★★★★☆ 2020年/アメリカ 監督/エメラルド・フェネル
夜毎、男たちに復讐?私には自傷行為に見える。胸や局部を毎日触れさせるのだよ、シラフで。来る日も来る日も体目当ての男に己の体で警鐘を鳴らす。次のニーナを生み出さないために。緩やかな自殺行為のようだ。映像と音楽はとびきりポップ。そうじゃないと辛すぎる
キャシーは自身の心と体を犠牲にし、赦しを請う者には赦しを与える。キリストみたいだ。ラストに向けての怒涛の展開。現実はそう簡単じゃない。でも、その憤りを現実に持ち込むんだという叫びを聞いたよう。この脚本は魂削らないと書けない。完敗。