昨晩突然休暇日程が判明した。結果、今日は突然の休み!~HAPPY~♪
さて何しようか?…突然なので頭が回転しない。…一日寝てようかな?…それは勿体無い。近所の散歩でもしようか?…でも車を放置できない…。と散々悩んだ挙句、今日は車を出して軽くドライブしながら何処かで食事しようと決定。それなら独りじゃ何だから優君も付き合って頂こうか(笑)
ってな軽いノリで11時に優君と合流したのはいいが、この時点で何処へ行くのか全くビジョンが浮かんでない所が決断力の甘さと言うか意志薄弱というか…。
一瞬「牛串」が頭を過ぎった。よし決めた!今日のランチは
中央自動車道の
談合坂SAに決定♪…だが愚生のワガママでイキナリ引っ張り出された優君はイイ迷惑だね(笑)(笑)(笑)
とは言え今日は日曜日。中央自動車道の混雑状況がいまひとつ読めないので、渋滞していたら
石川PAに留めようと思っていたが、調布インターから上がったら意外にもスイスイ流れているので一気に加速!
毎度感じるが、ベンツの高速安定性は大したものだ。速度を出してもブレないので恐怖感を覚えないのが逆に恐怖だったりする(笑)
おかげであっという間に談合坂SA到着。エリア内は渋滞こそないものの、さすが日曜日だな!と唸らせる混雑ぶり。今日はすんなりパーキング出来た。もう腹が減って吐きそうなので急いでフードコートに入る。
計り売りのデリカテッセンとベーカリーの他は、ホウトウ・そば・ラーメン・ハンバーガー等の屋台が軒を連ねていて、どこも結構賑わって順番待ちの盛況だった。ウチらは悩んで「味福」のラーメンセットを所望。
優君は野菜タップリのタンメンをオーダーしていた。隣の芝生は綺麗に見えるじゃないけど、ソレも美味そうだなぁ(ヨダレ)…。でも大抵こういう所のランチって味はたかが知れてるねぇ…と思ったらとんでもなかったね。結構マイウ~なのだ。好きな細麺にダシの利いたちょっと濃い目のスープ、鳴門に煮卵とオーソドックスな景色だが、普通の中華料理屋と何ら遜色ないシッカリとした味。そして餃子がめっちゃ美味い。これは追加オーダーすればよかったかも…。
という訳で、半分リニューアルを終えた談合坂SAならぬ「エクスパーサ談合坂」で、念願の初昼食ミッションを無事遂行(笑)…だが待てよ?…言っちゃあ何だが、ココって狭くないか?
部分開業で仕方ないかも知れないが、休日で次々と押し寄せるオーディエンスに対して、それを受け入れる座席の数が圧倒的に少ないのだ。
実際、食事のお盆を抱えて空いてる座席探しにウロたえる客を結構見かけたし、ウチらが食ってる最中でも、その席を狙う座席難民の熱いガン見に急かされるし(笑)…キャパは限られてるから限界があるんだろうけど、もうちょっと改善できないもんだろうか?…なんて事を感じたのだった。
その後シメにいつもの牛串を買って食ったが、食い終わった後に気づいたので画像ナシ(笑)
さて、談合坂SAでのお食事&ドライブ、これで今日のミッション全て完了。では帰ろう!…では勿体無いので、ちょっと羽を伸ばして、帰路は高速を降りてドライブしながら帰ろうと目論んだ。少し先の
大月インターで下り、反転して国道20号線を大月市街へ。ここで「場面行動」の血が騒いだ。
富士山をぐるっと回り、富士吉田から都留を抜けて大月を横切り更に北上する
国道139号線。この大月から松姫峠へ向かうルートはまだ未走なので、せっかくだから走ってみたくなったのだ。この界隈の国道以外の細かい道は散々MAPクルージングで土地勘みたいな物は頭にあるのだが、実際に走るのは今日が初めてなので、もうウキウキモードでテンションが上がる。大月市街の交差点を左折した所からいよいよ探検は始まった。
