(1)日記から
・2013年12月18日(水)
昨日、今日で「神々の渇き」を読了。フランス恐怖政治時代を舞台にした歴史小説。そんなに感銘は受けなかった。訳者解説を見ると、この小説が反革命的かそうでないかが議論になったらしい。不思議。王政か共和政か、ということなら、明らかにA・フランスは共和派だ。が、唯一の政治的価値を信奉し、これに違うものをことごとく抹殺する恐怖政治、もっと一般的に言えば、政治的価値の絶対化に、A・フランスが反対していることは明らかではないか。
(2)ノートから
人間は徳の名において正義を行使するにはあまりにも不完全なものである。されば、人生の掟は寛容と仁慈とでなければならない。
(了)
・2013年12月18日(水)
昨日、今日で「神々の渇き」を読了。フランス恐怖政治時代を舞台にした歴史小説。そんなに感銘は受けなかった。訳者解説を見ると、この小説が反革命的かそうでないかが議論になったらしい。不思議。王政か共和政か、ということなら、明らかにA・フランスは共和派だ。が、唯一の政治的価値を信奉し、これに違うものをことごとく抹殺する恐怖政治、もっと一般的に言えば、政治的価値の絶対化に、A・フランスが反対していることは明らかではないか。
(2)ノートから
人間は徳の名において正義を行使するにはあまりにも不完全なものである。されば、人生の掟は寛容と仁慈とでなければならない。
(了)