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健康に良い機能性野菜の取り扱いが活発化!

2014-11-30 14:34:00 | 経済・金融・投資
機能性野菜と聞くとあまりなじみが薄い言葉のようですが、品種改良などを通じて、栄養成分を通常の品種より多く含む野菜のことを言います。政府は成長戦略の一環で、来春に食品の機能性表示に関する規制を緩和する方針です。企業は実験などを通じて根拠を示せれば、それぞれの食品の成分が健康にどのように良いのか具体的に表示できるようになります。例えば「肝臓の働きを助けるブロッコリー」などとうたえるようになる見通しです。

そのため企業は健康に良いとされる成分を多く含む「機能性野菜」の取り扱いを増やす動きが活発になってきているのです。というのも、バランスの良い食生活は健康的な生活には不可欠。しかし、日本人の野菜を食べる量はコメの消費低迷とともに減少傾向が続いています。そこで、少ない量でも従来の野菜より高い栄養を摂取できる「機能性野菜」が注目を集めているからです。

厚生労働省によると野菜摂取量の目標は成人1日当たり平均350グラムとなっています。しかし、「平成23年国民健康・栄養調査」によると、実際の摂取量は10年前より18グラム少ない277グラムとなっており、特に若年層は少なく、20、30代は240グラムにも達していないのです。

例えば、村上農園(広島市佐伯区)の「ブロッコリースーパースプラウト」は、通常のブロッコリーの20倍以上の高濃度スルフォラファンを含む機能性野菜です。平成13年に発売開始。昨年までの約10年間で出荷量は10倍に増加したのです。価格は50グラム入り200円前後、20グラム入り150円前後。通常のブロッコリースプラウト(100円前後)と比べ割高ですが、健康意識の高い中高年に人気だそうです。

スルフォラファンはアブラナ科のブロッコリーに微量に含まれている成分で、体内の解毒酵素の働きを強める働きがあります。米国やフランスなど各国で研究が進められ、ピロリ菌の除菌、高血圧や心臓病の改善、紫外線から目を守る可能性などが発表されています。

また、美肌に効果的と、女性を中心に認知度が高いリコピン。カゴメ(名古屋市中区)は19年、「リコピン含量が1.5倍」をうたった「KAGOME高リコピントマト」を発売。昨年度の売り上げは前年度の1,5倍で、「トマトブームもありますが、リコピンが多いということで美容への意識が高い30~50代の女性から選ばれている」と言います。値段は、3~4個入りで400円前後とやや高めですが、施設園芸(植物工場)のため、季節や天候の影響を受けにくく、冬などシーズンオフに購入する場合は割安に感じる場合もあります。

このように企業の取り組みが活発化してきていますが、それは政府が来春に予定する食品の機能性表示に関する規制緩和をにらんでの動きです。今後消費者は特徴ある生鮮品を店頭で目にする機会が増えてくることでしょう。

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