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ゆるり。日記

のんびり まったり 好きな事してます

スイス旅行記 8日目Part3♪

2007-10-27 | 2007 Switzerland
<9月28日> Heididorf ~ Heidibrunnen ~ Maienfeld ~ Zurich


ハイジの家を後にして、ひたすら下ります。
登りと違うコースを下るので、風景も違って飽きなくて楽しい~

慎重に歩いていたつもりなのですが、途中でコケて左足首をひねった!
さらに慎重になったつもりが、またコケて今度は右足首!
幸いまっすぐ歩く分には影響がないので、そのまま歩き続けることに。
疲れもあっただろうけど、普段からよくころぶ癖、どうにかならんもんかな・・・



林の中の日陰道を抜けると、道のない草原に出ました。
時々看板がたっているけど、これがちょっと頼りない?
まぁ、町には向かっているからいいとしましょう。



振り返ると、雲が切れてきて雪山が見えていました。
そうか、晴れていたら青空とお山がたくさん見えてたのね。



行きに寄ったハイジホフホテルを通るコースのつもりが
どうやら道をそれてしまい、ちょっと迷子気味に・・・
そして気づいたときには、遠回りなので寄るつもりがなかったハイジの泉に到着。
まぁ、これでマイエンフェルトの主要なポイントを全てまわれたので良しとしましょう。

ここは大きな道沿いにある小さな公園なので、
欧州人ツアー客が観光バスで目の前まで来て
ガヤガヤと写真を撮って帰って行きました。
おそらく日本からのツアーでも寄るのではないでしょうか?



ハイジの泉から車道を通れば、確実に駅に戻れるのですが
歩道も狭いし、車は飛ばしてくるし、風景もつまらない!
ので、ぶどう畑の中をゴソゴソと下りることになりました。
大きな犬を連れて巡回している、畑の持ち主さんもいたりして、
ぶどう泥棒に間違えられないように・・・



やっとの思いで、町に到着。
朝は開いてなかったお店もチラホラと開店し
全くいなかった住民も、少し見かけるようになりました。
途中すれ違った少年が「こんにちは!」と声をかけてくれました。
すごい。相当の日本人観光客が訪れているに違いない!



ハイジの家から約2時間半かかって、やっとマイエンフェルトの駅に到着。
小さな駅舎以外に何もない、殺風景な駅前です。
朝ここに到着してから、ここへ戻るまで7時間半も歩いていた!
もちろん休憩も含めてですが、軟弱夫婦にしては、がんばりすぎ?

ここからクール駅に預けた荷物を取りに帰り
明日の飛行機に備えて、チューリッヒまで電車で1時間かけて移動です。



チューリッヒに着いた時にはもう日暮れでした。
駅近くのホテルにチェックイン、最後の夕食を食べに駅へGO!
去年、ドイツですっかり気に入ってしまった
魚料理のファーストフード店「NORDSEE」(ノルドゼ)。
出発前にチューリッヒ駅内にある事を知って、すごーく楽しみにしていました。
手前は白身魚のグリル&ポテト、奥は白身魚のクリームパスタです。
去年と変わらずおいしい!
ただし、この2品と飲み物で約3000円!
物価が高いスイスなだけに、ドイツよりも少し高いような・・・
マクドナルドのバリューセットが1200円な事を思えば納得、かな。

翌日29日は朝11時の飛行機でヘルシンキへ向かい
さらに名古屋を経由して、福岡についたのは30日の昼!
長かったスイスの旅も、無事終える事ができました。
ここまで長~い旅行記におつきあいいただいた方、ありがとうございました♪

スイスの感想は・・・もう一度行きたい!これだけです。
もちろん今まで行った国も、それぞれ良かったわけですが
スイスにしかしかない空気とか、風景とか、国民性とか
スッとなじめる何かがあるように感じました。
これから行く機会のある方には、ぜひぜひ楽しんで来てもらいたいです~(終)

スイス旅行記 8日目Part2♪

2007-10-23 | 2007 Switzerland
<9月28日> Heididorf ~ Heidialp


ハイジ村から出発して、ハイジの草原コースをひたすら歩きます。
はじめは、朝の雨でぬかるんだドキドキの上り坂。
これを5分ほど登り切れば、あとは整備されたゆるやかな道になります。



