茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

時候の挨拶 七月

2007-07-07 21:16:15 | 時候の挨拶
 2007年も後半に入りました。今日は七夕。一年に一度、空の恋人が出会う日です。都会では天の川とカササギが見えるはずもなく、夜空を見上げて想像力を働かせるしかありません。お茶の世界でも、亀蔵棗や、糸巻、短冊、笹、織姫彦星などを象った道具があり、七夕にちなんだ趣向があります。この時期だけの贅沢なお道具たちを見ると、ああ一年経ったんだなあと思います。
 学生は試験の季節。それが終われば夏休みが待っています。暑いことを楽しんでいた時代、懐かしく思い出します。
 沖縄は梅雨明けしましたが、九州では大雨が続き、関東でも湿度たっぷりの日が続いています。夏の青空が待ち遠しい今日この頃です。
 学生時代、夏休みになると先生に“暑中お見舞い申し上げます”と葉書を書いていました。夏休みがなくなって久しく、その習慣もなくなってしまいましたが、今年は書いてみようかと思っています。先日、伊東屋に行ったら、夏らしい葉書やカードがたくさん、ついつい購入してしまいました。

盛夏 酷暑 向暑 猛暑 大暑 炎暑 厳暑 盛夏の候 向暑の侯 爽快な夏がやってきました まぶしいほどの夏です 海山の恋しい季節 楽しい夏休み 連日厳しい暑さが続いており 蝉の声に更に暑さを感じ 夏祭りのにぎわうころ 炎暑のみぎり 涼風心地よく 土用の入りとなり 暑さが続き一雨欲しい今日この頃 など
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4 コメント

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季節感 (albireo)
2007-07-08 23:34:16
ご無沙汰してしまいました…。
ここ暫く、仕事に追われていて、過ぎて行く季節にも気付かないような日々が続いています。
時候を表す言葉の数々。それもただの定型句として使っているだけのような気がします…。
美しく優しい言葉の中に、失いそうな何かを取り戻したい…。そんなことを思いながら、幾つかの記事を拝見ました。
Unknown (飛翔)
2007-07-08 23:37:55
 この時季の挨拶は、まるで紫陽花の花色の様に、その時の気分次第で、いろんな言葉を
選択してしまいます。
 長雨が、むしろ自分の心を落ち着かせてくれるような時は、雨降りを充分に楽しむ言葉を
沢山紡ぎ出しているように思います。逆に気持ちまで湿っている時は、少しでも夏の兆しが
見えるような言葉を捜します。すると自分の心にも夏空が広だって、少しは気も晴れます。

 蛙と蝉の鳴き声を、交互に聞く日々も、そう悪くはないですね♪ 山の中腹に暮らす私は、
どんな雨降りでも、鶯、時鳥、郭公達の声がして、カッコウじゃなく結構、癒されています。 
季節感 (m-tamago)
2007-07-10 20:48:34
albireoさん、こんばんは。
お忙しいようですね。
私も平日は車窓越しに見る風景や色に季節を感じることはありますが、会社に行っているとなかなかそうもいきません。お茶のお稽古に行くとお菓子と道具と茶花で季節を感じています。
albireoさんのところも季節感たっぷりな写真ばかりで、久しぶりにほっとしました。
色々な挨拶 (m-tamago)
2007-07-10 20:56:03
飛翔さん、こんばんは。

確かにこの時期は梅雨あけきらず、暑さもあり、色々な挨拶言葉がありますね。
自分の心次第で使う言葉も違ってくる、確かにそうかもしれません。私もその時によって手紙の書き出しに思いつく言葉が違います。

先日もう蝉の鳴き声がしたと友人が言っておりました。
カッコウに結構癒されている飛翔さんとお会いして季節のお話などしたいわ~。 

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