胸のなかで想っていることを、まず「言葉」にして、それを次は「文字」に置き換える‥
書くという一連の動作。
手にしている筆記具を使って、紙に文字の形を記していくのと、キーボードをぽんぽんと
叩いて、アルファベットを組み合わせて文字にしていくのとでは、何かちがいがあるかなあと、
そんなことを思いながら窓の外を見ています。
そこには、ほんとうに美しい青空が広がっていて、この本の表紙と、びっくりするくらい
おなじ空色なのでした。
『作家』
M.B.ゴフスタイン作 谷川俊太郎 訳
この本の中で、作者ゴフスタインは、作家は庭師だと言っています。
あたためた考えを、言葉におき、
それを切り、刈りこみ、
設計し、形をととのえる。
‥ふーん、庭師か。
そんなふうに思ってみたこともなかった私は、「ふーん」と言葉になって口から出ないように
気をつけながら、何度も何度も言ってみます。ふーん。
ゴフスタインの絵本を、図書館で借りてきて、市内にないものは取り寄せしてもらって。
この『作家』もそんなふうにして知った1冊でした。
火曜日にこうめさんの「ことり文庫」に行ったとき、この本が置いてあるのを見て
ドキドキしました。行く前から、買おうと決めていたゴフスタインの本は別のものだったから。
けれど、見てしまったからには、もう「見なかったこと」にはできません。
新品のこの本には、空色のカバーの上に、パラフィン紙でもうひとつカバーがしてあるのです。
自分がそれを知っていたから驚かなかったのか、それとも知らなかったにもかかわらず、
あまりにもしっくり馴染んでいたから驚かなかったのか、わかりませんが。
そのパラフィンのカバー。霞がかかった空のようにも思えるし、大切なものを、だいじに
しまっておくときの気持ちに近いようにも感じます。
カバーを全部はずしてみれば、背表紙と、表紙の一部が布張りになっていて。見返しの色と
同じとっても好きなグレー色。
この本が、ことり文庫から、私のところへやってきた必然のような偶然が、嬉しくてなりません。
そして、この本は、この方に捧げられているのですよ。
シャーロット・ゾロトウに
書くという一連の動作。
手にしている筆記具を使って、紙に文字の形を記していくのと、キーボードをぽんぽんと
叩いて、アルファベットを組み合わせて文字にしていくのとでは、何かちがいがあるかなあと、
そんなことを思いながら窓の外を見ています。
そこには、ほんとうに美しい青空が広がっていて、この本の表紙と、びっくりするくらい
おなじ空色なのでした。
『作家』
M.B.ゴフスタイン作 谷川俊太郎 訳
この本の中で、作者ゴフスタインは、作家は庭師だと言っています。
あたためた考えを、言葉におき、
それを切り、刈りこみ、
設計し、形をととのえる。
‥ふーん、庭師か。
そんなふうに思ってみたこともなかった私は、「ふーん」と言葉になって口から出ないように
気をつけながら、何度も何度も言ってみます。ふーん。
ゴフスタインの絵本を、図書館で借りてきて、市内にないものは取り寄せしてもらって。
この『作家』もそんなふうにして知った1冊でした。
火曜日にこうめさんの「ことり文庫」に行ったとき、この本が置いてあるのを見て
ドキドキしました。行く前から、買おうと決めていたゴフスタインの本は別のものだったから。
けれど、見てしまったからには、もう「見なかったこと」にはできません。
新品のこの本には、空色のカバーの上に、パラフィン紙でもうひとつカバーがしてあるのです。
自分がそれを知っていたから驚かなかったのか、それとも知らなかったにもかかわらず、
あまりにもしっくり馴染んでいたから驚かなかったのか、わかりませんが。
そのパラフィンのカバー。霞がかかった空のようにも思えるし、大切なものを、だいじに
しまっておくときの気持ちに近いようにも感じます。
カバーを全部はずしてみれば、背表紙と、表紙の一部が布張りになっていて。見返しの色と
同じとっても好きなグレー色。
この本が、ことり文庫から、私のところへやってきた必然のような偶然が、嬉しくてなりません。
そして、この本は、この方に捧げられているのですよ。
シャーロット・ゾロトウに
今日はとてもよい天気で、本当にこんな色の空が気持ちいいです。
ゾロトウに捧げられた絵本・・・なんだ。
献辞まで見ていなくて、そうか~とうれしくなりました。
わたしも今日はゴフスタイン本、だんなさんに捧げた絵本です♪また気が合いました。
お返しの1冊でした。おもいだした。
(わすれてた!)