つづら折りのこのコースでは、カーブごとに看板とモニュメントが建っています。
歩くのに飽きてきたころに、この看板はとても助かりました。
それぞれハイジの物語が書かれていて、休憩がてら読むのが楽しかったです。



30分ほど歩いた所で、コースからはずれた方向にペーターの家の看板。
約10分とはなっているけれど、見るからに急な下り坂。
せっかくここまで来たから!寄ってみる事にしました。
写真の奥に写っているのがペーターの家。
ガイドにも載っていなかったこの建物、どうやら普段はカフェを営んでいるようです。
少し離れた所に一件だけ民家があるだけで、あたりは草原のみ。
片隅に羊が放されていたので、ここはペーターの牧場なのでしょう。



林の中のコースから、開けた草原のコースになってきました。
あの看板が最後の看板のはず、ハイジの夏の家はもうすぐです。。。
と、ここでハプニングが!



突然、丘の上から犬がワンワン吠えながら走ってきたのです!!!
うわっ、どこから来たんだよ!!!
しかも夫めがけてジャンプしてボディアタック!!!
夫に散々からんだ後、今度は私めがけてボディアタック!!!
服もかばんも、ドロドロ・・・
しっぽを振って喜んでいるようなのに、やたら攻撃的なのでこちらも必死です。

10分くらいすったもんだして、ようやく落ち着いた所で歩き出すと
早く歩けと言わんばかりに、私たちの後をついてくるし。
一体あなたは誰?



ハイジが夏の間アルムおじさんと過ごした、夏の家に到着です。
ハイジ村からここまで約2時間
マイエンフェルトの駅からの分を合わせると3時間
軟弱者の私たちにしてはがんばったハイキングでした!
さきほどの犬はどうやらここの飼い犬らしい。
何とも手荒い歓迎でした・・・



ここはカフェになっていて、暖かい軽食や飲み物がいただけます。
名物山小屋コーヒーを頼んだら、ウィスキー入りのコーヒーだった!
冷えた体にはたまらない飲み物でした、、、帰れるかな。。。
家の前には花も飾られていて、かわいい建物です。
トイレ完備なので、ハイキングの休憩には本当に助かりました。


ハイジの家からの風景。
天気は悪いですが、それでも贅沢な風景でした。
後続のドイツ人夫婦&ワンちゃんもご到着、今日この山で見かけたのは彼らだけでした。
あれ?山小屋の犬はお迎えにも行かなければ、ワンちゃんにも興味なさげ。
やっぱり動物に好かれる夫のパワーは、ここでも健在?

しばし休憩してまったりした後、下りのコースに出発です(つづく)

スイス旅行記 8日目Part1♪

2007-10-20 | 2007 Switzerland
<9月28日> Chur ~ Maienfeld

観光をゆっくりできるのも今日が最後。
小雨が降ってさえない天気ですが、とりあえず行きたかったマイエンフェルトに向けて出発です。
マイエンフェルトはアルプスの少女ハイジの舞台となった街なのです。
実はアニメがあまり見たことがないのですが、テーマのあるハイキングをしてみたかったので。



クールから電車で15分で、マイエンフェルトに到着。
こじんまりとした駅を後にして、かわいい街並みを歩いて中心街に向かいます。
15分ほど歩くと、建物が連なった市庁舎広場が出てきました。
ハイジは夏は山で過ごし、冬はこの街で過ごしていたようです。
この写真の風景は、アニメの背景がにも使われているそうですよ。
帰ったらDVD借りて見なくちゃな~



相変わらず小雨が降っていますが、せっかくなのでハイジ村まで歩くことにしました。
少し歩くと建物はなくなり、ブドウ畑と牧草地だけになります。
ゆったりとした風景があるだけで、歩くのが楽しい~♪



この街にはハイジにちなんだハイキングコースが3コース整備されていて
それぞれ色分けされた看板が立っていて、歩きやすくなっています。



市庁舎広場から40分でハイジホフホテルに到着。
周りの木も紅葉が始まっていて、なかなかいい感じ。
駐車場にバスが1台・・・ここまで来て日本人ツアーを発見。
土産物屋の入り口も混雑していたので、ここは後回し。



