2/12 13時半~ シアターコクーン
作 :三島由紀夫
演出: 蜷川幸雄
出演:東山紀之 生田斗真 木場勝己 大石継太 岡田正 平 幹二朗
蜷川さんの演出とのことで、開始前に舞台上をスタッフが右へ左へ・・・。
友達が先に一度見ているので聞けば、セットをつくるところからすべてみせるとか。
そうこうしているうちに、舞台の大きなセットが動き出し、それと同時に舞台後ろの搬入口までも開きました。
搬入口があいたからって、そこから何というわけではないけど、すべてを見せるという演出のようですね。
新納さんが出演されたガラスの仮面でも、役者さんたちの発声やアップなんかも見せてましたものね。
そうこうしているうちにセットが完成して、一度幕が閉じ、はじまりました。
久しぶりに見ごたえのある舞台を見た!というのが終わった時の感想!
内容は、本を読んでいないのですが、こんな感じ
サン・フォン伯爵夫人とシミアーヌ男爵夫人が、モントルイユ夫人の招かれ屋敷を訪ねて来る。夫人を待つ間、二人の間で交わされる会話は、夫人の娘ルネの夫・サド侯爵の犯罪と逃亡にまつわるスキャンダルについて。サドの悪徳に酔うサン・フォンと、幼馴染であるサドをかばうシミアーヌ。
夫人がの用事もまさにそのこと、サドの赦免を乞うため、二人の貴婦人が持つ人脈を駆使するよう依頼することだった。
夫人の願いを引き受けた二人が帰った後、娘ルネが現われる。さらには妹アンヌまでが現われ、サドの行方と、姉妹に対する衝撃的な事実を告げ、夫人を激昂させる。
サドが逮捕されてから六年が経った。ルネはこの歳月の中、夫の脱獄の手引きなど大胆な行動も起こしたが不首尾に。だがこの日、モントルイユ夫人の尽力により、エックス・アン・プロヴァンス高等法院からサドの赦免の知らせが届き、母娘は和解したかに見えた。
が、屋敷に立ち寄ったサン・フォン夫人が、自身の驚くべき悪徳の経験を告白すると共に、モントルイユ夫人がサドとルネの間を引き裂くべく巡らせた、さらなる「計略」を告発する。
一七九〇年、四月。サド侯爵が逮捕されてから十二年が経ち、パリはフランス革命のため、市民が熱く沸き立っている。
民衆に解放された議会は王の命令による逮捕を無効にし、サドの釈放も時間の問題になっていた。
王侯貴族を廃する世の流れを見越し、アンヌは夫と共にベニスへ亡命を計画。母モントルイユにも同行を勧めるが、「王のいる限りは」と断られる。
サン・フォンは娼婦に身をやつし、革命を叫ぶ暴徒と化した群集の中で圧死。
シミアーヌは尼僧となって世を捨て、神と共に生きている。
だが革命も、長年待ち望んだ夫サドの釈放にすら、ルネの心は向いていない。しかもあろうことか、シミアーヌに出家の相談をしていたという。
そこへ、メイドのシャルロットが「サド侯爵の帰還」を伝えるが…。ルネはどう決断したか・・・・
すべて屋敷での会話だけで繰り広げられるので、ずっと話を聞いている感じなのですが、本当に迫力満点!時々眠気も襲いつつ3時間半、みなさん会話しっぱなし。
これだけの台詞を良く覚えたわ・・・。というのが一番の感想。
そして斗真くんも東山さんも女装が綺麗!
スタジオライフ見慣れているので、木場さんのようなおじさんが女装してても違和感感じないのはそのせいなのね(笑)
そして、これジャニーズの方々も出演されているのですが、客席は結構年齢層が高くておじさまたちが凄く多かったですね。
なんだか、びっくり。
コクーンの会員の方々かしら。
本当に見ごたえのある、芝居らしい芝居でした。
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