大東園さんでのんびり一泊した後、八ヶ岳ロープウェイで坪庭へ。
ロープウェイの駅は思い切りスイス風になっています。
100人乗りのロープウェイで標高差500m弱を7分で一気に登ります。
山頂駅周辺には坪庭が広がっていて、ここを散策しました。
あいにくの曇りでガスが出ています。
縞枯山も霞んでいます。
散策しているうちに少しは青空が出てきました。
晴れていれば八ヶ岳から南、中央、北アルプスが見えるんですが。
写真は八ヶ岳ロープウェイのホームページから。
降りたあと、霧ヶ峰に立ち寄りました。
以前よりニッコウキスゲが減った気がしますが、鹿の食害があったようです。
霧ヶ峰から諏訪へ降りる途中に蓼の海があります。
静かで綺麗な池でした。
早朝、ウルムチを出て空路カシュガルへ向かいます。
機窓からは天山山脈が見えます。山の向こうはなんとキルギスです。
カシュガルの空港から車でパミールへ向かいます。途中には中東っぽい街があります。
街を抜け、山に向かっていきます。この道はパキスタンへ通じるカラコルムハイウェイ。
近くには 荒涼とした不思議な岩山が見えます。
空は抜けるように青く、期待が高まります。
さらに進むとパミールの神々しい山々が見えてきます。
途中に検問所があります。これは国境が近いためです。車から降ろされ、パスポートのチェックを受けます。検問所からも山々が見えます。
検問所にいた白人女性。なんと中国人で、この先に中国唯一の白人の村があるそうです。
道は一気に登り始めます。約1時間半登りつづけるとブルン湖に着きます。
既に標高は3300メートルあります。森林限界を越えているので木々の無い不思議な山々が広がります。
この山の向こうはタジキスタンです。堰き止め湖ですが、綺麗なところです。
ここからさらに登り、いよいよカラクリ湖です。
標高は3600メートル、澄んだ水と空気が広がります。空気が薄いためか、音も無いような気がしました。
湖の後方には標高7000メートル台のパミールの山々が見えます。
湖の東に見えるコングール山(7,469m)です。
同じく湖の東に見えるムスタグ・アタ山(7,546m)です。
これらの山々の向こうはパキスタンです。
天候にも恵まれ、最高の眺めを楽しみました。
この日はカシュガルまで戻り1泊、明日は最終日、カシュガルの街を訪れます。
駒ケ岳千畳敷カールから降りて来たらちょうど昼前。
しらびそ蕎麦の「丸富」さんへ行くことにしました。
ここは以前、飯田にあった蕎麦屋さんが移転された店です。
蕎麦十割のしらびそ蕎麦。
野ノもの料理で鰊山椒。
分かりにくいところですが、価値ある蕎麦です。
食事の後は早太郎伝説の光前寺に立ち寄りました。
巨木の並木の先に三門が見えます。
立派な三門です。
本堂。
ひなびたいい感じの三重塔もありました。
涼しい気候のせいかアジサイも満開でした。
写真にはありませんが、霊犬早太郎のお墓もありました。
早太郎は鎌倉時代に静岡の磐田で人身御供を要求する怪物を退治した伝説があります。
私の体内の怪物退治もお願いしてきました。
そのあと、駒ヶ根インター近くに馬刺しランドとかがあったので立ち寄りました。
でもお土産だけで、付属のレストランは貸し切りでいっぱいで馬刺しは食べられず。
仕方なく、駅近くで探してみようかと思い移動したところ、これまたインター近くの地元の食堂みたいなところに「とろ馬刺し」の表示が!
味処「初」さんで馬刺しととろ馬刺しを頂きました。
出てきた瞬間、家族で歓声をあげてしまい、おばちゃんに笑われてしまいましたが、両方とも最高でした。
少し前の上海時代の懐かしい話。
浦東からの飛行機はいつも遅れるので、関西空港で最終の「はるか」に間に合うために関空ダッシュしてるんですが、その日は浦東空港でダッシュしました。
成都のお客さんでうちの納めた機械の主軸という重要部分が不具合起こして日本から新しい主軸持ってきて今取り付けをやってます。
明日までに完了しないと大問題になるギリギリの日程です。
ところが一昨日、主軸に付いているセンサーのケーブルが無いことが判りました。
これは中国にはなく日本から運ぶしかありません。日程がギリギリなので発送なんて問題外です。
幸い今日、別件で上海に来る出張者がいたので持って来てもらうことになりました。
問題は上海から成都の便。
日本からの便は12時に着きます。
成都への便は1時40分と4時頃の便。
なんとか1時40分の便で成都に届けて今日中に組付ける必要があります。
ところが日本からの飛行機が12時に着いても入国審査や荷物待ちで部品を受け取れるのは良くて12時40分以降。
そこからキャスターと受け取った部品持って1号楼から2号楼に移動、チェックインは国慶節前の長蛇の列を考えると、1時40分のは無理か?
そこでもう一人用意しました。
1号楼で日本からの出張者から部品を受け取って2号楼に走る運び屋です。そうすれば、もう一人はチェックインの長蛇の列の最前列で待機出来ます。
そして運び屋は、我が事務所で最も駿足の私がやることに。
まずは1号楼で出張者を待ちます。幸い日本からの飛行機は遅れていません。
でもなかなか出てこない。同じ便の乗客が
出て来ても出てこない。
イライラがピークに達する頃、ようやく出てきました。
お礼もソコソコに部品を受け取り、走り出そうとしたら‥
「両替できるとこありませんか?」
「そんなもん、自分で探せ!」と言いそうになるも、ぐっと堪えて丁寧に場所を教えて・・・
走り出します。
一歩目から全速です。
エスカレータを駆け上がります。
動く歩道上を走ります。
動く歩道から走りながら降りるときにこけそうになります。
動く歩道が混雑しているところは通路を走ります。
やがて中間点のリニアの駅。
そのころはジョギングペースになっていました。
息の絶え絶え、2号楼のエスカレータを駆け上がり、中国航空のカウンターに向うと・・・
もう一人の運び屋S君が長蛇の列の最前列でニコニコしながら待っていました。
もう余裕です。
「あとのことは頼む」と倒れるわけでもなく・・・
S君のチェックインを見届けて帰ってきました。
帰りの途中、
「もう少しペース配分を考えにゃいかんな。」とか 「やっぱりタバコやめにゃ。」とか考えていましたが・・・
本来、こんなことが無いようにしなきゃいかんのだ。