に「建築技術者」として。そして「経営者」として。しっかり頑張らないとね。

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