日向で33度の夏日に。。。
フォレストパーク神野山の鍋倉渓をめざした。
そこは、岩石が流れをなす不思議な地形。
予想外の珍奇な情景にびっくり仰天。
一方で、おもしろい説明板もある。
伊賀の天狗と神野山の天狗がけんかをして投げ合った岩。
まさかね~突飛な伝説が笑いをさそう。
流れにそう遊歩道を、大勢が行き交っている。
当初は、私たちも公園のような所と勝手に決めつけ、頂上まで軽くハイキングのつもりだった。
しかし、連なる岩の猛々しいうねりを前に、がぜん意欲がわく。
アートチックな石群に魅せられ、迷わず岩登りをえらんだ。
さあ、腕まくり!
ガッチリとスクラムを組んだ岩岩の流れに逆らって、岩面を捉えて行く。
足元のわずかなすき間から、伏水流の微音がシャラシャラと耳にうれしい。
自然の大手柄に、ただただ狂喜するばかり。
興がるうちにスイスイとのぼり終え、山道へ。
あとは楽々ハイキング。
ところが、どうしてどうしてこっちの方がしんどいではないか。
先ほどまでのやんちゃっ気は消え失せてしまった。
山頂の展望台では、360度のパノラマに絶句。
絶え間ない涼風が暑さをぬぐいさる。
ツツジ花がちらほら残るなだらかな斜面。
ここしばらくの暑さで、せっかちなセミのお出ましか。
うぐいすの軽やかな鳴き声に、しぶい伴奏が加わった。
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