大月のランドマーク、岩殿山の懐に向かって国道はどんどん高度を上げて行く。こういう山里の集落を抜ける道の雰囲気ってかなり好物なのだ♪。まして初めて走る道だから新鮮味が全然違う。いやぁ~実に楽しいドライブだ。やがて集落の一角、賑岡公民館・上畑倉分館にさしかかる。前の広場に何やら祠とか水天宮、石像が並んでいるので、思わず足を止めて行楽の無事を祈った。こういう路上観察学的にオイシイ物件はマニアックに無視できないものだ(笑)
国道139号はどんどん山の奥に分け入って行く。一時期峠小僧だった僕としては超ウキウキの「走って楽しい道」は、これでもかって位のカーブ連続!しかもブラインドカーブばかりで危険なので、昼間からヘッドライト点灯の防衛運転となった。
しかしコレが本当に国道か?と思ってしまう程状況は変化に富んでいる。流れる景色は勿論、高低差やRのキツさ、幅員の増減…気を抜いて走れない面白さだ。一応全線舗装路だけど、人の手が入ってないためか、路面状態は比較的ラフだ。それにしてもこの深山幽谷の迫力はゴイスー!。萌え~な撮影スポットに差し掛かると思わず歓声を上げてしまう(笑)
すると突然視界が開けて巨大建造物が現れた。
深城ダムだ!
自分の頭の地図には無い物件でピンと来なかったが、これは2004年に完成した比較的新しいダムである事が分かった。ダム隣接の敷地は管理事務所棟とちょっとした広場と東屋、駐車場という構成だが、人影は全くナシ。ここまで来て思ったのだが、この国道(大月~松姫峠)って走ってる車を殆ど見かけない。てか「無い」と断言してもイイ位だ。日曜日でツーリングのバイクとやたらすれ違いはしたが、見かける車といったら地元生活者と思しき軽トラックを散見するばかりで、観光目当てのハイカーや車には全く出会っていない。
このダム管理敷地もいっそ「道の駅」化すれば活性化したりPRになったりで良いのではないか?…と思ったけど、こんなに人が居ないんじゃ仕方ないね(笑)
解説板によると、この辺一帯を「シオジの森 ふかしろ湖」と呼ぶのだそうだ。シオジ(塩地)とは、モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹の名前。山梨県森林文化の森の一つでこの地に原生する樹林帯の事だそうな。林野庁制定「水源の森100選」にも選ばれた。
ついでに深城ダムの事もちょっと書いておこう。
葛野川に2004年に完成した重力式コンクリートダムで、高さ87m、最長164mの結構大きいダム。洪水調節による水害防除、灌漑農業用水の確保、水性生物・浄化機能の保全、水道用水の確保などの目的で造られた。もっと詳しく知りたい方はウィキペディアでもググって下さい。
寄り道から戻って国道を更に登って行く。たまにバックミラーに後続車が映るとドキッとしてしまうほど交通量が少ない寂しさだ。
こんな道よく造ったなぁ…と関心してしまう程、ヘアピンカーブや一車線の狭い幅員部が続く。やがて標高1250mの
松姫峠(まつひめとうげ)に到着。結構長い道程だった。
一度はココに訪れてみたかったので、今日はそれが実現できてギザ嬉しス!!!しかしココは何も無い!(笑)。あるのは石碑と解説板、バス亭とトイレだけ。こんな山道をバスが通るのもクリビツだが、何も無いってのもクリビツだ。期待が大きい分落胆も大きい(笑)。でもさすが峠だけあって雄大な景色は素晴らしかった。遥か遠くに富士山が見えて、何か得した気分になる。
峠の茶屋の一軒でもあればまた趣が違ったのだろうけど、こんな寂れていてはやって行けないだろうな(笑)。ここで車は大月市から小菅村に入る。峠越えしたので、ここから先は殆ど下りルート。下りのヘアピンも結構キツい。車にはかなり酷だろうな…。今日通った松姫峠への道はいずれ旧道になるだろう。今建設中の峠越えのトンネル(長さ3km程)が2012年に完成して、松姫バイパスが下を通るからだ。そういう意味では今日の越路芸は貴重な体験だったのかも知れない。
