カエサルの世界

今年(2019年)1月中旬から「休載中」ということになっているのだけど、まあ、ときどき更新しています。

カエサルの影

2011年09月29日 | ☆カメラとか   

 今日の話は、ちょっと難しいです。
 それでいて、たいして面白くないと思います。
 まあ、そんなつもりで読んでください。

 カエサルだって、たまには、自分の影を見つめたりすることはあるわけです。
 まあ、上の写真ですね。職場のベランダです。この間、「コケ」の写真を撮ったところですね。
 何が難しいのかというと、この写真を見て、「不思議だ」と思ってもらわねばならないのです。
 不思議でしょ、この写真。

 まあ、今日はいい天気だな・・・などと思いながら自分の影を眺めていたわけですけど、この影、四角い光で切り取られたようになっているじゃないですか。この四角い光、言うまでもなく、その向こう側にある手すりの切れ込みみたいなところから差し込んでくる直射日光です。そこで、考えてしまったのですよ。
 このベランダ、建物の南側にあります。太陽は、ベランダの向こう側にあるわけです。だから「四角い光」みたいなのが差し込んできたりするわけです。
 カエサルは、ベランダに座っています。建物を背にして、手すりの方に向かって、座っています。カエサルも、南を向いているわけです。カエサルの前に太陽があり、カエサルは正面から太陽の光を受けているということになります。
 だったら、どうして、カエサルの前に、カエサルの南側にカエサルの影ができるんだ?

 状況がわかってもらえたでしょうか?
 「不思議だ」と思ってもらえるでしょうか?


 種明かしは、これです。ベランダを東向きに撮ってみました。つまり、写真の左側が北で、右側が南です。カエサルは、左側の壁を背中にして、右側の手すりの方を向いて座っていたことになります。
 犯人は、カエサルの背中にあった壁ですね。この壁、ご覧の通りで、白いじゃないですか。バリバリに浴びた直射日光を、ガンガンと反射しているわけですよ。この反射光でできたのが、カエサルの影だったんですね。
 この写真では手すりの影が写ってますけど、ここは、直射日光はあたっていないわけですけど、壁からの反射光があたっているんですね。手すり際のところは影が薄くなってますけど、これは、壁の上にある窓ガラスからの反射光だと思います。
 壁の前にカエサルがいると、こうした反射光をさえぎってしまうことになるわけで、直射日光も反射光もあたらない部分ができてしまいます。それが、最初の写真の「カエサルの影」ということになります。

 どうですか?
 最初に断っておいた通り、たいして面白い話じゃなかったでしょ。


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