伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

「千葉県のしいたけのお話」

2013-11-16 22:21:31 | 放射能問題
11月15日千葉市民放射能測定室「しらベル」の放射能学習会に参加した。


千葉県森林課職員に「林産物の放射能測定について」聞くということで、楽しみにしていた。
原木しいたけがこれから出回る旬の話。

佐倉市も出荷制限が解かれていない。

まず、菌床しいたけと
施設栽培の原木しいたけと、
路地栽培の原木しいたけ
の違いから。

菌床しいたけとはボトルにおがくずなどのチップと栄養剤を入れてしいたけの菌を栽培するが、
施設の中で温度管理されながら作っているのが大半とか。

クヌギ、コナラに菌糸を埋め込んで原木シイタケを戸外で栽培するのが、路地栽培。

原木を水につけてきっかけを与えてから施設に入れてしいたけを出させるのが、施設栽培。
初めから施設内においているわけではない。

原木が放射能に汚染されているとしいたけに高い値がでる恐れがあるため、
現在、50ベクレル以下の原木を利用することになっている。
中部以北の17都県では原木の検査証明書が必要となっている。

福島は原木の産地だったが、木の中まで汚染されているので、調べてからじゃないと使えない。

新情報
たとえ、原木で低くても、伏せている間に放射能値が上がっていることが判明。
キノコ類は放射能を集めやすい習性があるが、場所によって違いが出るし、キノコによっても能力が違うそうで、
まだよくわかっていないそうだ。

厚労省へモニタリング検査をして、報告、公開している。

24年3月までで、1093件中3割が基準値超えだった。
24年度中 1513件中基準値超えは14%
25年4~9月の436件中1件基準値超え。

野菜の影響はなくなってきたが
林産物(きのこなど)は 96市町村で6件基準値超え。(10月23日現在)

タケノコも高くでるメカニズムはまだ判明していない。
来年春のタケノコで検証しかない。

5㎝表土を剥いでも、泥はねでかえって値は上がった
10㎝の遮蔽材で地面から上げてやると千葉県では効果があった。
低減対策を情報提供している。

栃木県林業センターHPの「キノコ栽培における放射能対策」は、
分かりやすく詳しく書いてあるそうだ。
効果があるかもしれない、ということで、まだまだ手探り状態。

針葉樹、広葉樹の違いは、針葉樹が高く出る。
途中で雨水汚染が起こっているのではないだろうか。

おまけ
しらベルでは、市民からの持ち込みで市販の園芸土も測っているが、
「大手のものは大丈夫」
ということだった。
気になっていたんです。


最新の画像もっと見る