これと、ゾロトウが文を書いている、
「うさぎさんてつだってほしいの」がセットで、
それが、しいくん的に、目玉だったんだって・・
わたしは、気がついていなかったから、
すごくたのしかったです。
ゴフスタインとゾロトウの、言葉の間で、
しゃがんで耳をすませているみたい・・なんて、
littleblueさんのところにも、書いたっけ。
いつくしんでもらえる1冊が、
ことりから旅立って、とてもとてもうれしく思います。
けっこう読みあさることが出来たんです。
この本もそのなかの一冊。とっても好きでした。
ことり文庫で買われたなんて、羨ましいですね!
私のエントリでもリンクを貼ろうとしたんだけど、
表紙写真がなくて諦めました。(『画家』もです)
ここでまた会えて嬉しいな☆
素敵な本が、自分の大好きな場所にあったときのドキドキ感、高揚感は、特別なものがありますよね。
そんな素敵な出会いの瞬間・・・読んでいる私までなのでした。
ことりさんへ行くと、そこに来た方が
どんな本を買って帰ったか気になりませんか。
気になりますよね‥?
フラニーさんのお持ち帰りを知って、へえそんな本が
あったんだ!と思い、miyacoさんのを知ったときも
え、その本はどの棚に??と思い、はねうたさんのは
1冊しか写真では見えなかったので、何の本か
知りたくてたまりません(笑)。
『作家』の扉に、ゾロトウさんへの献じを見た時、
鳥肌がたような、気持ちを覚えました。
ホワイトデイのお返しがこの本とは、しいくん、さすが
こうめさんのだんなさんですね~。
うらやましいなあ、そういうカップル。
『うさぎさん~』の本と『にんじんケーキ』が
どうしても気になって、昼休みに図書館へ行ったら、
月に唯一の休館日がよりによって今日でした。
第3金曜だったのですね、今日って。
明日もう一度図書館へ行って、借りてきますね。
八ヶ岳えほん村。名前だけ聞いてもものすごーく
魅力的ですね。どんなところなんだろう、☆の観察とセットで
興味ありありです。
写真はものすごく情けないですね。撮った時点では、
ことり文庫さんにこの本の新品があるかもしれない、
ということに思い当たらず、これで我慢(?)しようと
思っていたのです。
この本、市内にはなくって、浦和図書館のもののようで、
でも、ほんとに今でも貸し出しだされてるの??って思って
いたのです。だって、貸し出しカードとそれを入れる袋が
まだ付いているんですよ。(バーコードも付いてたけど)
長い間「閉架」になってたのかもしれません。
ことりさんで、その話をこうめさんにしたら、
「図書館にゴフスタインを置いてあること自体おどろき」
と言ってました。
たぶんもうどこかで読んだと思いますが、
13日にことり文庫で「同窓会」があって。
そのとき、こももさんのことも話しましたよ。
みんな、こももさんちの赤ちゃんを心待ちにしています。
いつの日か、私がことりさんで熱心に本を見ていると
入口あたりで、赤ちゃんの声がして、
「あ、こももさん?」ってことにならないかなあと
今からどきどきしています。
ことり文庫から家に来る本が、みんな1冊1冊ドラマを
秘めているようで‥そんな想いをみなさんと分かち合えたら
なあと思っています。
ゴフスタインに関する素敵な記事だなぁ、って思いながら読ませていただきました。
”書く”とか”描く”は、尊い事だなと思います。ゴフスタインの表紙と同じ色の空、rucaさんの文章で感じる事ができます。
この「作家」という絵本は読んだ事ないです。
”作家は庭師”...この表現、是非、この絵本読んでみて感じてみたいですね。
パラフィンのカバーってね、私、大好きなんですよ。
よく古本屋とかに、貴重な本にパラフィン紙で包んであるのとか、
装丁が凝っていて、パラフィン紙のカバーしてある本とか....
パラフィン紙の質感、すごくすきです。
>霞がかかった空のようにも思えるし、大切なものを、
>だいじにしまっておくときの気持ちに近いようにも感じます。
本当にその通りだと、私も感じますよ。
シャーロット・ゾロトウに捧げられているのですね。
素敵、ますます読みたいです☆