駐車場の脇から小径を少し歩いて、ハイジ村に向かいます。
眺めもよくて、天気が良ければベンチで座って休憩したかったなぁ。



5分ほどでハイジ村に到着。
ここにはハイジ博物館、ギフトショップ、レストランがあります。
ギフトショップで絵はがきと切手を買って、自分宛に投函。
博物館は、ハイジが冬を過ごした家をイメージしています。



ギフトショップから博物館へ歩いて行く途中
カランカランというベルの音とともに、子ヤギが散歩、かわいい~



博物館には納屋、台所、食堂、寝室などがあります。
食堂にはハイジとペーターが座っていました。
どんなおしゃべりをしているのかな♪



私が一番気に入ったのは台所。
古い調理器具や食器が飾られていて、カントリー調なんだけど甘すぎず、落ち着いた雰囲気。
ここでパンを焼いたり、チーズを切ったり、のんびりとした暮らしができそう。



博物館を出るとそこは裏庭。
さきほどの子ヤギが草を一生懸命食べていておもしろい~
そこへ夫がやってくると、やたらとなついてきて食べ物をおねだり。
夫の動物人気は、海を越えた海外でも通用することが発覚!?



ハイジ村から眺めるマイエンフェルトの街並み。
ここまで1時間以上歩いたし、あとは引き返す予定でしたが・・・
雨も上がって雲が切れてきたので、ここから先は
ツアーではまず行かないハイジの草原まで行くことに決定!
小雨ですっかり諦めていたこのコース、がんばるぞ~(つづく)

スイス旅行記 7日目♪

2007-10-17 | 2007 Switzerland
<9月27日> Chur ~ Feldkirch ~ Vaduz ~ Chur

朝から雨がシトシト降っていたので、この日はバス移動メインの観光に決定。
8日間使えるスイスパスは、鉄道の他にバス、トラム、フェリーも乗り放題なので
行けるところまで利用して、使い倒すつもりで!


クールから電車でブックまで約40分、そこからバスで約40分かけて国境越えて
オーストリアのフェルトキルヒまでやってきました。
国境を越える時に一応通関所があるのですが、路線バスだからか素通り。
写真は、庁舎や大聖堂が並ぶ通りから見た、これから向かうシャッテンブルク城。



城の入り口から中庭に向かう通路。
石畳と石壁と古い木の柱が良い雰囲気で、落ち着く場所です。



城の2階は資料館になっています。
外観と同じく、全体的に落ち着いた木の柱と石壁で
お城の割には派手さがなく、なかなか好きな空間でした。



まったりと見物していたので、急に武器庫に入ってドッキリ。



中庭には、噴水とたくさんの花。
カフェらしきお店は閉まっていましたが、お目当てのレストランは開いていたので
ここでランチタイムです。



楽しみにしていた仔牛肉のカツレツです!
とにかくでかい!けど、薄くのばしてあるので食べやすくておいしい~。
このレストランの名物ということで、スイスからもお客さんが来るそうです。



フェルトキルヒの中心街は、歩行者専用道路がたくさんあります。
ここにも噴水と広場と教会、おなじみの景色です。



フエルトキルヒからバスで約30分、リヒテンシュタイン公国の首都ファドゥーツに到着。
リヒテンシュタインは、スイスとオーストリアに挟まれた小さな独立国です。
写真はメインストリートのシュテットレ通り。
土産物屋やレストランが並んでいて、ここを歩けば一通り観光はできます。

山の上に見える建物は、ファドゥーツ城。
リヒテンシュタイン大公が住んでいるので、一般公開はされていませんでした。



リヒテンシュタインは切手を特産品としていて
切手博物館には膨大な数の切手の元絵のコレクションがありました。
同じ建物にある観光局では、2スイスフラン(=約200円)で
パスポートに入国記念スタンプを押す商売をしています。
スイスもフェルトキルヒも入国した証が何もなくてさみしいので
せめてここで記念スタンプを押してきました。いい商売だなぁ。

この日は無事2カ国に入国することができました!
ガイドブックではファドゥーツの方が大きくとりあげられていたのですが
私はフェルトキルヒの方が好きでした。
いつかオーストリアもグルリと廻ってみたいですね。
次の日はいよいよスイス最終日、あとひとつやり残した事があるので
なんとか天気が良くなるといいのですが・・・(つづく)

