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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

ぐるぐる‥

2012-12-25 11:44:55 | ふと思ったこと

毎日11時が更新なので、その時間が過ぎたら、ほぼ日のサイトをクリックし
「今日のダーリン」を読むにいきます。

今朝の冒頭はこうでした。

 ぼくがエジプトのピラミッドの前に立ったとき。
 つまり、そのときというのは、
 ジョン・レノンが撃たれたというニュースを
 そこで聞いたのだから、1980年の12月のことだった。


この時のジョン・レノンのニュースをリアルタイムで聞いていた人、
知った人は、その時自分がどこにいたかとか、何をしていたか、とか
わりと鮮明に思いだすことができるだろうなあと思っていました。
それぐらい、特にファンでなくても、ショッキングな事件でしたから。

私は、熱を出して高校を休んでいました。
隣の部屋でテレビを観ていた父親の声で、そのニュースを知り、
ぼんやりした頭で、なんかこわいことになっている、と思ったのでした。
翌日高校へ行ったら、大ファンだったI君は来ていなくて、そうかショックで
休んでしまったんだ、と思っていたら、しばらくしたらラジカセ持って登校し、
休み時間には曲を流し、授業時間には机にずっと伏せていましたっけ。

糸井氏の、今日の文章ではっとなったのは、その時糸井氏は
ピラミッドの前に居たとあったからです。

1982年。不思議 大好き という西武デパートのキャッチコピーと
ピラミッドの写真、覚えている方いるでしょうか。

私が20歳になる年で、私はこの広告に、当時ものすごく感動したのです。


そうしてそれから30年がたって、あのピラミッド写真は、1980年の12月に
撮られたのかも(その後にも取材や撮影があったのかもしれませんが)、ということを
インターネットを介して知ったり、今でも糸井氏のシゴトに感動したり、賛同したりして
いると、時間というものは、過去から現在を通って、未来へ流れているわけではなく、
同じ箇所にとどまったり、一つの点を中心に回ったりもしているのではないか、と
思えてくるのです。

今、いしいしんじさんの『熊にみえて熊じゃない』というエッセイを読んでいるせいで、
そんなふうに思えるのかもしれませんが‥。

事柄は入り組みながら、いろんなところへ繋がっていて、それらは目にはみえないけれど
感じとることはできるので、それを感じてくみ取れるか否かで、時間の感じ方も、人との
縁も日常の出来事も変わってくるのだと、知らされた気がします。

いしいさんの小説は今までに数冊読んだことがありますが、エッセイは初めてで‥
いしいさんの日常が、いしいさんの小説世界に繋がっているのはごくごく自然のことの
ように思い始めました。おかしくて不思議で変わっていて、ぐるぐるとした感じなんです。




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2 コメント

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Unknown (jester)
2012-12-25 21:48:14
私は大学の食堂にいました。
(としばれ)

同じサークルの先輩と話していたら、後輩が「ジョンが死んだ!」といいながら来たのを思い出します。

中学校のころからファンだったので、すごいショックでした。

こないだNYに行った時も、ダコタハウスに行ってきました。(ジョンが暮らして、そして死んだところ)

なんとなく無機質なマンションをイメージしてましたが、それは豪華なマンションの入り口でした。(涙
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jesterさんへ (ruca)
2012-12-27 15:37:58
こんにちは。
コメントありがとうございます。

私も初めてNYへ行ったときに、ダコタハウスを見に行きました。
その時はまだストロベリーフィールドができてなかったと
記憶しているのですが(1987年でした‥)、
ああ、こんなところで起こったことなんだ、と思ったのは覚えています。

象徴的な出来事は、いろんな人にいろんな想いを残して
いきますよね。

ジョン・レノンとはまるで関係ありませんが、私が覚えている中で、
最初の、最大の事件は、よど号ハイジャックと、浅間山荘事件なんです。
小学2年の頃で、学校帰りに同級生の男子がその話を
してたのも思い出します。
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