伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

消費者レポートより「福島復興・菜の花プロジェクト」

2013-02-21 08:48:10 | 放射能問題
今号〔第1528号〕も読みがいのある記事ばかりだった。

その中でも目を引いたのは「チェルノブイリの経験を福島へ」という記事。
NPO法人チェルノブイリ救援・中部 河田昌東さん達は1990年からチェルノブイリで支援活動を行い、原発事故を起こしてはならないと訴えてきた。

チェルノブイリ原発事故後深刻な放射能汚染にさらされているウクライナ国ジトーミル州ナロージチ地区。
原発から70㎞の位置にあり、放射性物質が20年以上たってもまだ60%も土壌に残っている。
主にセシウム137とプルトニウム90。
汚染された土壌の作物を食べているため、内部被ばくが深刻で、病気と貧困問題を抱えている。
日本からの研究者が入って放射能についての研究を続けてきた。

ナロージチ地区で栽培したナタネから絞った油には放射性物質は全く移行せず、油粕にすべて残ったという。
土壌のセシウムは残念ながら3~5%しか減らなかったが、ナタネを植えた畑で作った小麦やソバ、ライムギなどは移行率が低かったことが判明。
この地域では5年間かけた実証実験の結果、このナタネを使ってバイオエネルギー生産をおこない、裏作栽培で農業を復活させる取り組みが始まる。

福島県南相馬市の浜通りの農業復活にナタネ栽培を取り入れる試みが始まる。
国産の遺伝子組み換えなしのナタネ油とバイオエネルギー生産で福島復興を計る。

残ったセシウムはゼオライトに吸着させて、低レベル廃棄物になるそうだ。
おわり。

さて、坂本さんから先日の(仮)西部自然公園ミニ観察会の時の写真をいただいた。
北風が強い日だったが、陽だまりの斜面にはもう早春を告げる野草が咲いていた。

   オオイヌノフグリ


   ホトケノザ




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