スイス旅行記 6日目♪

2007-10-13 | 2007 Switzerland
おかげさまで無事夫も退院し、ほぼ日常生活を送れるようになりました。
水、木、金と職場へ送り迎えして、私もちょっとお疲れモード。
この週末で体調を戻したい所ですね。
ということで、気分転換にスイス旅行記を再開します!
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<9月26日> Zermatt ~ Chur


4泊したツェルマットとも今日でお別れ。
氷河特急で6時間かけて、のんびりとクールへ移動します。
天気は相変わらずの雨、車窓からの眺めも期待薄です・・・



出発してから約1時間は、見慣れた牧草地と山、川。
遠くの景色は見えないので、おやつを食べたり居眠りしたり。
フルカ峠の下を通る長いトンネルに入る前のオーバーワルト(1400m)では
確かに緑一色の景色だったのに、トンネルを抜けた時にはあたりは真っ白!

この雪は次の日の新聞でも話題になっていて
秋もまだ始まったばかりなのに、標高900mまで雪が降ったのが珍しい様子でした。
日本からのツアーではこのフルカ峠を通るのが一般的。
予想外の通行止めで、峠を超えられないバスがいなければいいのですが。



目的地のクールに近づくと、雪はさっぱりと消えていて、ライン川と山が続きます。



15時前にクールに到着。
ホテルに荷物を置いて、街の探検にでかけました。
クールは5000年前から続く、スイス最古の町。
小さなツェルマットに比べたら、人も車も多くて程よくにぎやかな街です。
にぎやかな大通から一歩入ると、静かな通りにアパートがびっしりと並んでいます。
雨で人気のない広場も、かわいい建物と石畳が良い感じの風景。
明日はクール滞在で唯一フリーな日、行き先も天気次第です(つづく)

スイス旅行記 5日目♪

2007-10-05 | 2007 Switzerland
<9月25日> Zermatt観光


朝起きたら、予報どおりの曇天。
毎朝部屋から見えていたマッターホルンはもちろん
近くの山も全く見えず、山の天気の変わり様には驚かされる。
昨日までの疲れもたまっているので、この日は一日のんびり過ごすことに。



初めてゆっくりと町を探検。
ここはネズミ返しの小屋と呼ばれる高床式の建物で
チーズや穀物をネズミから守るために使われていた倉庫。



ツェルマットは環境保全のため、ガソリン車が入れません。
ので、駅とホテル間の送迎には電気自動車が使われるのですが
駅から遠いある高級ホテルの送迎には、馬車が使われていました。
う~ん、いかにも観光地。王子様がのっていたら乗ってみたい所ですが。

私たちが乗らなかった登山鉄道の駅には、欧州人や日本人の団体さんがウロウロ。
ツアーで行くことになってるからって、モニターに真っ白な映像しかなかったら
そりゃ行くのやめた方がいいんじゃない?
結局乗ったかどうかはしらないけれど、ツアーはこういう時困りますね。

そして駅前のトイレに向かっていたら、タバコをふかした日本人のおじさんが
「山行った?」といきなり声をかけてきた。
ムッ。年上かもしれないけれど、それが通りがかりの人に聞く態度か?
面倒だから「行ってません」とだけ言ってトイレに。
本当は散々楽しんだけど、それを楽しくおしゃべりできるような相手ではなかった。
ここまで来てなんかガッカリ。
何事にも敬意を払えないなら、自然には到底相手にされないんじゃないの?



スイスはとにかく物価が高いです。
例をあげれば、日本で500円台のマクドナルドがここでは約1300円!
スーパーで食材を買って調理すれば、まだマシでしょうが。
毎日レストランに行くわけにもいかず、毎日四苦八苦です。
今日は初めて見つけたパン屋で、ピザと総菜パンとジュース、2人で約2500円!
今まで行っていたパンやより総菜パンが多くて食事には向いている。
しかもカスタードコルネが大ヒット。
とにかくパンがおいしいのが救いです。

この日は本当にグダグダで終わり、良い骨休みになりました。
明日はツェルマットを離れる日。
4泊5日もいると、少し情がわいてきて寂しいような・・・(つづく)

