先日、感動とともに読み終えた『よろこびの歌』の続編があると知り、
早速図書館で借りました。
よろこびの歌の時から数年たっていて、女子高生だった彼女たちは二十歳。
御木元玲と原千夏を中心にした「その後」が連作形式で語られています。
前作の「高校生」だった彼女たちには泣かされたのに、今回は、読み終わった後の
私の気持ちは、わりと冷めていました。
物語のできは決して悪くなく、最終章のミュージカルの場面やその前のオーディションの
ところなどはどんどんページも進んだのですが、それでも全体の印象としては
『よろこびの歌』の方が好きだなという感じ‥。
たぶんそれは、大学生の頃、ちょっと先の未来に不安を感じていた当時の自分の
気持ちが重なって、それを乗り越えろーと、彼女たちに言いたいような、なんか
もどかしい気持ちがぐるぐるしていたからなのではないかと、自己分析しています。
今風に(?)簡単に言ってしまえば「めんどくさい」気持ち、「めんどくさい」時期ですね。
高校生の頃には、言えたことも、20歳過ぎると言えなくなり、見えていたような気がする
すこし先の自分の姿も、うっすらとした煙に包まれ‥思い返してみると、大学生の頃の
自分は不自由で、ぴりぴりしていたのかも(たぶん外見からはそうな見えなかったと
思うけど)しれません。
自分の気持ちを離れてこの作品をみると、やっぱり歌詞にインスパイアされて
いるところがいいですねー。
(ハイロウズ、ブルーハーツ‥甲本ヒロトはさすがキヨシロウがステージで
「リスペクト」と言っただけのことはある人です)
そして、玲さんが歌い始めると、周りの空気が変わる‥と書いてあった御木元玲さんの
歌を聴いてみたいなあと思いました。
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