徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

寝ずの番

2007年05月27日 | ★★★




寝ずの番
おすすめ度
制作:2005年 日本
企画・製作: 鈴木光
原作: 中島らも
脚本: 大森寿美男
監督: マキノ雅彦
出演:中井貴一 木村佳乃 堺正章 笹野高史 岸部一徳 長門裕之 富司純子

マキノ映画史100年記念年に、マキノ雅彦こと津川雅彦が初めてメガホンをとった作品「寝ずの番」です。

上方落語界の稀代の噺家・笑満亭橋鶴(長門裕之)が、今まさに臨終のときを迎えようとしています。なんとか師匠のいまわの願いを叶えようと、弟子(笹野高史)耳を近づけ聞き取ったのは「そ○が見たい」との言葉。一同驚きつつも、おとうと弟子・橋太(中井貴一)の嫁・茂子(木村佳乃)を説得します。茂子は師匠をまたぎ、そそを披露しますが師匠は「わしはそとが見たいと言うたんや……」と言います。そしてご臨終。通夜の晩、故人をしのびながら無礼講の寝ずの番がはじまります。

下ネタ満載だけどウィットに富んだ粋なお話です。噺家さん達の独特な世界を舞台にストーリーは展開していきます。岸部一徳や田中彰など独特なキャラクターをもつ演者が多数出演。作品に合った何ともいえない演技が光っています。

なんとなく伊丹十三作品を思わせる作風で、観ているうちにいつの間にか口角が上がってしまうような笑いを誘う作品でした。

寝ずの番@映画生活
前田有一の超映画批評



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2 コメント

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こちらは大笑いでした (ひらりん)
2007-05-28 01:45:36
下ネタでも笑えたし、
多彩な出演者にも笑わさせてくれました。
ひらりんさんへっ。 (髭ダルマLOVE)
2007-05-28 01:58:14
コメント&TBありがとうございました。

そうですね。
渋い大人な作品でしたね。

地上波ではずぇっっったい観ることが出来ない作風ですよね(爆)

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