スイス旅行記 4日目♪

2007-10-04 | 2007 Switzerland
<9月24日> Zermatt ~ Fiesch ~ Eggishorn


ツェルマット2日目の朝、今日もいつものハム&チーズ&パンをもりもり食べる。
どれも美味なんだけど、そろそろ飽きてきた~
明日はジャムで食べるとしましょう。



朝食後7時半頃のマッターホルン。
町にはまだ日が当たらないのに
朝日の当たったマッターホルンだけが浮かび上がって幻想的でした。
今日もマッターホルンを見に!と言いたい所だけど
昨日しっかり満喫したし、明日は天気が崩れるという事なので
少し遠出する事に決定。



ツェルマット駅から電車に乗ってお出かけ。
この駅は人気の観光特急の出発点。
特急が出る時にはドイツ語、英語の後になんと日本語の案内アナウンスが流れます!
確かにツアーで乗るお客さんが多いはずだけど
迷うほど広い駅でもないし、よほど乗り遅れそうになる人が多いのだろうか、
それとも町のサービス精神の表れなのだろうか・・・
ここに来てちょっとガッカリ。



電車にゆられて約2時間、フィーシュに到着。
ここからロープウエイを乗り継いでエッギスホルンの展望台まで上ります。
写真は途中で乗り換えるフィーシャーアルプにあるホテル。
このあたりは氷河を楽しむためのリゾート地になっています。
リゾート地と言っても氷河をはさんで反対側にある
人気のベルナーオーバーラントに比べたら、とても静かに過ごせます。



エッギスホルンの展望台(2878m)からの眺め。
この大きな氷河は、ヨーロッパ最大のアレッチ氷河です。
上流にはベルナーオーバーラントの人気の山
ユングフラウ(4158m)、ユングフラウヨッホ(3454m)、
メンヒ(4099m)、アイガー(3970m)がよく見えています。
昨日の氷河も感動的でしたが、この日も青空に恵まれて贅沢な景色!

氷河を見ながらまったりとしていたら、ドイツ人女性のエリカが英語で話しかけてきた。
気さくな女性で、シュッツガルトから600kmの道のりを
友達と2人でドライブしてきたそうな、たくましいですねぇ。
エッギスホルンの頂上へ行ってきたか訪ねたら
ハーハー言いながらも何とか行ってきた、と言うので私たちも挑戦することに!



展望台にあるレストラン。
天気が良いので、ビール片手にランチという人も!おいしそう~。



レストランの脇から頂上までの山道が始まります。
道というより、岩が組み合わさっただけの崖っぷち。
標高差たった50mだけど、一度下ってから上るので一苦労です。
岩の階段をヨイショヨイショ、下りは大の苦手な私。



怖い者知らずの夫はサッサと上っていきます。
でも空気が薄いせいですぐに休憩、ウサギとカメ状態。



エッギスホルンの頂上(2927m)、30分かけてやっと着きました。
頂上にはこの十字架が建っていて、その周りは狭~い岩場。
ツーショットとか撮りたかったけど、先客達がまったりしていて身動きできず!
おいおい、イチャイチャしてないで、ちょっとはゆずりあっこしましょう~

エッギスホルンの裏側にはフィーシュ氷河が見えました。
これで昨日のゴルナー氷河を合わせて、スイスの3大氷河制覇です!
エッギスホルンへ上るルートがいろいろと見えるのですが
ロープが垂れているだけの岩場とか、私には想像もできない道・・・



ここまで歩いて来た道を振り返ってみた。
ヘタレ夫婦にしては上出来なハイキング。
これからまた戻る事を想像すると泣きそうでしたが
転ぶこともなく、無事帰る事ができました~

超有名なユングフラウヨッホの裏側にあるアレッチ氷河は
パッケージツアーでは訪れることがなく
ガイド本にも中途半端な情報がチラリと載っているだけ。
周辺には氷河を見ながらハイキングできるコースがどっさりあるので
静かに氷河を楽しみたい方にはおすすめですよ。

ツェルマットに夕方戻り、連日の疲れからかバタンキュ~。
明日はどうせ天気も悪いから、寝坊覚悟でおやすみなさい~(つづく)

