徒然映画日記。

食わず嫌いは卒業し何でも観よう。思い切りネタバレありの「観た帳」です。

手紙

2011年06月27日 | ★★
手紙
おすすめ度
製作:2006年 日本
製作:宇野康秀 大澤茂樹 高瀬哲 細野義朗 日下孝明 常田照雄
監督:生野慈朗
原作:東野圭吾
脚本:安倍照雄
出演:山田孝之 玉山鉄二 沢尻エリカ 吹石一恵 尾上寛之 田中要次
キャッチコピー:兄貴、元気ですか?これが最後の手紙です。


東野圭吾の小説が原作の「手紙」。
犯罪者の家族に突き付けられる厳しい現実が描かれたなかなか重いテーマ。
数多くの人気テレビドラマを手掛けてきた生野慈朗という方が監督をつとめています。



工場で働く20歳の武島直貴(山田孝之)は、職場の人間ともまるで打ち解けず、人目を避けるように暮らしています。
それは彼の唯一の家族である兄・剛志(玉山鉄二)が、直貴の学費欲しさに盗みに入った邸宅で老婆を殺してしまった為でした。


自分のために罪を犯し兄へせめてもの償いにと服役中の兄から届く手紙に返事を書き続けます。

そんなある日、職場で更生した元服役囚と出会った直貴は、一度はあきらめたお笑い芸人の夢に再び挑戦しようと決意し上京。やがてお笑い芸人“テラタケ”はブレイク。その後直貴はコンパで知り合った大企業の専務令嬢・朝美(吹石一恵)と恋に落ちますが、ネットの書き込みから直貴が殺人者の弟だという噂が広まってしまい、所属事務所や朝美の家族の知るところとなります。悩んだ末、直貴は芸能活動にも、恋にもピリオドを打ちます。
そして6度目の転職。サラリーマンとして再び新しい人生を歩み始めた直貴はずっと陰ながら支えてくれたかつての同僚由美子(沢尻エリカ)と結婚。子宝にも恵まれようやく穏やかな日常を手に入れたように見えましたが、またしても差別の目が。今度はわが子にその被害が及んでいることを知った直貴はたまらず剛志に兄弟の縁を切りたいという手紙を書き、すべてを清算させるために被害者の遺族に挨拶に出かけます。そこで直貴はある事実を知ることとなります。




刑務所慰問のため、“テラタケ”を一度だけ再結成し舞台へ立つ直貴。


直舞台上の直貴を見つめ涙する剛志。


とても考えさせられる深いテーマでした。
個人的には、遺族である被害者の息子が、
「これで全てを終わりにしたい」というシーンが心に残りました。
吹越満!
いい芝居するなぁ。

なのに星2つ・・・?(笑)
そう、星2つ。

キャスティングの一部がどうしてもなじめなくて
興ざめしてしまい、作品に感情移入ができなかった・・・。
こういう作品で感情移入ができないのってホントに致命的★


ね★
エリカ様!(苦笑)



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