行ってきました。
折角医学部にいるので、見ておこうかな、と思いまして。
医学科ではないので、解剖はしてません。
医学科の学生が解剖をした後の御遺体を見せて頂きました。
実習用の靴を履き、使い捨てのエプロン・グローブをして
いざ解剖棟のなかへ。
解剖棟というと薄暗いイメージありません?
実際は結構日の光が入って、明るかった
です。
部屋の中には、袋にはいった御遺体のがずらり。
全員で黙祷をした後、袋を開けます。
詳しく記述はしませんが、
人体の不思議展などに行ったことのある方は想像できるかも。
プラストミック標本の、色が全体的にもっと茶色っぽくなって、
ちょっとホルマリンのニオイがする感じ。
解剖された後なので、切れ込みがはいっていたり、
取り外されたりしていました。
本当に教科書の絵みたいになってるんだなぁ、とか
意外とこの臓器、小さいなぁ、柔らかいなぁ、とか
人間の体って、うまいことできてるんだねぇ、とか
話しながら、見学しました。
で、開始2時間後、再び黙祷して見学終了。有難う御座いました
今回の御遺体は、生前、献体を申し出て下さった方のものです。
献体というのは、
医学・歯学の教育・研究のために
自分の遺体を無報酬・無条件で提供することです。
・・・参考:日本篤志献体協会
解剖などの後、御遺体は荼毘に付し、遺骨を遺族の方々にお返しします。
お返しするまでに1~2年はかかるそうですけど。
余談ですが、葬儀は普通に行えるんですってね。
普通は、葬儀→出棺→火葬場ですけど、
献体する場合は、葬儀→大学(解剖等→火葬)だそうな。
思ったより、ニオイきつくなかったなーと思ったのですが
N先生曰く「(2時間もいたので)ニオイがついていますから
このまま人に会ったら『くさい』って言われますよ(笑)」とのこと。
で、ニオイのつきやすい髪のにおいを嗅いでみる・・・が、
わかんない・・・。
ニオイがする、と言う友人もいましたが。
鼻が麻痺したのかなーと思って、「鼻がバカになっちゃった」と言ったら
友人に「ば~か、ば~か」と言われました(笑)小学生かよ!
その後、ホルマリン漬けの標本の見学へ。
昔からある医学部なので、沢山ありました。
標本の部屋に入ってすぐ左の壁の上から下まで、
ヒトの頭蓋骨がズラズラズラ~とあったのにまず驚く。
・・・い、一体何個あるのかしら・・・100個はありそう・・・。
部屋の中には棚や大きな標本の入った瓶が所狭しと並んでおりました。
凄かった・・・。真剣に見て、終了。
中々経験できないことですからね、
見学できてよかったです。