スイス旅行記 3日目Part3♪

2007-10-03 | 2007 Switzerland
<9月23日> Furi(1864m) ~ Zumsee(1776m) ~ Zermatt(1603m)


トロッケナーシュテック駅からロープウエイでフーリ駅へ。
フーリからブラッテンまでのチケットも持っていたけど
ここで途中下車して、ツェルマットまで歩くことにしました。

ガイドを見ていたのに、最初の曲がり角を間違えていたらしく
ひたすら牧草地を下りることに!
すぐにコースに合流できたけれど、もしかしたら人の家の庭を歩いていたかも?
途中から目指しているツェルマットの町が見えてきました。



途中にツムゼーの集落が出てきました。
昔ながらの建物を大切に使っている、小さな集落です。



放牧されている羊たち、こちらを気にすることもなく草を食べています。



ブラッテンの集落にある小さな教会。
後ろには雲がかかったマッターホルン。
周りの木々は紅葉しているものもあって、秋の気配を感じます。



ツェルマットが近づくと傾斜もなくなり歩きやすくなります。
後ろを振り向くと、マッターホルン。
なるほど、きつい登りなのにすれ違う人が多いのは
この景色を見ながら歩けるからかもしれませんね。



町の端っこにあるブラッテン駅に到着、ここまで約1時間半気持ちの良いコースでした。
ホテルまでもう少し、まだ見ていないメインストリートを歩いていきます。
町の真ん中を流れるフィスパ川は、氷河の雪解け水が流れているせいか
下流の遠い町まで白く濁った水が流れていました。

ここで、8月に報道ステーションでスイスから中継していたのを思い出しました。
なんでも温暖化で氷河が早いスピードで溶けているとか。
フィスパ川が流れるツェルマットの隣町ティーシュや、下流のブリークなどでは
去年大洪水が起きて大変だったようです。
今日見たあの雄大な景色も、いつかまた来た時には変わってしまっているのかな。

温暖化対策としてツェルマットにはガソリン車が入れません。
スイスでは車を列車に積んで通らなければならない地域が
数カ所あるそうですが、その努力の結果が分かるのはいつの事なのでしょうか。


ツェルマットの建物には、鮮やかな花がいっぱい飾られています。
大きなもみの木も、クリスマスツリーにしてみたい!
数時間前までダウンが手放せなかったのに
夫は半袖Tシャツ1枚で歩いています、お疲れさま。



ホテルに着いたのは午後3時前。
とっても良い天気なので、ベランダでデザートを食べてまったり。
ツェルマット初日から、大満足な一日。
明日も良い天気らしいので、あれこれ予定を考えながら早寝したのでした(つづく)

スイス旅行記 3日目Part2♪

2007-10-02 | 2007 Switzerland
<9月23日> Klein Matterhorn ~ Trockener Steg ~ Gandegghutte


クラインマッターホルンからロープウエイで、トロッケナーシュテック(2927m)へ。
ここで途中下車してハイキングする事にしました。
駅を出ると、そこには青空とマッターホルン!
さっきまでの雲が嘘のように晴れて、風もなく暖かい~



冬は雪に覆われるこの道も、短い夏の間だけゴツゴツした道になります。
ロープウエイで下がってきたとはいえ、標高は3000m近いこのルート。
ちょっと登るとすぐに息切れしてしまい、初心者コースだけど
運動不足の私たちにはかなり手強い!
休憩しては振り返って、マッターホルンを眺めるの繰り返し。
雪解け水でできた池に、山がかすかに写ってる!
無風ならもっときれいな逆さマッターホルンが見えるのかな?



目的地が本当にあるのかなぁ、とつぶやきながら
青空に向かってひたすら登る。



やっと見えた~!目的地のガンティックヒュッテ(3029m)です!
ここまで約30分、ずいぶん時間がかかったように思いましたが
意外にもガイド本に載っていたとおりの時間で来れました。
残念ながらヒュッテはお休み。
開いていれば暖かいスープとソーセージを食べたかったなぁ。
そのかわり先客がいなくて、この景色をふたり占めです!最高!!

