徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

犬神家の一族

2008年07月06日 | ★★★




犬神家の一族
おすすめ度
製作:2006年 日本
製作:黒井和男
監督:市川崑
脚本:市川崑 日高真也 長田紀生
出演:石坂浩二 松嶋菜々子 尾上菊之助 富司純子 松坂慶子 萬田久子 深田恭子 中村敦夫 仲代達矢 葛山信吾 池内万作 奥菜恵 岸部一徳 螢雪次朗 中村敦夫 永澤俊矢 大滝秀治 草笛光子 加藤武
キャッチコピー:金田一さん、事件ですよ

2006年バージョンの「犬神家の一族」です。30年前の作品と同じ監督と主演で完全リメイク。市川監督の遺作でもあります。

うーん。
こういうのを完全リメイクっていうんでしょうねえ。
ほぼ完コピですねっ(笑)。
1976年バージョンは、父親の佐兵衛の生前の物語がしっかりと描かれていましたが2006年バージョンは父親は娘たちを呪縛する存在として亡霊のように描かれています。

キャスティングは当初から賛否ありましたが、石坂浩二、大滝秀治、加藤武をはじめとしたベテラン役者さんの「老い」が気になっちゃいました。新たにキャスティングされた松竹梅の3姉妹がちょっとミスキャストな気がするし…。意図した演出なんでしょうが、台詞回しも何だかちょっと微妙…。ラストも前作のがよかったなあ。



一族を集めての「遺書」発表のシーン。
演者は日本を代表する豪華な顔ぶれ。
なかなか迫力があります。



きゃーっ。
松竹梅3姉妹!
やってもうた(爆)!!


そして!
インパクト大のシズマの名シーン!!
今回も豪快に刺さってます。



ヒロインは松嶋奈々子。
清楚な雰囲気はいいんですが、この方昭和サイズじゃないんですよ。
ぶっちゃけでかすぎます。
猿蔵いなくても大丈夫そう…。



加藤武氏。へいちゃん。みんな老いました。
大滝秀治が台詞を言う場面は、何故かどきどきします。
台詞がもうギリギリなんですもん(笑)。



それでもへいちゃんは走ります。


1本の映画としてはうーん。な感じですが、旧作を観た後に比較して観るにはとっても面白かったです。


犬神家の一族@映画生活
前田有一の超映画批評



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは☆ (ゆかりん)
2008-07-11 22:16:17
松嶋さん、確かに昭和サイズじゃないですね(笑)
やはり76年作の方が断然好きなんですが、
リメイクにしてはめずらしく比較して観るのが楽しい作品でしたよね。
奥菜恵の飛ばされ方は思いだしても笑えます~
ゆかりんさんへっ。 (髭ダルマLOVE)
2008-07-12 19:18:58
そうですね!
私も76年版が断然好きです!
06年版の奥菜恵の飛ばされ方も最高(爆)!
(そういえば確か彼女妊婦でしたよね 笑)

両方ともまだ未見ですが、清水監督の「按摩と女」を完全カヴァーした、石井監督「山のあなた~徳市の恋~」も比べながら観てみたい作品のひとつです♪
劇場版「犬神家の一族」 (もののはじめのiina)
2018-11-29 10:23:08
「犬神家の一族」を観劇してまいりました。

例の湖に足がニョキっと突き出る衝撃シーンを、花道で再現しましたが、余りに有名すぎてか笑いが起こってました・・・。

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