みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

マタドールのツインボビン

2006年09月15日 21時12分29秒 | AFV(英・チャーチル)
 マタドールのツインボビンの中身を見てみましょう。上からボビンのディスク、本体アーム左右、ボビンの軸、横桁、ボビン軸の支持架となっています。ツインボビンという名前の通り、カーペットが左右に分かれたタイプです。前回のカーペットレイヤーは左右が分かれていないシングルタイプでした。両者がどう違うかと言うと、どうも単にカーペットの幅だけではないらしいのです。

 シングルタイプのカーペットはヘシアン布(麻布)製で、装輪の車輌用です。それに対してツインボビンタイプのカーペットは、より重量のあるキャタピラ車輌を通過させるためのものだそうで、ヘシアン布に等間隔に木の棒が取り付けられていました。そういえば、箱絵イラストでもシングルタイプはカーペットが平らに描かれているのに対し、ツインボビンは軸に巻かれたカーペットがごつごつして、棒が織り込まれているように描かれています。

 この改造キットはご覧のように、ボビンの部分はディスクと軸しかパーツがありません。説明書の指示では、新聞紙を切ってカーペットを作り、そこに小枝や草の茎などを木工用ボンドで貼り付ける、となっています。そしてそれをボビンに巻き付けるわけです。1/76でも、プラ棒を使うよりは枝や茎を使う方が、若干ごつごつしていてよいのだとか。でも新聞紙だと塗装が大変なんではないでしょうか。和紙や障子紙などの方がよいのかもしれません。


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