山小屋の後ろに見えるのはたぶんモンテローザ(4634m)
そしてその左側の大きな氷河はゴルナー氷河。
(詳しくないので、違っていたらごめんなさい)



真ん中の山はたぶんブライトホルン(4164m)m。
氷河をはさんで右側のとがっているのが、さっき行ってきたクラインマッターホルン(3828m)。
その氷河がウンタラー・テオドール氷河で、目の前まで流れてきて
モンテローザの方から流れてくるゴルナー氷河と合流しています。
右端に立っている夫と、大きさを比べてみてください!

恐る恐るのぞいてみると、氷河の裂け目がびっしり!
足がすくんで近寄れない!なんだかいやな汗が出てきて、おしりもムズムズ。
でも慣れてきたら、このまま何時間でも見ていたいほど幸せな気分。
何だか小さな悩みとか、もうどうでもよくなったりして。
氷河を見ながらのランチも、とっても贅沢でした。

帰り際にやっと1人後続のお客さん、しかも足下がおぼつかないおばあちゃん。
すごい、1人で来たんだ~良い天気だもんね、気をつけて。



後ろ髪を引かれながら、正面に見えているトロッケナーシュテック駅に戻ります。
途中でロープウエイの下を通って、ロープウエイのお客さんに手を振ったりして。
ここはツアーでは絶対来ない所だろうし、日本のメジャーなガイド本にも載っていません。
もしツェルマットに来る機会があれば、ぜひ寄ってもらいたい所です!

トロッケナーシュテック駅からロープウエイに乗って
一つ下のフーリ駅でまたまた途中下車。
ハイキングはまだまだ続くのです。

スイス旅行記 3日目Part1♪

2007-10-01 | 2007 Switzerland
<9月23日>Zermatt ~  Klein Matterhorn


7時間の時差の影響で、朝4時には目が覚めてしまった。
7時からの朝食に1番乗りして、ハム&チーズ&パンをもりもりと食べる。
周りは欧州人の高齢の団体さんばかり、30代&アジア人は私たちだけなので
痛いほどの視線を感じながら。
外に出てみると、曇りながらもマッターホルンがくっきりと見えているので
今日の行き先は、マッターホルンの近くまで行くことに決定!



町のはずれにあるBlatten駅(1733m)からロープウエイを乗り継いで
Furi(1861m)→Trockener Steg(2927m)→Klein Matterhorn(3818m)まで約40分。
夏から冬への変わり目なので行列することもなく、どんどん上がっていけたので
2000mを超えたあたりから、急に乗物酔いのような症状・・・
まさか高山病?いやだよ、ここまで来て下りたくないよ~
とりあえず酔い止めでその場をしのいで、クラインマッターホルン駅に到着。



クラインマッターホルンは、ヨーロッパで一番高い所にある展望台で
マッターホルンを一番間近に見られるポイント。
次の日からロープウエイの修理のために一時休業するとの事なので
今日はどうしても来たかった場所です。
気温は1ケタのはずだけど、風がないのでそれほど寒くありません。
最後に階段を50段ほど上れば着くのに、空気が薄いせいですぐに息切れ。
無理をすれば頭痛や吐き気などの高山病になってしまうので、ゆっくりゆっくり。



振り返ると見えるこのスキー場は、アルプス最大の夏スキー場だそうです。
確かにロープウエイの中は、半分以上がスキー客だったなぁ。



ついに着きました、人生で最高地点に到着です!
雲がまだ多いけど、時間が経つにつれて青空が出てきました。
狭い展望台ですが、お客さんが少ないので静かに観望。
真ん中の三角お山がマッターホルン(4478m)です。
その形から登ることが難しくて、アルプスの中でも最後まで登頂する人はいなく
初登頂したイギリス人のウィンパーは8度目の挑戦で成功したそうです。
楽して登ってきた私たちですが、険しい山肌や氷河を見ているうちに
感動?恐怖?言葉では言い表せない感情で、胸がいっぱいになりました。



一緒に登ってきた人たちも嬉しそう。



マッターホルンを独り占めしている所を、夫に隠し撮りされていた。
何故か仁王立ちの私。

この後、スキー場の地下に掘られたGlacier Palaceに行ってみたけど
氷の彫刻やワインバーがあるだけで、あまりおもしろくなかった。
別れを惜しみつつ、次の目的地へ向かうのでした(つづく)