やがて車は集落まで下りてきた。小菅村役場を中心とした、ちょっとした街中の雰囲気。大月からココまで信号機が全く無いってのは驚き桃の木信号機だね(笑)
国道139号に別れを告げ、左折して今度は
県道18号・上野原丹波山線に駒を進める。道を折れた瞬間、またまた萌え~なスポットに出くわした。
箭弓神社だ。深い山里にひっそり佇むその存在感に思わず途中下車して手を合わせた。行楽の無事とNCB(Namisuke Come Back)を祈願した。神社の脇に能の舞台みたいなものがある。これは調べた結果、小菅村伝承芸能の「獅子舞」(8月上旬)が奉納される舞台らしい。村では最も古い歴史を持つと言われているそうだ。
参拝を終えて県道をまたもや山奥に向かって進む。さっきの国道と少々違って‰の数値がグンと上がる急勾配だ。どうやらまたひと山越えるみたいだ。エンジン音を唸らせてグイグイ上がって、今度は急な下り坂のヘアピン。結構ヒヤヒヤのハンドル捌きだった。
車は小菅から丹波山の集落に到達。村役場を過ぎたT字路で県道18号は終わり。左右に伸びるのは国道411号線(青梅街道)だ。右は奥多摩湖方面、左は心霊スポットの花魁淵、柳沢峠を経て塩山に通じている。
ウチらは右折してスグの所にある最後の目的地「
道の駅 たばやま」に到着。
夕方5時近かったので、結構陽が傾きかけていた。
ここはお土産売店・農産物直売所、軽食喫茶、それに丹波山温泉のめこい湯を併設したドライブインで、特産品の収穫時期に合わせた季節イベントも開くらしい。収容110台のパーキングはほぼ満車状態だった。
売店で「現存する日本最古のワイナリーが贈る100%果汁・巨峰」という長ったらしい名前の天然ジュースとストラップを記念に買った。
時間も押し始めているので、道の駅を後に奥多摩湖方面へ急ぐ。ここまで来るとさすがに交通量は上がるが順調に流れている。車窓は既に真っ暗だ。街中に出て、今度は急がば回れの発想で
圏央道に乗る。
いつもの
狭山PAでトイレ休憩。立ち寄る時間帯は通常より早いためか、客の多さにちょっとビックリ(笑)
毎度のアドマイヤコーヒーを買って家路を急ぐ。圏央道の鶴ヶ島JCTから関越自動車道に接続。時間的に渋滞が予想されたが、思いのほかスイスイ流れているので一安心。いやいや、今日は全く渋滞に出くわさなかったので、余計なストレスを溜めなくて助かった。しかしここから10km先で渋滞が発生というカーナビの警告で、終点まで乗るのは危険と判断。優君の提案で、
パサール三芳(三芳PA)にあるスマートICで下りてみる事にした。っとその前にせっかくPAに寄ったんだから、ここで夕飯でも買っていこう。
前回来た時の部分内装工事は完了してすっかり垢抜けていた。崎陽軒の出店でシウマイ弁当と、ココに来たら外せない「津南高原トマトジュース」を買って、ついでに亀屋のプリティ店員をガン見して撤収。
スマートICを初めて利用したが、ちゃんと出れてホッとする(笑)
下の川越街道は、これまた大した渋滞もなく順調に移動できたのは有難かった。あのまま関越乗りっぱなしだったらきっと渋滞にハマっていた事だろう。
午後8時頃、優君と解散となったが、解散した途端、帰り道が渋滞しやがった(笑)
今日のゲリラ行楽は、日帰りドライブの新ルートを実走確認できたので大変有意義だった。振り回されてくれた優君、有難う&お疲れ様でした。
帰宅してシウマイ弁当を頂く。陶器の醤油入れを期待したがダメだった(笑)
美味いのはいいんだが、食う前にレンジでチンすれば良かった(笑)