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コーチの突っ張り!

2011年06月12日 | 身辺雑記
自らの主張を補強強化するために、故人や偉人の言葉を拝借し引用しますね。
そんな時には、我田引水自分の論に都合の良いものを持ってくるのが常です。
と、云うことで今回も孔子先生の論語より
「子曰、不患人之不己知、患己不知人也。」をお借りしてきました。

子曰わく、人の己れを知らざることを患(うれ)えず、人を知らざることを患(うれ)う。
孔子先生は、「他人が自分のことを理解してくれないことを嘆くことはない。他人の実力を自分が認められないことの方が心配です。」と仰っていました。

コーチは、人の話を聞き受容することから相手との信頼関係を築き始めます。
信頼関係なしにコーチングは機能しないからです。
人にはそれぞれのやり方があるでしょう。
どのようなやり方を取ったにしろ、相手が自分を受け止めてくれたと思えなければ真実の言葉を引き出すコーチングをすることは難しいでしょう。

コーチは、自分の価値観で相手を見るのではなく、相手の価値観や相手が大事にしている価値を認めるところから入ることが肝要です。

ところが、議論の相手がコーチとなると少々厄介ですな。
敵もさるもの引っ掻くもの!
流石にコーチ、勿論私より優秀な方々ですので、論が立つ訳です。
ご自分の判断基準で押してきます。
ズンズン土俵際まで押し込まれたその時に、伝家の宝刀「フィードバック」をぶちかましました。

「これは私の基準、私の感覚なんですが、私の言葉・話しをあなたやあなた方が承認していない様に感じます。
受け止められ感、受容されたと云う感覚を持てません。
勿論、私の意見や価値・基準に賛成して欲しいと云っているのではないんです。
私の話しや論を、「ああ、そう云う話なのね」とか「あなたは、そう考えているんだ」と云う様な言葉なしに、あなたの話が始まり、あなたが論を転回することで、私は自分自身が話した言葉が受け止められていないと感じるんです。
私は、あなた方の価値・判断・基準を批判するつもりはありません。しかし私の価値・判断・基準をあなた方に批判される筋合いは無いと思うんですよ。」

行動の結果を批判批評されることは当然あって然るべきだと思います。
しかし、個人の性格や価値観や肉体的特徴が批判批評の対象になって良い筈がありません。
一見、破天荒に見える性格や言動でも、社会秩序や他人への迷惑にならない範囲なら認められるべきでしょう。
所謂、常識を超えるところから、新たな発見や発明が生まれてきています。
自分の常識に囚われずに居たいなと思う今日このごろ、等と考えて、・・・。

私は、自分自身が話した言葉が受け止められていないと感じた相手の感情を受け止めていたのだろうか等と思い悩む今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。