LiveInPeace☆9+25

「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

トランプ政権によるシリア空爆について(その5) 安倍首相は戦争を煽るな、支持・協力するな

2017-04-20 | 日々のニュース
 安倍首相は根拠も何もなく直ちに米のシリアへの攻撃を理解し支持すると表明しました。許し難いことです。北朝鮮に対しても戦争挑発に異常なほど前のめりになっています。中国と韓国が平和的手段による解決を主張している中で、安倍首相は一人トランプ大統領を後押し、カールビンソンの護衛に自衛艦を送り込み、対北朝鮮の戦争に反対するのではなく、「攻撃するなら事前協議で教えて」と呆れるような申し入れをしました。 戦争が . . . 本文を読む

トランプ政権によるシリア空爆について(その4)シリア和平協議に逆行

2017-04-20 | 日々のニュース
 第2に、シリア「内戦」はもともと、米欧諸国と湾岸王政、トルコなどが直接的な軍事力を行使したり、軍事要員や諜報要員を派兵し、世界中からのイスラム原理主義武装勢力をかき集め、アサド政権を打倒するための侵略戦争という性格を持っていました。ISを攻撃するかに見せて実はシリア内のはん政府勢力を援助しアサド打倒の侵略を続けてきたのです。シリアは国家崩壊寸前に陥りました。 ところが今年に入り、アレッポをシリア . . . 本文を読む

トランプ政権によるシリア空爆について(その3)「アサド政府化学兵器使用」の疑惑と謀略性

2017-04-20 | 日々のニュース
 「シリア軍による化学兵器使用」そのものが米の謀略である可能性が十分あり得ます。第1に、疑惑だらけ。化学兵器が使われたという4月4日以降、異様なテンポで事態が進んみました。まるであらかじめ仕組まれたかのようです。あまりにも早い世界中でのプロパガンダ、あまりに早い攻撃です。5日には政権内で軍事行動が決定され、あっという間にシリア軍機の出撃経路と基地を探り出し、さらに基地の中の攻撃目標を設定する作業が . . . 本文を読む

トランプ政権によるシリア空爆について(その2)攻撃の狙いは何か

2017-04-20 | 日々のニュース
 トランプ政権の狙いはまず第1に内政の行き詰まりを覆い隠すためのものです。今回の事態は、トランプ大統領が就任して初めての侵略行動です。トランプ政権の強硬策は相次いで行き詰まり、支持率も下落し始めていました。2度にわたる出国禁止令の司法による無効化、オバマケア代替法案の撤回などです。直近では根拠のない株価熱狂(トランプラリー)がピークアウトし始めていました。軍事的冒険主義で支持率挽回を図ろうとしたも . . . 本文を読む

トランプ政権によるシリア空爆について(その1)シリア空爆を糾弾する

2017-04-20 | 日々のニュース
 4月7日、トランプ大統領は「シリア軍が化学兵器を使った」「アサドは一線を越えた」と一方的に宣言し、米軍にシリア攻撃を命じました。米軍はシリア軍のシャイラト空軍基地に地中海の駆逐艦から59発のトマホークミサイルを打ち込み、基地の航空機、格納庫、燃料庫などに壊滅的損害を与えました。米軍がシリア政府軍攻撃をしたのはこれが初めてです。攻撃で多くのシリア人が殺されました。 シリア政府はこの攻撃を侵略だと強 . . . 本文を読む