熊本市議会議員なすまどか~まどかレポート

熊本市政、国政(平和、雇用など)、趣味のスポーツ、料理などなど・・・
熊本市議会議員 那須円(なす まどか)の活動日記

最低賃金では人間らしく暮らせない

2007年02月24日 | 青年の雇用・就職問題
時給612円…熊本市の最低賃金価格です。

この最低賃金で働いて、どんな生活が送れるのでしょうか?

1日8時間、月22日働いて、受け取る賃金は、10万7千円。
その中から、税金、保険料等の1万4800円を引けば手元に残るお金は9万円。
さらに、家賃・食費など支払わなければなりません。

最低賃金での生活を1ヶ月間体験するという取り組みに
参加した方の話を聞きました。
「食事の量を半分に減らした」「胃が痛くなり、口内炎もなかなか治らない」
「こんな生活がずっと続くと思うと耐えられない」など感想が出されました。
人間らしい暮らしとはとてもいえない状況です。

年間3000時間、1日12時間という過労死するような
働き方をしても年収は200万円にもなりません。

「貧困を選ぶか、過労死を選ぶか」
こんなひどい選択をせまることは絶対に許されません。

日本の最低賃金は、労働者の平均所得の3割。
欧米諸国に比べ、低い水準にとどまっています。

 グラフ

最低賃金の抜本的な引き上げを求め、
貧困と格差の拡大解消に取り組んでいきたいと思います。

県として青年雇用の支援を!知事宛てに要請

2007年02月16日 | 青年の雇用・就職問題

今日、潮谷知事宛てに青年の雇用・労働環境改善
・自立支援のための申し入れを行いました。

今、働く青年の5人に1人が年収150万円以下。
まじめに働いても生活がなりたたない状況です。
また、3人に1人が非正規の不安定な雇用のもとにおかれています。

「多様な働き方に関する意識調査」(内閣府)では、
現在、非正規として働いている20代男性のうち85%が
10年後に正社員として働くことを希望し、
10年後もパート・アルバイトを希望している者は0%となっています。

正社員として働きたいが働けない…
政治によって、
こうした仕組みがつくられていることが大きな問題です。


一方で、働く現場では、残業代が支払われない「サービス残業」が横行し、
「偽装請負」や不当な解雇、有給休暇が取れない、社会保険に加入できないなど、
さまざまな違法・脱法が横行しています。

青年の雇用問題は、青年自身の問題に留まらず、社会全体に関わる重大な問題です。

今回は、こうした実態も踏まえ、民青のみなさんが行っている
「青年お仕事実態調査」に寄せられた声なども交えながら、
青年の雇用・労働環境改善のために県に申し入れをおこないました。

以下、要請項目です。

① 県として青年の雇用・労働環境についての実態調査をおこない、
必要な措置をとること

②サービス残業・偽装請負など違法・脱法から青年労働者を守るために、
青年労働者への労働法の周知、雇用主への労働法の遵守について啓発を強めること

 ・
「働く若者のハンドブック」の改善・普及
 ・県からのたより・ホームページなどを活用し、労働法の周知

③青年の結婚・子育てへの不安を軽減する施策とること
 ・保育料の減免制度、病児保育・延長保育の充実
 ・子育て世代への住宅補助
 ・乳幼児医療費助成を(全県で)小学校6年生までの拡充

④ジョブカフェを青年にもっと活用されるよう改善すること
 ・ジョブカフェの存在を広く知らせること
 ・セミナーの充実
 ・出張相談など、熊本市以外に住む青年が利用できる工夫を

⑤職業訓練制度の充実をはかること
 ・熊本高等技術訓練校、県立技術短期大学校の入学定員を増やし、
  奨学金制度を充実させ経済的に就学困難な青年も学べるようにすること

⑥自治体としての雇用創出をはかること
 ・保育士・看護師など福祉・教育・防災など住民サービス部門の
  雇用、教員採用を増やすこと

⑦最低賃金の抜本的な引き上げを

 
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申し入れは、日本共産党県委員会と民青同盟県委員会が合同で行ったものです。
参加者は、私と
松岡とおる県議、はまもと幸一郎党北部地区常任委員、
上村花実民青県委員長でした。


空き缶の持ち去りと人権

2007年02月10日 | 熊本市政のおはなし

熊本市は、空き缶や新聞紙など資源物の持ち去りを
禁止する条例制定を検討しています。

条例案によれば、禁止命令に違反した場合は
20万円以下の罰金が科せられることになります。

ごみステーションが散らかること
空き缶を選別しつぶす騒音が地域住民に迷惑となることが主な理由です。

様々なご意見があることと思いますが、
この問題を考えるときに忘れてはならないことがあります。

ホームレスの方々の命と権利です。

昨年末に行った聞き取り調査では、多くのホームレスの方が、
空き缶や新聞紙集めが主な収入源となっていると答えておられました。

失業や倒産をきっかけにホームレスにならざるをえない方も増えているなか、
資源物の持ち去りのみを問題にし、
ホームレスの収入を断つことに疑問を感じます。

ゴミステーションの美化、騒音対策が必要なことはいうまでもありません。
しかし、同時に、ホームレスへの自立支援をあわせて
提案することが市民の命を守る行政の当然の姿勢だと思うのです。

憲法25
条に定められる生存権がすべての市民に保障される立場で、
この課題に取り組んでいきたいと思います。

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 写真は昨年末に行った聞き取り調査


からだポカポカ

2007年02月09日 | 僕の大好きなこと

私の実家は、大分県。
熊本に隣接する竹田市の私の実家には長湯温泉があります。

聞くところによれば、長湯温泉は日本一の炭酸泉で、
最近では、雑誌などの特集で取り上げられているそうです。

小学校のころは、親友と誘い合って毎晩のように温泉に入っていました。
今となっては、毎日温泉に入れることは幸せなことなんだとつくづく感じる次第です。

今日は、そんな小学校時代を思い出しながら、気分だけでも温泉に!
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 今日は、霧島の湯を満喫!



知るひとぞしる、穴場の温泉。長湯温泉にあなたもどうですか?


台所からおもう男女の共同

2007年02月02日 | つれづれ日記
夜食を作ろうと先日久々に包丁を握ったところ
中指を切ってしまいました。

名刺には堂々と「趣味…料理」と書いている手前、
不覚の思いでリバテープを指に巻きました。

私が料理を始めるきっかけとなったのは母親の入院です。
小学校の3年生の頃でした。
父親がご飯と味噌汁、私が卵焼き担当で朝食を準備していました。

必要に迫られ始めた料理ですが、今では私の大切な時間となっています。

時間をかけてつくる料理が特に好きで、じっくり煮込みながら、
その間に読書や映画鑑賞などしながら出来あがりを待つ。
心が落ち着く時間です。

最近では男性が台所に立つことは珍しいことではなくなりました。
女性の社会参加がすすむなか、「男女の共同」が、
家庭でも社会でも大切なキーワードになっていると思います。

そんな中での厚労相の「女性は子どもを生む機械」発言には、
「あきれる」を通り越し、怒りがこみ上げてきました。

女性の人権を否定する発言に大臣の資格なしといわざるを得ません。
男性の私も声を大にして抗議を表明します。