読書日記と読書ノート 第三部(2013年6月~2015年6月) 吉野三郎

退職してから読書中心の生活をしています。読んだ本の感想を日記に記し、要点をノートに書いています。その紹介です。

112、田中章夫「日本語スケッチ帳」(岩波新書)

2017-02-14 06:28:16 | 読書日記

日記から

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入江昭の本を読み終わってから田中「日本語スケッチ帳」を128頁読んだ。ただ読んだだけ、という感じだが。「い抜き言葉」…”すごっ”、”早っ”といった言葉が、関西のお笑いタレントが威勢(テンポ)をつけるために使い始めたことに由来する、と説明してあった。言葉が時代とともに変わっていくことがよくわかる。

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「日本語スケッチ帳」を読み終わった。最近の変化は、特に助詞の使用法と、尊敬・謙譲語関連の助動詞の使い方に著しいそうだ。あまり言葉に敏感ではないので、形容詞の語幹だけ使う言い方-「早っ」といった-が気になるくらいだったが、言われてみれば妙な言いまわしが増えている。その発生源は若者、そしてテレビからのようだ。

(了)


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