ひいらぎ通信

日常のささやかな幸せを拾い集ようと、ブログ、始めてみました。

天使の卵(後編)

2006年01月14日 | 本のハナシ

天使の卵、後編を読み終わりました。それから、原作の方も読みました。

ナルホド。

原作の方は、もう、しっかり、綺麗な恋愛小説です。
もともと村山さんの小説は漫画向きだと思っていたのですが「天使の卵」もしかり。「半落ち」でも、原作を離れた表現というものの面白さを感じたのですが、漫画化についても面白いなあと思いました。
コーラスの別冊付録で漫画化しているのは池谷理香子さんという方なのですが、男女の「生」の部分を感じさせる作品をこれまでも描いてこられています。原作の基本ラインはきちんと辿っています。が、少しだけ、表情を切り取り、台詞を付け加え、エピソードの順序を変えるといった独自の表現をとられたことで、ちゃんと「池谷作品」になってしまっています。ですから、原作ファンの方には「違う!」と言われる部分も大いにあると思いますが、池谷さんの作品をデビューからずっと読んできている者としては、「おみごと」と言い切ってしまいます。
以前「おいしいコーヒーのいれかた」も漫画化されましたが、描かれた方には申し訳ないが、成功していたとは言えませんでした。でも、この「天使の卵」に関しては「アリ」だと思いました。
これ、映画にもなるそうですね。
あああ、どういう風に「翻訳」されるんだろうという興味で見に行ってしまいそうだわ。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 幸せな本 | トップ | 日曜日は休日です。 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も今日は読書づけ (ガーベラ)
2006-01-14 22:57:22
今日は、天気が悪い為、私も

家で午後は読書づけ。

天使のたまごってなんか本屋さんで

みかけたような気がする。

結構、漫画化されているのもあるん

ですね。映画やドラマはよく聞くけど。

同じ話しでも表現されるものによって

違いがでるとまた、おもしろいもの

ですよね。
返信する
純愛ものです (ひいらぎ)
2006-01-15 21:35:22
きれいな純愛物です。

違うメディアでの表現の違いとか結構興味があるので、ついついみくらべたくなるんですよねえ
返信する

コメントを投稿

本のハナシ」カテゴリの最新記事